(秋山杏子)ひどいと思います。
(山岡)でも売れ行きいいんだよ。
話が違うじゃないですか!三田村さんと私の共同執筆っていう話だったのに。
私の名前は脇に追いやられてるし原稿も勝手に直されてるし。
三田村社長の名前をぐんっと出したほうが売れると判断したんだよ。
そのほうがインパクトあるでしょう。
それとも何?君の名前で本が売れるとでも思うわけ?それは…。
構成取材のギャラはちゃんと振り込むから。
はい。
あっ印税は?印税は全額三田村さんにいくことになるよ。
何しろ著者だから。
はぁ?許せない!
(三田村幸雄)最高の宣伝だね。
(明智)そうですね本の売り上げランキングも上位にランクインしてますよ。
俺のグラビアも付けたほうが良かったかな。
社長のサイン会企画しましょうか。
おぉ〜いいね!はははっ。
(冴島真理)杏子先生大丈夫でしょうか。
えっ?だって自分の本を出すのがもともとの目的だったんでしょ?でもそれじゃ売れないって出版社が判断したんだろ。
べつに俺が横やり入れたわけじゃないからね。
でもがっかりしてるでしょうね。
資本主義がどういうものか教えてやったんだ。
感謝してほしいくらいだよははははっ!はははっ!・
(ドアの開閉音)何読んでんのよ。
(増山)いや勉強になるなぁと思って。
私の前で読まないでくれる?すいませんすいません。
はぁ〜。
まさか線とか引いてないでしょうね?引いてません。
はぁ〜。
はははっ。
(夏美)シャベル。
(由香)こんなこと書いてる。
(工藤)あっ!杏子先生。
あっどうも。
あれ?何何みんな読んでくれてんだ。
(工藤)けっこう面白いかも。
あぁそう。
(太田)俺本って久しぶりに読んだな。
(前川)かっこよく書き過ぎだろ。
あのさみんなあのネットにレビュー書いといてよ。
(佳織)5つ星つけちゃいますね。
ありがとう。
評判いいですよねえ。
はぁ〜。
えっ。
今更謝ったって遅いですから!謝るつもりなんかないですよ。
2人の共同執筆にするって約束したじゃないですか。
約束?契約書とか覚書でもあるんですか。
(回想)著者は私とあなた。
2人の名前ですよいいですね?いいですよ。
あぁ…指切り!指切り?指切りです指切り。
はぁ〜。
(2人)・指切りげんまん指切りでも契約は成立するはずです。
経営学の先生が指切りねぇ。
じゃあ裁判でもしますか。
私は人間性の問題として言ってるんですよ。
ビジネスで人間性なんて言葉を出す時点でもう敗北してる。
ひどい!ひどかろうが何だろうが社会とはそういうものです。
それが嫌ならずっと大学の中に籠もっていればいいじゃないですか。
うん。
よう!
(百合)杏子先生かわいそう。
しかたないんだよ。
三田村さん。
ん?どうして杏子先生にあんなひどいことするんですか?えっ?私にはしないのに。
何?何かしてほしいみたいだね。
無関心よりはいいかも。
ふっ変な子だな。
(明智)アメリカのアルファジーン社は今最も売り上げを伸ばして注目を集めているアパレル企業です。
このアルファジーンと提携関係を結ぶことでアメリカ進出の足掛かりにしたいと考えております。
既にアルファジーンとの間で非公式に協議を進めてほぼ同意に至ってる。
そこまで話が進んでいるとは。
どうして急ぐんですか?少子高齢化で人口が減少していく日本ではいずれビジネスに限界がくる。
グローバル化戦略は避けて通れない課題だ。
我が社も遅かれ早かれ世界に打ってでなきゃならない。
遅くなれば他の企業に先を越されるだけだ。
早すぎるなんてことはないだろう。
しかしですよそのアルファジーン社が提携先としてベストなのか…。
(明智)社長と私でアメリカ進出の機会を狙っていたところちょうど先方も日本での提携先を探してたんです。
アルファジーン社なら提携相手として不足はないと判断しました。
早速25日アルファジーンの副社長以下VIPが来日する。
その場で最終協議を行ない契約成立まで持ち込みたい。
(ざわめき)失礼します。
どうしたの?社長。
アルファジーン社からメールです。
何て?はい。
この契約を成立させる条件として社長にニューヨークに来てほしいと言ってきてます。
そりゃ行くよ視察は必要だから。
違うんです。
ニューヨークに新しく設立する合弁会社の社長として就任してほしいということです。
会社が軌道に乗るまで少なくとも5年は任期を務めてほしいそうです。
5年…。
(ざわめき)・ははっ無理でしょう社長がそんな。
小早川君。
君の意見は?
