最後から二番目の恋 #07 2014.06.17

様化していることから、麻薬取締部は国内外の捜査機関と連携して、取締りを強化する方針です。
(和平)あいつの病気のことなんですけど。
あのう。
(典子)お兄ちゃん。
(和平)気持ち…。
いや…。
(典子)その話は。
(和平)何?
(万理子)真ちゃんしていません。
(千明)もうあれですよね。
全部こう話すしかないですよね。
お願いします。
(和平)参ったな。
お願いします。
(和平)あのう。
すいません。
こういうことはあのう本人のいないところで話すべきではないというか。
本人の口からきちんと話させますので。
すいません。
そうですか。
はい。
(典子)私が言おっか?お兄ちゃんが言いにくいなら。
言いにくいとか言いやすいとかっていう問題じゃないだろう。
お前こういうことはな本人の口からきちんと話すべきことなんだよ。
そんなこと言ったってしょうがないじゃない。
千明だってこんな寸止めみたいなことされたら気になってしょうがないでしょ。
そりゃお前…。
じゃあ私が話すよ。
あのね…。
いや。
ちょっちょっ。
待て。
駄目です。
典姉が話すとがさつで大ざっぱな説明になって繊細な部分が伝わらない。
(えりな)私もそう思う。
(典子)じゃあどうすんのよ?やっぱりお兄ちゃんが話す?うん。
やっぱり大丈夫です。
ねっ。
何か無理するようなことじゃないしね。
じゃあ私仕事あるんで今日は。
また来るね。
分かりました。
分かりました。
話します。
いい…。
いいです。
いやいや。
どうぞ座ってください。
話します。
ああはい。
弟が。
真平が11歳のときに脳に腫瘍が見つかりました。
すぐに手術をしたんですが完全に切除することはできませんでした。
ですから再発の可能性は常にあります。
その可能性は高いとも言われています。
再発?ええ。
もちろん100%ということはないですし再発しない可能性もあります。
ただ再発した場合助かる可能性は低いんだそうです。
中学にあいつが入るときに私がそのことを本人に話しました。
それ以来あいつはいつそうなってもいいように生きてます。
例えば高校を卒業するときに同級生が競うように運転免許証を取りに行ってるときもあいつは取りに行こうとしませんでした。
運転中に何かあったら自分以外の人を巻き込んでしまうからって。
あいつはがきのころから乗り物が好きでしたから免許は欲しかったと思います。
他にも色々あるんですが。
あいつの何ていうか生き方というかすることは全てそのことを前提にしてるところがあります。
こんな言い方は嫌ですけどいつ自分がいなくなってもいいように。
人に迷惑が掛からないようにしよう。
残された自分の時間の中でできるだけ多くの人を幸せにしたいって考えてるんです。
だから天使なんだ。
ハハッ。
まあ家族としてはもっと普通に生きてほしい。
みんなとおんなじように生きてほしいって思います。
でも真平が自分で出した答えというか生き方です。
ですから尊重してやりたいって思うんです。
ハハハ。
女性に対してもそうなんです。
誰ともちゃんと付き合おうとしなかった。
悲しい思いをさせてしまうからって。
だから自分も一人の人を好きにはならないってそう決めてるんです。
いや。
それが女性に対して本当の意味での幸せでないことはあいつも重々分かってると思います。
でも寂しい人を見るとほっておけなくなるんでしょうね。
あっいや。
いやいやいや。
すいません。
いえいえ。
いいんです。
すいません。
そういう意味じゃなくて。
ホントにすいません。
はい。
はい。
でもそんなあいつがあなたに恋をしたって言いました。
初めて。
初めてなんです。
ホントにうれしかった。
いや。
ホントに。
ホントにうれしかったんです。
こんな話をしてあれですけど。
あいつのそばにいてやってください。
何で私なんでしょうね?それは本人に聞いてください。
ああそっか。
そうですね。
あっ何だ。
えっ?いやいやいやいや。
もうすぐに死んじゃうとかそういうのかと思いましたよ。
いや。
でもいつそうなるか。
うん。
分かりました。
真平君のことははい。
よく分かりました。
よろしくお願いします。
はい。
でもあれですよね。
そんなのみんな同じですよね?だって何が起こるかなんか分からないじゃないですか。
あなただってあした事故に遭うかもしれないし。
もうこう体が助からないような病気に侵されてるかもしれないし。
ぶすって誰かに道端で刺されるかもしれないし。
いや。
ちょっちょっ…。
ちょっと待ってください。
あのう。
何でこの例えが全部僕なんですかね?そういう話するとき普通自分…。
だってあれですよ。
あの例の。
お見合い親子のどっちかが恨みをこう買ってぶすって刺す可能性とかありますからね。
恨みを買うようなことはしていません。
してるじゃないですか。
してませんよ。
二股ですよね?二股じゃないですよ。
何言って…。
二股でしょ?二股じゃないですよ。
ちょっと待って。
何だよ?何?二股かけてる親子って。
えっ?万理子知ってた?おそらく親の方だと思われる人物には一度。
ですがまさか娘と二股とは。
ちょっ。
ちょっと待てってば。
そういうことじゃないよ。
(典子)えりなは?
