ろーかる直送便 えひめ 校歌の旅〜歌いつがれる心のふるさと〜 2014.06.18

光あふれる愛媛の「春」。
新1年生を迎える入学式。
期待に胸を膨らませながら耳を澄ますのが「校歌」です。
そして学校生活最後の日。
込み上げる涙をこらえ歌うのも「校歌」です。
90歳の卒業生。
幼い頃何度も歌った校歌はいつまでも心の中にあります。
今回小学校の校歌を訪ねて西条市出身のテノール歌手秋川雅史さんが旅に出ました。
旅先で出会う一つ一つの校歌には「子どもたちへの思い」そして「ふるさと愛媛のすばらしさ」が込められています。
「えひめ校歌の旅」。
皆さんも懐かしい校歌を口ずさみながらご一緒しませんか?西条市立大町小学校。
いや〜懐かしいな。
秋川さんが訪ねたのは6年間通った母校…秋川さん早速校歌にゆかりのあるものを見つけたようです。
空に向かってまっすぐに成長する…その姿から学校のシンボルとして大切にされてきました。
昭和41年に作られた校歌にも「石鎚山」や「加茂川」などとともに「大明竹の古い園若い竹の子すくすくと」と歌われています。
この作者の意図はね。
この日は秋川さんの後輩にあたるコーラス部の皆さんが校歌を歌って迎えてくれました。
訪ねたのは2月。
部員には間もなく学校を卒業する6年生もいます。
・「やさしい心めざしつつ共に磨こう大町校」・「大明竹の古い園若い竹の子すくすくと」すばらしいすばらしい。
皆さんこんにちは。
(児童たち)こんにちは。
先生どうもこんにちは。
こんにちは。
なるほど。
はい。
私は2番の…ああなるほどね。
子どもたちへの思いが込められた大町小学校校歌。
一緒に歌います。
いやすばらしい。
だからこの校歌これから卒業生もあと卒業式に1回しか歌える機会ないよね。
続いての舞台は雄大な宇和海を望む…この町で新しい校歌が生まれようとしています。
秋川さんが訪ねたのは…こんにちは。
(児童たち)こんにちは〜!おおすごい。
こんにちは。
周木小学校の…。
何人いる?246…。
11人。
11人いるの?違うよ10人ね。
今日は10人?いつも10人?
(児童たち)11人。
今日は1人お休みか。
三瓶町には周木二木生蔵貫三瓶と4つの小学校があります。
しかし子どもの数が減ったため三瓶小学校に統合となりそして新しい校歌が作られました。
あ〜どうも。
この日は東京から新しい校歌を作詞した宮中雲子さんと作曲した伊藤幹翁さんが来ていました。
完成したばかりの校歌を子どもたちに披露し練習に立ち会うためです。
三瓶町で生まれ育った宮中さん。
まずは校歌への思いを語りました。
どんな校歌なんでしょうか。
(伊藤)「潮の」からいくよ。
さんはい。