(小早川)社長がいなくなるなんて無理です。
いやだめです!社長自ら来て陣頭指揮を執ってほしい。
この申し出をのんでいただくことをこの提携を結ぶうえでの絶対条件として提示したいとメールには書いてあります。
…ったく何たくらんでんだよ。
向こうの社長はあくの強い人物で有名ですからね。
普通ならそんなの無理だって断るだろ。
でもそれだと冒険のできない平凡な会社だと宣言するようなもんだ。
まあしかたないじゃないですかそれは。
逆に行くと言ったら?社長がいなくてもこの会社は大丈夫だという安定感を示すことにはなる。
まあそれはそうでしょうけど。
あるいはこっちが手薄になった隙を突いて会社を乗っ取ろうとしてる気なのかもしれないな。
いやまさか。
どうするんですか?面白い。
行ってやろうじゃないの。
えっ。
いやそれは無理でしょう。
大丈夫だよだって大学んときだって大丈夫だったろ結局。
それと一緒にしないでください。
今回は5年間も行きっぱなしなんですよ。
今はインターネットで会議だってできるんだし対応は不可能じゃないよ。
いやちょっと待ってください私は無理だと思います。
決断は常に直感に従って大胆に。
それが俺のやり方だ。
これまでそれで失敗したことがあったか?ありましたよ。
ありました。
そうだっけ?問題が起こっても明智専務のフォローで何とかなったんじゃないですか。
いやそれもう…。
それで何とかなったんだったらいいじゃない。
今回だけは反対します絶対反対です。
アルファジーン社がそんな条件を出すなら提携は見送るしかありませんね。
絶対なんて言葉そんなに軽々しく言うな!言います絶対です。
今社長が5年間もいなくなったらこの会社は潰れます。
えっ?この会社は良くも悪くも社長のカリスマ性でもってるんです。
ご自分でもわかってるでしょう!その屋台骨が急になくなったらどうなりますか。
内部のたがは緩み外部にはナメてかかる人間も出てきます。
うちの会社はそんな情けない会社じゃない!それが現実なんです!社長がどうしても行くとおっしゃるなら私は辞表を提出します。
何言ってんだお前本気か!?
(明智)はい。
私も専務として社員を守る責任がありますから。
お前…。
いざとなったらこうやって裏切るやつだったか。
はい。
それが正しい判断なら。
はぁはぁ…。
あぁ…う〜ん!社長と専務があんなに言い合うなんて初めて。
(美咲)どうなるんでしょう。
(早苗)この会社大丈夫かな。
はぁ…。
(戸塚)社長ニューヨーク行き諦めたかな?
(安田)さすがに専務に辞めるとまで言われたら無理でしょ。
(サンディー)Hello!Repeatafterme.Uh−huh.
(サンディー英語)アイウォントトゥーゴートゥーニューヨーク。
IwanttogotoNewYork.アイウォントトゥーゴートゥーニューヨーク。
どうした?
(安田)あっいや…。
アイルックフォワードトゥーゴーイングトゥーニューヨーク。
(サンディー)IlookforwardtogoingtoNewYork.アイルックフォワードトゥーゴーイングトゥーニューヨーク。
(サンディー)Good.アイラブニューヨーク。
(サンディー)IloveNewYork.アイラブニューヨーク。
何かあったんですか?明智専務がすごいけんまくで。
(戸塚)社長が英会話のレッスンしてるんです。
(美咲)えっ英会話?
(安田)しかもすごく楽しそうに。
(早苗)何でまた…。
バーイ!