(えりな)何にも聞いていません。
そりゃ聞いてないよ。
だって言ってないもん。
だって言うべきことじゃないもん言うようなことじゃないもん。
何かすいません。
「何かすいません」って…。
しゃべっちゃいましたね。
あなた悪意があるでしょ。
ないですないです。
(典子)ちょっと何?それ。
偉そうに人に説教ばっかしてたくせに何やってんの?変態。
「変態」!?
(万理子)自分が分からないものを全て変態と言うのもいかがなものかと思いますが。
そうだよ。
お前なだいたいな兄に向かって「変態」とは何だ。
娘の前で。
(典子)じゃノーマルだって言えんの?ノーマルだよ。
(典子)ねえ?えりな。
(えりな)変態かどうかは知らないけど最低だとは思う。
「最低」ってお前…。
(万理子)あっ。
何だよ?
(万理子)ああ…。

(ドアの開く音)・
(真平)ただいま!
(真平)どうしたの?帰ってくるならもっと早く帰ってこい!そうだよ真平。
心配するじゃん。
えっ?ごめん。
フフフ。
おかえり。
ただいま。
(真平)でもよかった。
兄貴が話してくれて。
ああそうなんだ。
(真平)だってやじゃん。
何かさ「千明実は俺…」みたいなの?「実は俺…」みたいなのね。
うん。
でもお兄さんちょっと困ってたよ。
ああ。
そっか。
うん。
あっ。
後で謝っとく。
そうだね。
うん。
うん。
じゃあまああのう。
よろしくお願いします。
えっ?あのう。
恋人ってことで。
ああ。
うん。
恋人ってことで。
あのさ。
うん?さっき真平君じゃなくて真平って言ったよね?アハハハ。
あっ。
何かちょっとどさくさに紛れて呼んでみました。
いいよね?あれ。
あっ嘘?うん。
じゃあ真平ってことで。
うん。
真平ってことで。
真平。
真平。
あっ。
でさでさ。
ちょっと座って座って。
何?何?あのねうーん。
どうしたらいいかな?何が?俺初めてだからさ恋愛関係っていうの?よく分かんなくて。
ああそっか。
うん。
そっかそっか。
うん。
どうすればいいんだ?
(真平・千明)うん?あれ?どうすればいいんだっけ?うん?うん。
何か私も結構忘れちゃってるかも。
ああ!アハハ。
じゃあ。
じゃああのう初めてと忘れちゃったで意外と新鮮かもね。
そうだね。
そうだよ。
うん。
じゃあ頑張ろう。
おう。
頑張ろう。
うん。
頑張ろう。
って何を?うん?あっそっか。
頑張ろうっていうのも変か。
そうだね。
うん。
じゃあ何だ?何?何?何何?いや。
取りあえず時間がないから仕事行ってくる。
大変だね休みなのに。
そうなのそうなの。
じゃあねいってきます。
いってらっしゃい。
気を付けてね。
はい。
いってきます。
バイバイ。

(知美)おはようございます。
おはようございます。
(知美)課長。
おはようございます。
あっ。
大橋さん。
ど…どうしたの?
(知美)「どうしたの?」って。
市長が急にVIPを連れて鎌倉を案内しなくちゃならなくなって至急みんな集合って。
えっ?だから携帯ずっと鳴らしてたんですけど出なかったので来てみました。
うわごめん。
携帯ずっと部屋だ。
朝からあんなことあると思わないから。
(知美)はっ?いやいや何でもない。
あのう。
すぐ着替えてくるからちょっと待ってちょっと待って。
(知美)はい。
大橋さん悪いんだけどさあのう極楽寺の駅で待っててくれる?改札のところで。
すぐ着替えてすぐ行くから。
何言ってんのよ寒いのにね。
いやいいから。
行って行って。
極楽寺…。
(典子)一緒にコーヒーでも飲む?ああ。
それが嫌なんだよ。
嫌なんだって。
(典子)えりなコーヒー入れて。

(えりな)はーい。
(知美)ありがとうございます。
(万理子)早くした方がいいのでは。
えっ?ああそうか。
お前余計なこと言うなよ。
何言ってんのよ。
痛えなこの野郎お前。
この野郎。
へえ。
ひょっとしてあなたがお兄ちゃんの?あっはい。
(典子)ああ。
へえー。
で何?あなたとあなたのお母さんと二股かけてるわけ?あの男は。
はい。
そうなんですよ。
へえ。
ホントにそうなんだ。
へえー。
お母さん幾つ?