(伊藤)もう一回。
みんなで合わせて歌おうね。
どうぞ。
・「潮の香りに包まれて」その次「吹いてる風」って「吹い〜てる」じゃない。
「吹い」って一個で言っちゃう。
どうぞ。
うまいなあ。
じゃあ1番ちょっと全部歌ってみましょうか。
(伊藤)前奏いきます。
はい。
・「潮の香りに包まれて吹いてる風もやわらかい」・「人の出会いを大切に明るい笑顔をわすれない」・「三瓶三瓶三瓶小学校」
(拍手)どの歌詞が好きだった?1番の初めで…。
1番の初め「潮の香りに包まれて」?好きなところは…女の子が「強い心でたくましく」。
いいですね。
新しい校歌にどんな思いを込めたのか。
宮中さんは校歌を作る際に幼い頃の遊び場など三瓶町を回りました。
そしてこの高台に立った時改めて自らのふるさとの「美しさ」に気付かされたといいます。
抜けるような青空。
雄大な宇和海から吹き抜ける風。
緑豊かな山に囲まれのどかな港町が広がっています。
この山々に囲まれた…歌っている時ばかりでなくね。
完成した校歌には「潮の香りに包まれて」「夢のはばたく大空は」そして「山の緑に囲まれて」と三瓶町の美しさが歌われています。
この日三瓶町の4つの小学校で新しい校歌を歌う元気な歌声が響き渡りました。
時代の中で新たに生まれる校歌もあれば役割を終え消えていこうとする校歌もあります。
あここですね。
日土東小学校。
「ありがとう東小。
あと25日。
この絆永遠に!」。
地域の子どもが減少したためこの春の閉校が決まりあと25日と迫っていました。
(児童たち)・「郵便屋さん」昔と遊びが一緒なんですね。
みんなおはよう。
こんにちは。
おはようございます。
何人いるの?246…。
11人です。
1年生か?一番ちっちゃいの?1年生大きくないか?身長いくつぐらいある?知りません。
129?おっきいなあ。
開校以来使っている自慢の木造校舎に案内してくれました。
秋川さんに見てもらいたいものがあるそうです。
おっすごい!
(笑い声)うわっすごい!地域と学校ににぎわいをもたらしたいと飾った「おひな様」です。
その数およそ500体。
地元のお年寄りと一緒に一つ一つ並べました。
日土東小学校は昭和27年戦地から人が戻り地域の人口が増えた事を受けて開校しました。
校歌の作詞は地元の竹籠職人…日土東の山や川自然を歌いました。
昭和40年ごろの運動会です。
高度経済成長期200人近くの子どもが通うにぎやかな時代もありました。
開校から62年。
日土東小学校は916人の子どもたちを送り出しその役割を終えようとしています。
秋川さんは先生にも校歌について語りたい方がいると聞いて職員室を訪ねました。
先生方日土小学校の先生?そうです。
僕らは卒業生です。
あっこの学校の。
じゃあもうほんとに昔からのこの日土小学校の…。
どこにいらっしゃいますか?アハハッ!いますねここに。
菊池正さんは昭和41年に入学。
校歌を歌う時は毎日見ている日土東の山や川の事を思い浮かべたといいます。
ありがとうございます。
すばらしい。
ひと言で言うと…・「日土東校」
(拍手)すばらしい。
いや〜いい校歌だね。
「私はここが好きだ」「僕はここが好きだ」っていう…。
どんな印象?続いての校歌の旅。
舞台は雄大な肱川が流れる大洲市です。
校歌の中には実に100年近くの長い歴史を誇るものも少なくありません。
まさに親から子へそして孫へと歌い継がれていきます。
明治5年に開校。
その歴史は140年を超えます。
校歌には学校から見える肱川や神南山が登場します。
「神南山の高嶺よりゆたかにのぼる朝日影」。
大正7年に作られ95年という長い間歌い継がれてきました。
校歌について語ってもらおうと秋川さんはある卒業生を訪ねました。
どうもこんにちは。
はじめまして秋川です。
今日はこの田舎の方までどうも。
大正12年生まれの90歳です。
もうほんとに感激です。
どうも。
大洲市立喜多小学校という事ですね。
これなんです。
静香さんは毎日肱川を船で渡って学校に通いました。
その時に見た神南山に朝日が昇る美しい光景が忘れられないといいます。
どんなメロディー…歌なんですか?1フレーズ歌えたりします?そしたら失礼します。
これが1番。
はいはい。
なるほど。
どうもこんにちは。
息子の弘志です。
静香さんの息子?はい。
どうも弘志さん。
初めてお目にかかります。
はじめましてどうも。
静香さんの長男弘志さんも昭和26年に母と同じ喜多小学校に入学。
6年間通いました。