(サンディー)Byeseeyou.またね〜。
(明智)失礼します。
ちょちょ…何?社長はやっぱりアメリカに行くつもりなんですね。
私が辞めてもいいと思ってらっしゃるんですね。
誰がアメリカに行くなんて言った?だって英語のレッスンなんて。
だっ…その英語のレッスン受けるのとアメリカに行くの全然関係ないだろ。
じゃあ何のために。
グローバル化がうちの会社にとっては大きな課題だっていうのは変わりがないんだよ。
そのために英語勉強して何が悪いの。
それにいずれ英語をうちの会社の公用語にしようかななんて思ってるんだよね。
えっ?うん。
そんときに社長が全然しゃべれなかったらみっともないだろ。
どう?何か問題ある?君たちも一緒にレッスンしたら?楽しいよ〜はははっ!はははっ!はははっ!ははははっ!サンディー。
サンディー先生っていうんだ。
サンディー。
はははっ!サンディーだってははっ!
(工藤)あのさこの13シーンのとこなんだけどさ。
・
(ドアの開閉音)これでいい?
(前川)走るゾンビに対抗するには陸上選手しかいないからな。
うん。
(工藤)おぉ〜やる気になってんな。
私も前に進まないと。
・
(ドアの開閉音)ねえ大変。
何何何…どうしたの?
(夏美)映画の撮影が無理かもしれない。
(一同)えっ?
(夏美)どうしよう。
はぁ?英語のレッスン?何でまた。
アメリカ行きを反対された当てつけじゃないかなって。
本人は関係ないって言ってるんですけど。
やってることが子供っぽい。
(美紀)アメリカ行きを反対された仕返しを正面からじゃなくて相手が微妙にムカつく方法でやってるのよね。
ややこしい男。
ふぅ〜ふぅ〜。
(美紀)う〜ん。
どうかした?そういうちょっといやらしい食べ方ってどうしたらいいんだろうと思って。
べつに普通だけど。
あっそれでアメリカ行きってどんな話なんですか?ニューヨークの合弁会社の社長として5年間来てほしいって。
えっ5年も?社長は行きたがったけど明智専務に絶対反対行くなら会社辞めるって言われたんです。
そりゃ社長が5年も会社留守にするなんて普通無理ですよ。
ですよね。
あっ…。
無理とかできないとか言ったその瞬間が負けるときなんだ。
いやあの男がそう簡単に諦めるはずないですよ。
えっ?その英語のレッスンっていうのも何か怪しい。
子供っぽい当てつけに見せておいて実はちょっとずつ周りを慣れさせていろんなことを既成事実にしていく作戦ですよ。
ありえるかも。
よし!私が言ってやります。
えっ?言うって何を?アメリカ行きなんて潔く諦めろって話ですよ。
あっお願いね。
あの人が5年もいなくなるなんてそれはそれでつまらないものね。
(美紀)あっ出来た出来た。
うん。
は〜い。
ありがとう。
出来たて。
美紀さんほんと上手。
おいしい。
出来たてふふふっ。
何ですか?まだ本のことで文句あるんですか?あっすいませんビール下さい。
いいえ本のことについては私自分が甘かったって思ってます。
そうですか。
三田村さんってでもやっぱりすごいですよね。
えっ?冴島さんから聞きましたよ。
アメリカに5年も行くって。
いやいやまだ行くって決めたわけじゃ…。
反対されてるのは聞いてます。
でもまさか諦めたりしないですよね?えっ?無理って言った瞬間に負けだとかやりたいことは貫けって私に言ってくれてたじゃないですか。
私心の中では感謝してるんです。
あっそうなんですか。
うん。
あっ英語のレッスン受けてるっていうのも何か深〜い意図があるんじゃないですか?実はそうなんですよ。
あっやっぱり。
ちょっとずつ慣れさして下地を作っていこうかと。
へぇ〜そうなんだ。
そうそうそうそう。
でもよくわかりましたね。
そりゃこんだけつきあってたらあなたの考えそうなことぐらい大体予想がつくんですよ。
えっ?冗談じゃない。
あなたのその自分勝手な行動でどれだけ周りに迷惑がかかってるかわかってるんですか?そりゃあなたが自分を貫き突き進んできたことでこれまで成功してきたのは確かでしょう。
でもねそれで傷つく人がいるっていうことを考えたことがあるんですか?出た。
結局そういう話ですか。
それは周りが困ることもあるでしょうよ。
でも結果的にそれが会社のためになるんです。