(知美)53です。
はあ。
守備範囲広いなあいつは。
あの。
味方になってもらえませんか?いや。
味方って言われてもね。
お願いします。
(典子)いやぁ。
でもあれですね。
ひょっとしたらお二人のお姉さんになってしまうかもしれませんね。
はっ!?いや。
それは何だかね。
私はそれはそれで特に。

(えりな)あのう。
あっ。
よろしくねえりなちゃん。
(えりな)どうも。
あのう。
(知美)何?何でも言って。
アニメ声だって言われませんか?
(万理子)いい質問ですね。
言われたことはあるかな。
ア…アニメ好きなんだ?何が好き?私ね物まねとかできるよ。
やってみよっか?えっと何がいいかな。
(えりな)どちらかといえば嫌いです。
・できた!できた。
お待たせ。
(典子)早くない?そりゃだって急いでるっていうんだ。
急ぐに決まってるじゃないか。
あれ?物まねやんないの?今の流れじゃできませんよ。
物まね?
(典子)何かうまいらしいよ。
何か言われた?ごめんなさい…。
行きましょう行きましょう…。
いいからいいから…。
(舌打ち)何よ?別に何でもねえよ。
(知美)お邪魔しました。
挨拶なんかいいから先行っちゃって。
すぐ行くから。
だから何よ?何でもねえよ。
(典子)チャック開いてるよ。
お前は。
閉まってるじゃねえかこの野郎。
いいよ行くよ。
はいはい。
(典子)はあ。
信じらんないね。
負けてらんないわ。
(万理子)あのう。
何と戦ってるんでしょうか?
(典子)何って。
だから負けてらんないでしょ。
(万理子)答えになってないというか。
でもまあ頑張ってください。
(典子)うん。
でもあれだよね。
何かさちょっとさぶりっ子って感じしない?ねえ?
(えりな)うん。
洋服の合わせ方がいまいち。
(典子)あっ洋服の合わせ方。
そうだよねえりな。
ねえ。
しかし皆さん恋がお好きですね本当に。
恋。

(真平)あらためてただいま。

(典子)あっ。
おかえり。
(万理子)おかえりなさい。
あれ?兄貴は?
(典子)うん?出掛けた。
急な仕事だって。
(真平)ああそうなんだ。
あっ。
ちゃんと。
ちゃんと話してくれたよ。
お兄ちゃん。
お礼言わなきゃ駄目だよ。
(真平)うん。
あっ。
でもさあの親父ちょっとまたすごいのよ。
聞いて聞いて。
(真平)何かあったの?また。
(万理子)あっ。
典姉。
(典子)えっ?ちょっと待ってちょっと待って。
何?うん?こんなの来ました。
(典子)えっ何?ホテル!?えっ?どうしよう。
やだどうしよう。
一人で行ってください。
(典子)えっ…?何言ってんの?いやごめんね。
変な妹たちで。
でも来てくれて助かった。
ありがとう。
いえ。
あのう。
うん?私の声ってどう思いますか?いや。
普通だと思うけど。
私はあんまり好きじゃありません。
自分の声。
ああ。
(知美)顔も声もあんまり好きじゃないんです。
子供っぽくって。
何か嫌です。
ああそうなんだ。
意外でしたか?えっ?もう少し興味を持ってほしいです。
私に。
若い女の子とか部下とかそういうんじゃなくって。
私に興味を持ってほしいです。
(ハルカ)えー?何が引っ掛かるんですか?
(武田)ですからいつから恋人というかそういう関係になったのかが曖昧だということなんですよ。
(武田)そもそもいつ相手のことが好きになったのかが分かりづらいと思うんですよね。
(ハルカ)えーっ!?
(ハルカ)武田さん。
恋してないんですね。
えっ?
(ハルカ)そんなふうにいつ好きになったとかいつ付き合ってもいいと思ったとかそういうんじゃないじゃないですか。
(武田)すみません。
(ハルカ)女性なら分かると思うんですけどね。
ああ。
(三井)ねえ。
(ハルカ)ねっ?飯田さん。
(飯田)えっ?私?
(ハルカ)はい。
(三井)えっ?今通過しました?私たち通過?そんなことないですけど。
現役感がちょっと。
(三井)現役感。
で?どうなの?飯田は。
(飯田)ああはい。
あっそうですね…。
この2人は出会ったときからずっと好き同士だなって私は読んでました。
ええっ!?そうなの?