どうもどうもこんにちは。
はじめまして。
はじめまして。
弘志の息子の敬仁です。
孫になります。
なるほど。
おばあちゃんの孫。
敬仁さんも昭和53年喜多小学校に入学。
家族3代同じ校歌を歌い育ちました。
今でも覚えてたりします?校歌。
頭だけ。
3世代一緒に校歌を口ずさむのをちょっと聴いてみたいんですけども。
おおすごい。
何かいいですね。
何か感動しますよね。
この日の夜。
もう一人校歌を歌える人がいると聞き秋川さんは再び中居さんを訪ねました。
こんばんは。
は〜い。
どうもどうも。
こんばんは。
よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
ただいま〜。
秋川です。
はい。
そう。
よかった知ってました。
京香さんは平成20年に喜多小学校に入学。
現役の6年生です。
せ〜の。
4代続いてこの地で暮らし同じ小学校へ通った中居さん一家。
京香さんは間もなくその学びやを卒業します。
・「きらきらひかる波うけて白いはまゆう咲いている」・「海にかかる虹の道」・「わたってゆこうよどこまでも」・「光の子光の子日振の子」・「一宮の森の楠は」・「みどりにはえて幾百年」・「まなぶぼくたちわたしたち」・「ああわが金子小学校」・「見よ東天のあけの色昇る朝日は高縄に」・「希望は高く大空の広きを己がむねとして」・「学びの道にいそしまん」・「いざもろともにいそしまん」校歌の旅を続けてきた秋川さんは再び大洲市を訪ねました。
中居京香さんの卒業式に参列するためです。
どうもおはようございます。
せんだっていろいろ…。
こちらこそ。
また今日はよろしくお願いします。
今日はいよいよ卒業式ですね。
(アナウンス)卒業生入場。
(拍手)この日卒業を迎えるのは京香さんをはじめ111人。
静香さんは後ろからひ孫の旅立ちを見守ります。
京香さん6年間歌い続けた校歌です。
(アナウンス)校歌斉唱。
京香ちゃんおめでとう。
どうぞどうぞ。
卒業おめでとう。
ありがとうございます。
ひいおばあちゃんも僕も一緒に見てたよ。
ありがとうございました。
握手を。
どうもありがとうございました。
どうもありがとう。
62年の歴史に幕を下ろす日を迎えました。
校歌を作詞した浦石則義さんの息子さんも卒業生の一人として閉校式典に参列します。
学校最後の姿を目に焼き付けようと卒業生や地域の人たち200人以上が集まりました。
日土東小学校最後の児童11人です。
いかがでしたか?校歌の旅。
私は今回の旅を通じてこの校歌とはふるさとそのものなんじゃないかなと。
なくなっていく校歌もあれば歌い継がれていく校歌もある。
そんな中に自分自身の中には自分が歌った校歌が必ず生涯かけて心の中に残っていく。
そんなふるさとのようなものを感じました。
日常の生活の中でふと忘れていた大切なものを思い出させてくれる。
校歌とはそんなものかもしれません。
・「潮の香りに包まれて吹いてる風もやわらかい」・「人の出会いを大切に明るい笑顔をわすれない」・「三瓶三瓶三瓶小学校」・「夢のはばたく大空はいつでもみんなの上にある」・「強い心でたくましく明日をめざして生きていく」・「三瓶三瓶三瓶小学校」・「三瓶三瓶三瓶小学校」2014/06/18(水) 15:15〜16:00
NHK総合1・神戸
ろーかる直送便 えひめ 校歌の旅〜歌いつがれる心のふるさと〜[字]

誰もが懐かしむ小学校の校歌。愛媛の小学校をテノール歌手の秋川雅史さんが巡る。閉校で消える校歌、新たに生まれる校歌、家族4代歌い継がれる校歌、様々なドラマを紹介。

詳細情報
番組内容
愛媛県内の小学校を訪ね、誰もが懐かしい、思い出あふれる校歌をリポートする「校歌の旅」。旅するのはテノール歌手、秋川雅史さん。閉校とともに役割を終える校歌、新しく生まれてくる校歌、秋川さんの母校の校歌、そして家族4代で歌い継がれる校歌。どの校歌にも「ふるさとを愛する思い」と「子どもの成長を祈るメッセージ」が込められている。涙の閉校式、感動の入学式や卒業式。校歌をめぐるドラマを紹介する。
出演者
【出演】秋川雅史,【語り】田中紀英

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – 旅バラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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