ひいては社員のためにも。
だから僕は…。
それ!それですよ。
あなたはそうやってひとを丸め込んで巻き込んできたんです。
はぁ…。
たった今1つ重要なことがわかりました。
何がですか?確かにあなたの会社はブラック企業じゃないかもしれない。
そうですよ。
ブラックなのはあなた自身ですよ。
えっ?そうやって自分のその時々の思いつきや気持ちをまき散らしてひとを巻き込んで陰でみんながフォローしたり手伝ったりしてくれたりしてるのを当然だと思ってるんでしょ?まるで僕が思いつきだけで行動する自分勝手な愚か者だとでも言いたいみたいですね。
ええ言いたいです。
僕だって言うときには思いつきでも後からちゃんと考えてるんですよ。
それが正しいことかどうか。
だったら…。
考えたうえで行くべきだと思ったんです。
東京で成功したら次はニューヨークこの業界誰もがそう思うんですよ。
更にハードルは高くなりますよ。
ニューヨーク進出に失敗して尻尾巻いて帰ってくるやつなんてたくさんいるんですから。
だからこそそのハードルに挑戦してみたいんです。
自分を試したいんですよ。
結局自分勝手じゃないですか。
違う!自分のことだけじゃない。
もしそれがうまくいったら会社に大きな利益をもたらすことだってできるんです。
日本にいる社員にだって還元できることがたくさんあるんですよ。
そのチャンスがすぐそこにあるんだ!だから行ってみたいんです!あなたは正しいことを言ってると思います。
でもその正しさがひとを苦しめるんですよ。
三田村さんのことを今まで一番フォローしてたのは明智専務なんですよね?そんな人がこれだけ真剣に反対してるんですよ。
明智専務を失ってもいいんですか?潔く撤退するのもリーダーとして必要なことですよ。
確かに一理ありますね。
今回ばかりは僕が間違ってるのかも。
そういうときだってありますよ。
はぁ…。
えっほんとですか?どうやら諦める気になったみたいですよ。
良かったありがとうございます。
会社ではどんな様子ですか?普通に仕事してます。
ほんと人騒がせですよね。
これで平和な毎日が戻ってくれるといいんですけど。
はぁ…あぁ〜。
(LINE着信音)うん?「至急会いたい」?何だ?ねえねえ信じられる?この前までさこうだったのに。
うん。
(工藤)今日行ったらこれだよ?えっ?これで撮影中止?
(工藤)そうだよ。
でも撮影なんてどこだってできるだろ。
(前川)今回の映画はあそこをメーン舞台ってことでイメージしてたからさ。
そうなんだ。
(前川)中止にしようかって言ったらさ。
うん。
百合がキレて。
(工藤)じゃあもうL5M}だね。
(前川)無理だよ撮影諦めよう。
このゆとりども!何だよそれで俺にアドバイス求めにきたわけか。
どうしようもないなぁ。
いやアドバイスっていうか。
(工藤)俺たちは百合にだめ出しされてるようじゃだめだなってしみじみ思ってさ。
うん。
(前川)決心したんだ。
今回は諦めずに何とかしようって。
ふ〜ん。
(工藤)それで何かこうあんたにハッパかけてほしいなって思ってさ。
(前川)男同士飲んでテンション上げよう!ってまあそういう感じだよな。
ふ〜んなるほどね。
(工藤)いやあんたこの前言ってたじゃん。
俺たちには時間がたっぷりあるって。
時間だけはほら金持ちも貧乏人も平等だから。
時間金で買えないだろ。
でもそれ違うんだよ。
えっ?
(工藤)本で読んだんだけどさ時間って買えるんだよね。
うん。
(工藤)いやだってほら特急料金払って特急列車に乗るのは向こうに早く着くことで時間を買ってるでしょ。
ふ〜んそうなんだ。
(工藤)確かに俺たちは持ち時間多いかもしれない。
でもこのままだったらその持ち時間が金持ってるやつに買われるだけなんだよね。
う〜ん。
(前川)金のある人間が俺たちを安い賃金で働かせて時間を奪ってくんだよ。
(工藤)まあそれは今はしょうがないことかもしれないよ。
でも奪われたままでは終わらない。
今に見てろよ!って感じだよな。
(工藤)そうだよやってやろうぜ。
(前川)おぉ〜はははっ。
(工藤)はははっ。
(前川)いや〜やってやるしかないよな。
(工藤)そうだね。
ははははっ。
よ〜しじゃあとりあえず乾杯するか。
(工藤・前川)おう。
乾杯!