(ハルカ)えーっ!千明さん。
忘れちゃったんですか?恋愛。
いやいや。
そんなことないよ。
(せきばらい)これあのう。
まああくまでもまた雑談なんだけどね。
はい。
あの。
前に話したでしょ。
私のこう友達の話をさ。
45歳で35歳のボランティアを受けてるっていう?そうそうそうそう。
そのさ。
その友達がねそのボランティア君に何かこれからは君一人とちゃんと付き合いたいって言われたんだって。
それってどう思う?
(ハルカ)うーん。
ああはいはいはいはいはい。
絶対続かないですね。
(三井のせき)
(ハルカ)捨てられます。
ハハハ。
(ハルカ)ねえ?そうなんだ。
まあそうだよね。
(ハルカ)ねえ。
はい。
じゃあまあ雑談ここまでね。
仕事の話に戻りますけど。
まっほら単に分かりやすくする必要もないんだけどさせっかく書いた台本がねこう伝わらないんじゃもったいないでしょう。
だってこれここに5人の人間がいてよ。
そのうちの1人が分からないってことは世の中の20%が分からないってことでしょう。
(ハルカ)そっか。
ねえ。
それを切り捨てちゃいけないと思うんだよね。
たとえアニオタといえども武田といえどもね。
ねっ。
(武田)はい。
そうです。
そうだよ。
フフフ。
どうですか?先生。
(ハルカ)うん。
分かりました。
うん。
じゃあ頑張りましょう。
(ハルカ)はい。
うん。
はい。
あっ。
そういえば千明さん。
はいはい?そろそろやめませんか?何を?自分のネタを話すときに「私の友達が」っていうのは。
たいてい本人のことですよね。
ねっ。
(三井のせき)めんどくさいからやめましょ。
そういうの。
いやいやいやいや。
(ハルカ)ねえ。
みんなも思ってましたよね?友達の…。
いやいや。
友達の。
(ハルカ)あっ。
まだ書いてないんで消さないでください。
待って…。
(三井)あっちょっと千明さん。
(飯田)私が…。
バーボン。
ロックで。
(従業員)かしこまりました。
(広行)あっ。
あー。
最悪だよ。
(広行)お兄さん。
何がお兄さんですか。
(広行)和平さん。
何だもう。
うるさいなもう。
(広行)一緒に…。
いやいい。
来ないで来ないで。
いや来ないで来ないで。
来ないで来ないで。
(広行)いいから。
そう言わずに。
一人で飲みたい一人で飲みたい。
一人で飲みたい。
(広行)いらっしゃい。
何がいらっしゃいだ。
あの。
あの私はやっぱり必要なアイテムでしょうか?いいからいてよ。
だってホテルだよ?ホテルのレストランだよ?そのまま部屋にってことでしょそれって。
(万理子)だったら余計私はいらないんじゃないでしょうか。
(典子)いいの。
いて。
まだ迷ってんのよ。
1割くらいは。
(万理子)たったそんだけの迷いですか。
(典子)行くよ。
どうぞ。
(文也)典子さん。
(典子)あっ文也君。
(父親)初めまして。
文也の父です。
あっ。
ど…どうも。
(万理子)これが例のファンキーってやつですか。
(父親)息子から聞きました。
あなたには大変お世話になってるということで。
相談に乗っていただいてるそうで。
ありがとうございます。
(典子)ああ。
いえそんな。
あなたに相談してからこいつ急にきちんと親子で話す努力をしてくれるようになりましてね。
それまではまあ何ていうかすねたというか「うるせえな!ほっといてくれ!」そういうのばっかりで。
なので感謝しております。
(文也)ありがとうございます。
あっいえ。
そんな。
いえいえ。
いやでもよかった。
よかったよかった。
ハハハ…!今日はせめてものお礼にということでお食事を。
あっ。
仕事でここに泊まっておりますもので。
お呼び立てしてすいません。
(典子)そんな。
何かすいません。
(広行)そのとおりだ。
うん。
和平君が怒るのは当然だよ。
典子の兄として怒るのはね。
どういう意味ですか?男としてはどうなの?えっ?だからさ男としてですよ。
まったく理解できないわけ?俺のこと。
そりゃまああれですよ…。
ああああ!そういう。
そういうさ間違ってるとかさ正しいとかそういうのはもうやめてくれよな。
間違ってるなんてことは分かってんだからさ。
でもさあるだろ?あるでしょ?人間にはさ間違ってることだってあるでしょ?和平君にだってあるでしょ?
(父親)えっ?テレビのプロデューサーですか。
(典子)はい。
そうなんです。
(文也)『モテキパラダイス』作ったんだって。
えっ?えっ?あの『モテパラ』ですか?えっ。
ご…ご存じなんですか?