(工藤・前川)かんぱ〜い!
(工藤)あぁ〜うめぇ〜。
(前川)いや俺ね。
(工藤)おう。
(前川)「走るゾンビ!!」諦めないわ。
(工藤)俺も諦めないよ。
ちょっと起業を頑張るわ。
(前川)ほんと?
(工藤)うんいや何か今なら壁も怖くないからね。
(前川)ほんと?ウィーーン!
(ロボット掃除機の音)
(明智)向こうがあの条件にこだわるかぎり今回は残念ながら提携はなしということでいいですね?だな。
ほ〜ら来たよ。
(ジョーンズ)AhMr.Mitamura.Mr.JonesIt’sgoodtoseeyouagain.
(ジョーンズ)It’sgreattoseeyou,toowell.あっじゃあ案内しますどうぞ。
(ジョーンズ)Thankyou.Howwasthetrip?
(通訳)では提携の条件としては出資比率はトレスフィールズが50%アルファジーンが50%ということでよろしいですね?その点はそれで結構です。
(ジョーンズ)CouldyoubealeaderofthejointventureintheU.S.最後に一番重要なことについてお聞きします。
三田村社長にアメリカの合弁会社の社長に就任していただく件はいかがですか?
(明智)はいその件に関しては社長から。
社長がどうしても行くとおっしゃるなら私は辞表を提出します。
明智専務を失ってもいいんですか?喜んで参ります。
(通訳)I’dbehappy….
(明智)社長それは…。
(英語)
(明智)社長がアメリカに行くなら私は辞めさせていただくと申し上げたはずです。
失礼します。
待て!俺がお前の言葉を忘れるわけないだろ。
だったら…。
俺だっていろいろ考えたよ。
でもこれだけは言わしてもらう。
俺は相手の言いなりになってしかたなく行くんじゃない。
俺が本気で行きたい行くべきだって考えたんだ。
俺が行くことが社員みんなの幸せにつながるそう思ったんだ。
自分の意志で行くんだ。
しかし現実問題社長がいない間この会社は…。
俺の代わりになるリーダーがいれば何とかなるだろ。
(明智)そんな人間どこにいるんですか?いるだろ!どこに!?お前だよ。
明智専務俺がいない間の社長代行に命じる。
お前ならできる。
任せられる。
長年この会社のために一緒に苦労してきたお前ならブラック企業なんていわれない社員のために優しい会社を作れるだろ。
だから俺も向こうに行く決心がついたんだ。
この頼み聞いてもらえないか?頼む!そのかわり私のやり方でやらせていただきます。
もちろんだ。
わかりました。
日本のほうは私たちで何とかします。
手伝ってくれますね?はい。
思う存分向こうで暴れてきてください。
何年かかるかわからないけど必ず会社を軌道に乗せて帰ってくる。
楽しみにしてます。
ありがとう。
お世話になりました。
そう就職するんだ。
はいアパレル関係です。
僕自分が意外と接客に向いてることを発見しまして。
頑張ってね。
ブラック企業じゃないといいね。
あははっそうですね。
先生はここで頑張るんですよね?うんそのつもり。
リストラがあるなんてただのうわさですよ。
はい。
学部長!はいわかりました。
学部長が何か話あるって何だろ。
リストラなんてただのうわさですよ。
はははっ!何で何回も言うのよ!特に意味は…。
(学部長)秋山君。
この本読んだよ。
なかなか評判だね。
ありがとうございます。
話というのは来期から君を准教授に推薦しようと思うんだ。
はい…えっ准教授?へぇ〜准教授に。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
冴島さんには報告しておきたくて。
いいな〜みんな変化していくんだな。
みんなって?社長も結局アメリカ行くってことになって。
えっ?これから社内の調整が大変ですよ。
どういうことですか?私が話したときは確かに諦めモードでしたよ。
予測不可能な人ですから。
あの人にとって私って何だったんだろ?私は…それは考えないようにしようと思います。
ははっ。
あっでも三田村さんにはお礼言わなきゃ。
私が准教授になれるのってあの本のおかげなんで。
(正美)いいな〜ニューヨークか。
遊びにいくんじゃないんだから。
(絹代)ちょっとあんたもう住むとこ決めたの?まだだよこれから。
(正美)ねえねえウエスト・ヴィレッジ辺りがおしゃれらしいよ。
あぁいいね。
ねえここら辺にしたら?ねえねえちょっといいかな?
(正美)うん。
まさか2人してニューヨークに来るつもりじゃないよね。
行くに決まってんじゃん。
だから俺は仕事で行くんだって言ってるだろ!
(正美)お兄ちゃんは仕事してればいいよ。
私たちは遊んでるからさ。
はははっ!あのさねえねえ俺が向こうに行ってる間この部屋自由に使っていいから。
えっ?マジで?うん。
そのかわりニューヨークには来るないいな?えぇ〜!
(絹代)行くに決まってんじゃないほほほっ。
(工藤)泣けちゃうだろうね。
よっ!おはようございます。
おはよう。
(工藤)おぉ〜!ちょうどいいとこに来た。
何?ちょうどいいって。
(前川)「走るゾンビ!!」の撮影来月から再開するめどが立ったんだよ。
おぉ〜!良かったじゃん!健太が頑張ったんだよ。
廃屋で撮影しなくても映画になるストーリー展開を編み出したんだ。
ほぉ〜。
まあ徹夜しました。
(夏美)百合がキレたおかげかな?
(百合)へへへへっ。
頑張ってな!
(前川)いや何言ってんだよ。
あんたも参加すんだよ。
えっ俺も?
(太田)そりゃ部員全員参加でしょ。
新しい脚本ではマッドサイエンティストの役になってるから。
(夏美)どうかした?いや…。
俺その映画参加できないわ。
何で?実は俺アメリカ行くことになったんだよ。
(一同)えっ?
(工藤)えっアメリカ行くっていつ?来月から。
まあ5年は行くことになるかな。
(工藤)5年…。
ニューヨークで合弁会社作ることになってさ。
そこの社長に赴任するんだよ。
あっ来てたんですね。
ちょっと何し〜んとなってんの。
いやだって急に言われて…ねぇ。
頑張ってきてください。
私たちも頑張ります。
ああ。
そうだな。
頑張れよ。
頑張って。
頑張って。
(2人)頑張ってください。
(2人)頑張ってください。
ふっ。
ありがとう!そうだ送別会でもやる?
(工藤)そうっすね!やりましょ!送別会。
送別会か。
(夏美)よし。
(太田)亮介亮介。
(工藤)ありがと。
(夏美)みんな行き渡ったかな?
(工藤)あっじゃあ何かちょっと挨拶してよ。
えぇ〜いいよそんなの。
おいやれよ。
何か言ってあげてくださいよ。
あぁ〜もうしょうがないなじゃあひと言ねひと言。
大学か…。
今日キャンパス歩きながらいろいろ思ったんだけど。
みんな最初はさ何でこんないい年したおっさんが大学なんか来るんだろうって思ったろ?えっ?でも俺は本気で勉強がしたかったんだよ。
二十歳過ぎて会社を立ち上げてがむしゃらにやってきてまあ苦労した時期もあったけどやっと会社も軌道に乗って一息つくだけの余裕も出来た。
でももっともっと上を目指したかったんだよ。
上を目指すために経営の勉強を本気でしようと思ったんだ。
それまでにいろいろ経験してたからそう思ったんだろうけど。
周りからは反対されたよ。
でも思ったときが行動するときだ。
だから俺は大学に行く決心をした。
おかげでこうやってみんなとも出会えたわけだ。
あのときに大学に行く決断をした自分に今では感謝してる。
人生ってそういった決断の繰り返しなんじゃないのかな。
で俺にとっての次の大きな決断がニューヨークに行くことだ。
これは俺にとっても会社の未来にとっても必要なことだと思ってる。
ニューヨーク行ったらまずは自分が先頭に立って仕事をする。
そんなに甘くないからね。
ここへ来たときと同じように本気でやる。
だからみんなも自分だけの未来を本気で作ってほしい。
世の中にはさ自分の人生を生きてないような人ってたくさんいるよ。
ひとの成功に乗っかることばっかり考えてるやつとかひとの失敗をたたくことでしか満足感を得られないようなやつとか。
そういう人生しか送れないようなやつは哀れだ。
みんなはそうならないでほしい。
成功するなら自分でする。