(父親)大ファンでした。
(典子)ああ。
(バイブレーターの音)
(文也)すいません。
もしもし?ちょっと待ってね。
お奇麗な方でびっくりしました。
(典子)ああ。
いえそんな。
いわゆる出会い系ですよね?
(典子)あっ。
(父親)あいつはそういうんじゃないよとか言っておりました。
(典子)はい。
(父親)でもあなたは違いますよね?えっ?息子は勘弁してもらえませんか。
いくら何でも年が違い過ぎる。
いえ。
そんなんじゃ…。
(父親)それにあいつには彼女もいます。
同じ年の。
えっ?
(父親)でも気持ちは分かるつもりです。
あなたの。
えっ?
(父親)私もおんなじような気持ちになることがあります。
802に泊まってます。
(典子)はあ?よろしかったらいかがですか?あっ。
何言ってんですか!ふざけないで!バカにすんな!失礼しました。
(広行)悪いことがさしたいんだよ。
悪いことがしたくてしたくてたまらないんだ。
こんな小さな枠の中でさ終わりたくないんだよ。
男として終わりたくないんだよ。
破滅してでもいい。
悪いことがしたいんだよ。
止められねえんだ。
その気持ち。
無理に。
無理に止めたらさ頭がおかしくなりそうなんだよ。
分かんない?ねえ。
君には分かんないか?男か?それでも。
うん?触るな!触るなアホ!小せえ。
つまんないやつだな。
もうホントに。
何なんだよ。
みんなして人のことを。
つまんないつまんないつまんないつまんないつまんないって。
悪かったねつまらない男で。
でもね日本中みんなね面白おかしく生きてたらねこの世の中どうなります?社会全体どうなります?俺はねこういうふうに生きてくるしかしかたがなかったんだよ。
もし俺がちゃらんぽらんに生きてたらあのうちどうなってました?ねっ?弟や妹たちはどうなってたと思います?分かる。
俺だってね意外にね面白おかしく生きていきたかったですよ。
そりゃ男ですよ俺だって。
だから頭ん中ではこういろんなこと考えますよ。
あんなこととかこんなこととかいろんなこと考えちゃいますよ。
何?でもねでもね。
それをあんたみたいに実行しないのはね私にはね理性と知性があるからだ。
分かったか!このじじい!分かった!よし。
いざキャバクラ行こう!つまんね。
何でそんな。
行きませんよそんなとこ。
(啓子)それでエンジェル君か。
うん。
そういうことだったんだね。
(啓子)でもあれだね。
うん?
(啓子)ホントに天使だね。
そうなんだよね。
ずっとそうやって生きてきたんだよね彼はね。
彼の前では絶対こうしんきくさい顔とかしたくないじゃん。
(啓子・祥子)うん。
でもさ何かそれを考えちゃうとさ。
考えちゃうとね何かその彼の何ていうの?気持ちっていうか。
どんな気持ちでこう今まで生きてきたのかなとか思うとさ何か…。
(啓子・祥子)もう。
フフフ。
ごめんごめん。
大丈夫大丈夫大丈夫。
うん。
ありがとう。
(祥子)大丈夫?大丈夫。
あっでも。
何で私なんだろうね?それが謎なんですよ。
とっても光栄だとは思うんだけどね。
(啓子)たぶん天使君はさ自分のことじゃなくて人のことばっかり考えて生きてきたわけでしょ?この人は何を望んでるんだろう。
何をしてほしいんだろう。
何がしてあげられるんだろうって。
うん。
うん。
千明にはそれがそんなにないんだよねきっと。
うっうん?ない?ないの?だってさ何だかんだ言ったってちゃんと一人で生きていける力持ってるもん。
まあ。
(啓子)だからさ彼は千明と一緒にいて力をもらえるんじゃないかな?与えるんじゃなくてさ。
何かあれだな。
(えりな)うん?えりなますますかわいくなってきたな。
いいじゃん。
(えりな)ありがとう。
でも私ね大人になってからすごい女になる気がする。
そうなの?