失敗するのも自分でする。
自分の人生を生きる。
そういう人間になってくれ。
俺はそうする。
だから次へ行く。
ふふっ。
こうやってみんなと出会えてほんとにうれしかった。
みんなの顔をこう一つ一つ見てたら俺も頑張れるような気がしてくる。
ありがとう。
俺も頑張るからみんなも元気で頑張れよ。
ははははっ!ははっ!あっお礼言わなきゃ。
(三田村)
(ショーン)
(三田村)企業の経営者が赤字事業からの撤退の決断をなかなか下せないことが多いのですがそこにはサンクコストの錯誤という意思決定のバイアスが介在しているものと考えられます。
(明智)おかえりなさい。
おかえりなさい。
ただいま。
(明智)随分早いお帰りですね。
ふふっ1年で会社を軌道に乗っけてきたよ。
俺にかかればこんなもんだ。
さすがです。
ははははっ。
いい会社になったね。
ありがとうございます。
早速ですが今日新卒採用の最終面接がありますのでよろしくお願いします。
(明智)最終面接は15名です。
わかった。
じゃあいきなり英語で話しかけちゃったりなんかしよっかな。
ちょっと自分が上達したからって。
ふふふふっ。
ありがとうございました。
失礼します。
では次の方。
(明智)右側なんでしょうかね。
うん。
(百合)城東大学文学部岡島百合です。
(明智)どうぞお座りください。
失礼します。
ちょっとどういうこと?優秀なので残しただけです。
(明智)じゃあ面接を始めます。
社長どうぞ。
ではまずうちの会社を志望する理由を教えていただけますか。
はい。
それはアパレル業界の中で常に新しいことに挑戦する御社の経営方針に興味と共感を覚えて私の人生の時間を是非御社の中で働くことで有意義なものにしたいと思ったからです。
なるほど。
いやあの〜。
えっ?
(百合)というのはあれで。
あれ?そうじゃなくて本当は…。
お前たちにこのボールペン以上の価値があるか。
私にどんな価値があるか私に何ができるかそれを確かめたくてここに来ました。
変な子だな〜。
よく言われます。
あぁ〜。
面接お疲れさまでした。
他の予定は明日からにしましたので今日はゆっくりお休みください。
アメリカ行って冴島君の優秀さがほんとによくわかったよ。
どうも向こうの秘書は気が利かなくてさ〜。
セクハラもアウトでしょ。
セクハラなんかしたら即裁判だよ。
言っておきますけど明智社長代行になってからはこっちでも状況は同じですから。
じゃあちょっとずつ俺のスタイルに戻していこっかな〜。
杏子先生に言いつけますよ。
杏子先輩か。
准教授になってぶいぶいいわせてんの?杏子先生准教授昇進辞退したんですよ。
えっ?今日は経営戦略論についてお話…。
あれ?5年とか言ってませんでしたっけ?杏子先輩に会いたくて1年で帰ってきちゃいました。
それアメリカンジョークか何かの一種ですか?ははっその反抗的な態度は相変わらずだな。
三田村さんこそその憎まれ口相変わらずで。
お元気そうで何よりです。
ふふっどうも。
サークルのメンバーってどうしてます?亮介君と信也君は一緒にオムそばのチェーンを作るとか言って研究してるみたいですよ。
えっ!就職しないでじゃあ会社作るのか。
ねえどうよどうよ?
(由香)おいしいです。
一応就活もしてるみたいですよ。
まだどっちつかずなのかな。
もう1個食べてみてよ。
健太君は映画の制作会社でバイトしてます。
・カットカット!前川!何でこんなとこいんだよ!
(前川)あぁすいません!もう1回お願いしますすいません。
(前川)もう1回お願いしま〜す。
お前が言うな。
現場で修業していつか監督になるって言ってました。
・「陽だまりの道」・おい前川!はい。
今行きます。
夏美ちゃんは雑誌の読者モデルに応募して。
えっ合格したの?