(えりな)うん。
28くらいで結婚しようと思ってるからさ。
結婚式には出てね。
必ず。
分かった。
ありがとう。
(啓子)その恋大丈夫?大丈夫だよ。
大丈夫なんだけど何ていうのかな。
こうほら。
ねっ。
期待してないところから始まっちゃったじゃない。
彼と私が。
そのうほら。
順番とか順序とかこう別にしちゃってこうね。
(祥子)ああ。
最初に付き合うわけじゃないのにしちゃったってことね。
そうなのよね。
そうなんだけどでもこう。
いざこうね一から恋愛しましょうってなったときに何かえっと。
あれ?みたいな。
えっ。
えっ。
(啓子)でもさいいんじゃない。
いろんな恋の形があるわけだからさ。
(祥子)そうだよ。
だって頑張って積み上げてそこで崩れるみたいなことがないわけでしょ。
そうそう。
うんうんうん。
うんうんうん。
(啓子)だってさいい感じだったわけでしょ。
何それ?あれ?まあまあね。
でもほらね。
向こうがどう思ってるかなんか分かんないじゃん。
だから。
(祥子)何よ。
分かるじゃんそんなこと。
(啓子)そうそうそう。
何ていうのかな。
こう。
肌が合うっていう言葉があるじゃない。
でもさそれってすごく大事なことだよ。
(祥子)よく考えると肌が合うってものすごいいやらしい言葉だよね。
(啓子)そうだね。
肌だもんね。
ちょっと話ずれてっちゃってるけど。
で聞いて聞いて。
(祥子)はい。
私はどうしたらいいんでしょうかね?そこは突き放すのね。
そっか。
まあ頑張るしかないのか?ねっ。
そうだね。
ねっ。
分かった。
じゃあ頑張る。
乾杯。
(啓子・祥子)乾杯。
乾杯。
頑張る頑張る。
(女性たち)いらっしゃいませ!
(広行)いらっしゃいました!ねえねえみんな。
この人さキャバ初心者だからもう愛をぐびぐび注いじゃって。
いらないいらないいらないいらないいらない。
大丈夫大丈夫大丈夫。
ありがと。
・あれ?クラちゃんじゃないか?クラちゃん。
一条さん。
何やってんですか?
(一条)うん?どうしたい?いや。
「どうしたい?」じゃなくて。
大丈夫なんですか?
(一条)ああ。
女房はねただ今旅行中。
ハハハ。
そうですか。
じゃあ大丈夫だ。
(一条)何だい。
クラちゃんこそ美人の親子両方とも付き合ってるぐらいじゃ足りないのかい?いやいや。
別に。
全然違いますよ。
(一条)スケベ。
(女性)嫌!スケベって自分がスケベじゃないですか。
(広行)スケベって何の話だ?いや。
スケベは。
別に何でもありませんよ。
(一条)この子はね渡さないよ。
結構ですよ。
どうぞどうぞ。
ゆっくりしてください。
何の話だって聞いてんだよ!だから別に何でもないですって。
そんなもう!
(一条)というわけだ。
どうだい?こんな感じで。
クラちゃん。
(広行)ふーん。
みんな今のどう思う?
(女性たち)何か最低。
優柔不断?だよね。
はっきりするべきだよね。
(女性)男らしくない。
(広行)男らしくなーい。
俺はね和平君。
はい。
(広行)認めないよ。
何がですか?何をビビってんだよ!えっ!ふざけんな!何がだよ!何をカッコつけてんだよ!男か!それでも男か!どこ触ってんだよ!男ですよ!男だって色々いるんだよ。
みんなねあんたみたいな男ばっかりとは限らないんだよ!
(広行)そんなんじゃなキャバクラへ行く資格なんかない。
帰れ!あんたが無理やり連れてきたんだろうが。
帰りますよじゃあ。
駄目だ!帰るな!何だもう。
訳分かんねえな。
もうホントに。
何でだよ!何で求めてもいないでさえっ?恋するチャンスを棒に振るようなこんな。
こんなつまんない男に2人もいてさ何で俺はこんな店でこんなブスで我慢しなきゃいけないんだよ!?
(女性たち)何それ!ちょっとふざけないでよ!じじい!
(広行)じじいって言うな!おい!和平。
俺は認めないぞ。
何なんですか?もう。
(広行)頑張れよな。
頑張れ。
痛っ。
痛てて。
(広行)恋すりゃいいじゃねえか。
頑張って。
俺の分まで俺の。
(広行の泣き声)泣くことはないでしょう。
別に泣くことは。

(・『ChooChooTRAIN』)
(一条)あっ!それ俺。
(女性)イッチー歌おう。
(一条)それ俺。
EXILEかよ。
(広行)うう!?回ってるよ一条さん。
最悪だよもう。
広行さんしっかり。
(広行)気持ち悪い!駄目だ。
気持ち悪い?駄目駄目。
鎌倉の街汚さないで。
これにして。
この中にして。
中に。
どうしたんですか?
(広行)まだ出る。
ああどうも。
酔っぱらっちゃって。
(広行)誰!あの人。
初めて見ましたよ。
典子とのことがあるからだと思いますけど。
あーそっか。
かばん。
こっそり枕元に置いときました。
あしたの朝臭いで起きるんじゃないですか。
ご苦労さまでした。
何かもう酔いさめちゃいましたよ。
もう。
あっ。
飲み直しますか?えっ?いいですよ。
私全然付き合っても。
えっ?ホントですか?飲み直したいなら飲み直した方がいいですよ。
心の健康のためには。
体の健康のためにはよくないかもしんないけど。
確かに。
じゃあ付き合ってください。
はい。
じゃあ行きましょう。
行きましょう。
フフフ。
ハハハ。
それは災難でしたね。
災難っていうか。
ハハハ。
ちょっと笑い過ぎですよ。
すいません。
すいません。
いやぁ。
でもそのう言ってること私もちょっと分かるような気がしますけどね。
広行さんのですか?ううん。
キャバクラの女の子たちの。
うん?どういうことですか?だって。
何ていうの。
優柔不断っていうかうん。
男らしくない。
全然男らしくないんですよ。
ちょっといいです?ちょっといいですかね?何ですか?何なんですかね?その男らしくないっていうのは。
はあ?私はねその男らしいという言葉にはなはだ疑問があるわけですよ。
はあ。
女らしいという言葉と男らしいという言葉。
このね2つにはねこれかなり。
かなりの不公平さがあるんですよ。
いいですか?何つったらいいのかな。
あのね子供のころから男の方が重いものを背負わされてるっていうかな。
はあー!?いやいや。
考えてくださいよ。
子供のころ。
ねっ。
はい。
はい。
例えば母親がですよ娘を連れてきて周りの人に「もうねこの子困っちゃうんですよ女らしくなくて」って言ったとするじゃないですか。
そうすると周りの人間はね「いいじゃないですか。
活発なお子さんで」とか「いいじゃないですか。
おてんばさんで」っていう肯定するフォローの言葉がどんどんどんどん出てくるわけですよ。
ところがねあんまり言わないですけど母親が自分の息子を連れてきて「この子ね男らしくなくて」って言ったとするじゃないですか。
そうすると周りの人間は一瞬ね。
…って考えちゃうんですよ。
そのうなかなか肯定する言葉というかフォローする言葉が見つからない。
出てこないんですよ。
ねっ。
今の時代だったら下手すりゃ「ちょっとこっち系ですか」みたいなことまで言われちゃうわけですよ。
子供だってね。
子供だって災難ですよ。
そんなのは。
大人になってからだってそうですよ。
女らしくなくたってすてきな女性ってたくさんいる。
まあね。
でもね男らしくないって言われたらこれ完全に否定。
もう完璧な否定ですよ。
男らしくなくてすてきな男性って見たことあります?います?見たことあります?いないでしょ?私はそう言われてるんですよ。
男らしくないって。
そう言われたらねこっちだってね「悪かったですね。
男らしくなくて」って開き直るしか他に手段がないんですよ。
そう言われる男の気持ちなんてあなたに分からないでしょう。
まったく分からないはずだよ。
あなたに。
すっきりしました?はい?すっきりしましたか?ええまあ。
何となく。
ならよかったです。
フフッ。
すいません。
何かちょっと。
むきになっちゃって。
大丈夫です。
ハハハ。
ああ。
何ですか。
いやいやいやいや。
今ねそのうせっかく向こうに好意を持ってもらってるんだから頑張ればいいじゃないですかって言おうと思ったんですけど。
でもまあ恋愛って頑張ってするもんじゃないですよね。
そうですね。
うん。
しかも私たちみたいにこう何ていうんですかね。
恋愛抜きの暮らしを結構長くしてきてしまったわけじゃないですか。
そこにね恋愛を持ち込むっていうのはものすごいエネルギーとかパワーが必要なわけですよ。
そうです。
うん。
で…。
でも私はちょっとだけ頑張ってみようかな…。
頑張るっていうか私ね真平君のことをちゃんと見てなかったような気がするんですよ今まで。
鎌倉でカフェなんかやってるカッコイイけどちょっと不思議な男の子みたいな。
年下のね。
分かります?分かります分かります。
でもちゃんと真平君のことを知ってみようかと思うんですよ。
本物の恋になるかどうかっていうのはその後に考えることなのかなっていうか。
うん。
まあもちろんね私のことも相手に知ってもらいたいわけなんですけど。
なるほどね。
うん。
そのお見合い母とお見合い娘のことちゃんと知ってます?その言い方ちょっとあれですけど。
そう言われればよく知らないですよね。
うん。
ちゃんと知ってからでいいんじゃないんですか?結論を出すのは。
うん。
その大橋さんのね娘さんからもおんなじようなこと言われたんですよ。
もっと私に興味を持ってくださいって。
おおー。
ホホホ。
(典子)悔しいよ。
情けないよ。
もう分かったから。
分かったから。
泣かないで。
ねっ。
フフフ。
フフフ。
ちょっと。
何がおかしいのよ?笑うんだよ。
こういうときは笑うの。
笑い話にすんの。
(典子)えっ?そうしないと心に傷が残るでしょ。
だってよく考えてみ。
その状況。
かなりおかしいですけど。
確かに。
でしょう。
父親出てきて802って。
だって。
(典子)ハハハ!やだもう。
あんたいそいそおしゃれして行ったんでしょう?だって。
(典子)やだもう!ねえ。
ほら。
万理子ちゃんも笑うの。
(万理子)笑ってるんですこれ。
笑ってない笑ってない。
笑ったことある?