(夏美)ちょっといいかな?あのね私こういう者なんだけど。
いえ。
落ちて読者モデルの事務所を作るとか言ってスカウトしてるみたいです。
ほんとに?いい?ど…どうしよ。
どう?どう?どう?みんなそれなりに頑張ってんだ。
そうですね。
でどうして辞退したんですか?准教授昇進。
私やっぱり上にいくのは自分の力じゃなきゃだめだと思うんです。
三田村さんと一緒に出したあの本はあなたの力で売れたようなものだから。
私ここで本気でやっていくつもりなんで。
そうですか。
あっそうだ。
向こうでいろいろ刺激的なことがあったんですけどそれ詳しく話しますから一緒に本にしません?あいにく本なら出すんです来週。
えっ?あっ!あの本でカットされたとこ全部書いてやりました。
これで名前を売って実力で准教授になるんです。
これ下さいサイン付きで。
買ってくれるならサインしてあげてもいいですよ。
私に印税が入るんですから。
ははははっ!ははははっ!何ですか?杏子先輩あなたこの本出せませんよ。
えっ?どうしてですか?実は僕ブラック・プレジデントという言葉を商標登録したんです。
えっ!ですから僕に対して売り上げの5%は支払っていただかないとこの本は出せませんよ。
ひどい。
これがビジネスというものですよ。
今度こそって思ったのに。
くっ…くくっ。
ははははっ!ははははっ!しょうがないな〜。
大丈夫ですよ。
本のタイトルは商標登録するのが難しいってこと知らないんですか?えっ?経営学の先生なのにそんなことも知らないなんて。
まだまだだな〜。
ははははっ!ははははっ!ははははっ!このブラック野郎!ちょ…。
三田村さんってほんと周り敵しかいないでしょ。
アメリカ行ったときにお友達とか出来ました?もうたくさん。
金髪美女に囲まれて大変でしたよ。
あぁそれはよろしかったですね。
先輩こそどうだったんですか?肉ばっかり食ってたんでしょ。
(ナレーション)
Thankyou!
詳しくは番組ホームページまで。
2014/06/17(火) 22:00〜22:54
関西テレビ1
[終]ブラック・プレジデント #11[字][デ]【成功も失敗も、自分でしろ!】
三田村社長が突然アメリカへ!?猛反対する専務の明智が辞表を叩きつけ、杏子は周囲を省みない身勝手な行動を責める!珍しく思い悩んだ三田村がたどりついた“決断”は…?
詳細情報
番組内容
言いたい放題の社長・三田村が大学に入学!現代ニッポンに物申す異色の痛快人間ドラマ!
【最終話】
杏子(黒木メイサ)が書いた三田村(沢村一樹)の暴露本がついに出版され、売れ行きは好調。だが、杏子は機嫌が悪い。三田村と出版社が、杏子と三田村の共著ではなく三田村が著者だということにしてしまったのだ。杏子は「許せない!」とかみつくが、三田村は「資本主義がどういうものか、勉強させてやった」と高笑い。
そんな
番組内容2
折、三田村の会社にアメリカの企業との提携話が持ち上がる。先方の条件は、ニューヨークに新設する合弁会社の社長として、三田村がアメリカに5年間赴任すること。三田村は乗り気だが、専務の明智(永井大)は5年も社長が不在では会社が潰れてしまうと猛反対。「行くと仰るのなら、私は辞表を提出します」と三田村に反発する。
三田村と明智が険悪なムードになり、困り果てる真理(国仲涼子)。杏子は「私が言ってやります」
番組内容3
と三田村を呼び出すと、三田村の自分勝手な行動が周囲を傷つけていると責め、「ブラックなのは、あなた自身です!」と糾弾する。反省し、アメリカ行きをあきらめたかのように思われた三田村だが…。
数日後、契約交渉の席で「喜んで参ります」と三田村はアメリカ赴任を承諾。「辞めさせていただくと申し上げたはず」と辞表を叩きつけ、会社を去ろうとする明智を「俺がお前の言葉を忘れるわけないだろ」と三田村は引き留め…。
出演者
沢村一樹
黒木メイサ
国仲涼子
門脇麦
永瀬匡
高田翔
高月彩良
・
壇蜜
澤部佑(ハライチ)
/
青木さやか
永井大
白川由美
ほか
スタッフ
【脚本】
尾崎将也
【音楽】
仲西匡
【主題歌】
コブクロ「陽だまりの道」(ワーナーミュージック・ジャパン)
【演出】
三宅喜重
【協力プロデューサー】
東城祐司(MMJ)
【プロデューサー】
安藤和久(関西テレビ)
山下有為(関西テレビ)
木曽貴美子(MMJ)
伊藤達哉(MMJ)
ご案内
【HP】
http://www.ktv.jp/black/
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【データ放送】
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【Twitter】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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