(万理子)ありますよ。
声とか出して。
(万理子)声…。
出して笑ったことないでしょ。
(万理子)声は出したことが。
やめてください!ちょっと待ってください!・
(笑い声)また笑ってるよ。
何なんだろうね?ありゃいったい。
(真平)遅かったね。
うわ!?びっくりした。
おおー。
何だ。
まだ起きてたのか。
うん。
びっくりした。
礼をさ言おうと思ってさ。
よせよ。
いや。
ありがとう。
でもってごめんね。
ホントだよ!なあ真平。
うん?俺は50だ。
うん。
しんどいぞ50は。
色々と。
うん。
お前もそれを味わえ。
50になって。
そのしんどさを味わわないなんて俺は絶対に許さねえぞ。
うん。
分かった。
よろしい。
何かさ。
うん?生きる気がしたよ俺。
もっと長く。
そうか。
うん。
恋したからかな?ハハハ…!ハハハ…!本当かよおい。
いや。
分かんないけどね。
(知美)うれしいです。
誘ってもらえて。
ああ。
(知美)電話もうれしかったです。
ハハッ。
あっ!あれおいしそう。
何これ?ああ。
こんにちは。
(店員)いらっしゃいませ。
(知美)湘南ドッグですよ。
知りませんか?知らない。
へえー。
食べませんか?嫌ですか?訳分かんないの。
いや。
訳分かんない。
訳分かんないとか失礼だよ。
頂きます頂きます。
2つ下さい。
(知美)やった。
(店員)はい。
700円になります。
はい。
ちくわが入ってんだね。
(店員)そうなんですよ。
はい。
お嬢さん。
(知美)ありがとうございます。
すいません。
じゃお願いします。
(店員)はい。
じゃあお父さん。
あっ。
すいません。
あっ。
ヘヘヘ。
千明。
ヘヘヘ。
何かちょっと真平風にしてみました。
痛いか?痛いね。
やっぱりね。
どうしよう?私。
やっぱ着替えてくるかな?似合ってるよ。
最高。
またまた。
(真平)最高だって!えっ?ホント?ちょっと待って。
恥ずかしいからやめて。
何言ってんの!えっ!?嘘!まっいっか!じゃあ。
(真平)うん。
2014/06/17(火) 14:57〜15:53
関西テレビ1
最後から二番目の恋 #07[再][字]

真平の病気の真相を知った千明。二股親子から迫られる和平。恋愛抜きで暮らしてきた男女が各々の恋に踏み出していく。果たしてその恋の先に待っているものとは!

詳細情報
番組内容
 長倉和平(中井貴一)は、吉野千明(小泉今日子)が真平(坂口憲二)から病気のことを聞いていると勘違いして千明に話してしまった。
 そこで千明は、真平の“天使のような行動”は自分に残された時間は人に迷惑をかけないで、人を少しでも幸せにしたいと思っていたからだと知る。
 真実を聞いた千明だったが、「人はいつ何があるかわからないんだし・・・」と動じない様子。
番組内容2
逆に千明は話の流れで、典子(飯島直子)、万理子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)の前で和平のお見合い親子の件をうっかり話してしまった。軽蔑のまなざしを受ける和平。
 そんな時、真平が帰ってきた。和平がすべてを話してしまったことを知った真平は千明と本音で向き合うことに。
 一方和平にさらなる不運が。なんとお見合いの相手・大橋知美(佐津川愛美)がカフェ「ながくら」へやってきたのだ。
番組内容3
和平に鎌倉市長から緊急招集がかかったことを伝えるためだったのだが、和平にとっては最悪のタイミングが訪れてしまった。
出演者
小泉今日子 
中井貴一 
坂口憲二 
内田有紀 
渡辺真起子 
森口博子 
浅野和之 
飯島直子

ほか
原作・脚本
【脚本】
岡田惠和
監督・演出
【プロデュース】
若松央樹 
浅野澄美(FCC)

【演出】
谷村将樹
音楽
平沢敦士

【主題歌】
浜崎あゆみ『how beautiful you are』(avex trax)
制作
フジテレビドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz

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