6メディアのめ「パッケージが伝えるメッセージ」 2014.06.19

みなさんしっかり暑さ対さくをしてすてきな夏にしましょうね!池上さ〜ん!…あれ?池上さ〜ん!…池上さ〜ん。
池上さ〜ん?オ〜泰我君いらっしゃ〜い。
池上さんこんにちは。
あのね泰我君がいつもわたしを楽しませてくれてるのでね今日はプレゼントを持ってきたよ。
お!うれしい。
はいどうぞ。
開けてごらん。
あれ?箱?うん。
・「どれにしようかな」じゃこれ。
はいどうぞ。
さあ!あ!カステラ?そう!なんかおもちゃとか入ってんのかなと…。
そういうふんい気だったけどカステラ!?ちょっと意外な感じがするでしょ?カステラってふつう長いまんまじゃない。
みんなで分けて食べるよね。
これは一つ一つ分けられてるでしょ?だから1人でも気軽に楽しんでくださいというメッセージがこめられてるんだよね。
なるほど。
今日はねパッケージについて考えようということなんだけどこのパッケージっていうのは中身がこわれないようにほごするものだよね。
と同時に作り手がこんなものですよといういろんなメッセージがこめられてるのね。
どんなくふうがあるか今日は見ていこうね。
はい。
オ〜!見たことあるパッケージがたくさん!いろいろあるよね。
たとえばこちらのティッシュ見てみようか。
今売られてるのはこちらなんだけどもともとはこういうパッケージだったんだよね。
ティッシュのやわらかくて鼻にやさしいというイメージをフワフワした動物のイメージで表現したんだね。
ほらこちら。
うさぎでしょ?こういうフワフワッて感じにしたら売り上げがなんと3年で3倍になったんだって。
すごいね!ねえ!そしてこちらの食品のパッケージ。
あ〜!スーパーとかで見たことある。
そうだよね。
この食品のパッケージでたいせつなのはおいしそうだなってイメージをどう伝えるかということになるわけだよね。
そうするとやっぱり写真というのもとっても大事な役割をはたすでしょ?思わず手に取りたくなるようなそういう味や商品のとくちょうをどう伝えるかというのが勝負なんだよね。
では食品のパッケージがどうやって作られてるのか見てみよう。
はい!ここはパッケージにのせる写真をさつえいするスタジオだよ。
これまで25年いじょう食品のパッケージを手がけてきました。
今回川路さんが手がけるのがこのチョコレートのパッケージ。
かたいチョコの中にふわっとしたチョコレートムースが入ってるんだね。
さっそくパッケージの写真さつえいに取りかかるよ。
まずたいせつなのが商品のとくちょうを知ること。
「ふわっとしたムース感」。
なんだかおいしそう!でしょ?そこで川路さんはこの「ふわっと感」にこだわることにしたんだ。
これは川路さんが考えたデザインのイメージ。
商品のとなりに大きくチョコレートムースを描きました。
フワフワのムースを別に描くことでふわっとしたおいしさを伝えたいと考えたんだよね。
でもふわっとしたイメージってどうやって作るんだろう?うんそうだね。
さっそく本物のチョコレートムースを作ってみたよ。
本物のムースをふわっとした感じに仕上げるのは難しいんだよね。
もっとよくかきまぜてもう一度ちょうせん。
苦せんしたすえにチョコレートではない別の素材を使ってみることに。
別の素材って何?それはき業ひみつ。
さてけっかは…。
こうしてさつえいされたえいぞうがこちら。
ふわっとしてる感じがする。
これをくらべてみると表面のなめらかさや軽さにずいぶんとちがいがあるね。
ふわっと感を作るために次はムースが入ったチョコレートの断面をさつえいするよ。
あれ?刃物で切らずに手で割ってるよ。
そうだね。
刃物で切ると表面がつるっとしてしまうんだって。
だから手で割ってふわっとしているじょうたいのムースをさつえい。
あとから合せいしてムースのしつ感を出したんだ。
なるほど〜。
こうして出来上がったパッケージがこちら。
おいしそう!ふわっとしたムースのイメージが伝わってくるね。
どうだった?いやあのかんせいまで行くかていがすごかった。
そうだね。
「イメージがちがうな!」ってやり直しをしてたよね。
食品の場合…そしてあれは別の素材使ってたでしょ?だからちゃんとパッケージに「写真はイメージです」と書いてあるんだよね。
ほお〜。
ここまでパッケージでイメージがどう作られるかっていうのを見てきたけれどさらにもっとパッケージを知ることで消ひ者としてたいせつなことがいろいろ分かるんだよね。
なるほど。
たとえばこのパッケージ見て。
3しゅるいあるけれどもどこかちがいがあるんだけど分かるかな?なんだろう?…あ!こっちは絵っていうかパッケージがリアルだけどこっちはなんか絵!なるほど。
右がわはリアルに描いてあるけれども左がわはたんなる絵になってるということだよね。
え!?うん。
絵なんだけどね。
絵い外もあるんだよ。
たとえばこちら見てごらん。
こちらはね果汁100%。
これはねスライスした断面とか果汁のしずくね。
こういうものは描いてもオーケーですよと。
へえ〜!それから100%未満。
5%いじょうのものにかんしては断面はダメですよと。
リアルな絵や写真はオッケーなんだよね。
それからこちら。
5%未満のものになるとリアルな絵もダメですよ。
オレンジ風なのかなというのが分かるてい度の形や色のイメージならいいですよということなんだよね。
へえ〜。
パッケージに描かれた絵のイメージと中身が大きく食いちがわないようにということで決められてるんだよね。
とくにこちらねスライスした果肉の中身が見えるものは100%のものにげん定されてる。
つまり果汁をしぼるというイメージがあるでしょ?たしかに0%でこの絵だったらなんかちょっとはら立つかもしれない。
そうだよね。
よく見てみるとこっちがわにけっこういろいろなんか書いてある。
そこに原ざいりょう。
この中にふくまれているものそれが書いてあってね。
これはどの商品にもあってほうりつで書くように決められてるんだよね。
めっちゃいろいろ書かれてる。
そう。
いろんなじょうほうが入ってるでしょう。
つまりねパッケージというのはその中身についてのくわしいじょうほうも入っている。
いろんなじょうほうがつまってるのもパッケージということなんだね。
はあ〜。
パッケージについていろいろ見てきたけどどうだった?パッケージって意外と計算されつくしてるなと思って。
今度からはちゃんとパッケージも見て買おうと思いました。
なるほどね。
池上さん!さっそくスーパー行ってみましょうよ!おそれはいいな!パッケージの勉強だろ?そう。
でおかしたくさん買ってください!え?ようするに中身が目てきなんだな。
2014/06/19(木) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
メディアのめ「パッケージが伝えるメッセージ」[解][字]

今回は「パッケージ」を徹底取材!食品パッケージの写真。撮り方の秘策とは?ジュースのパッケージのデザインの決まり、ご存知?番組視聴後パッケージの見方が変わります!

詳細情報
番組内容
“メディアの舞台裏まるわかり!”の「メディアのめ」。今回は「パッケージ」を徹底取材。ふわっとしたムースチョコレートのパッケージ、その写真の撮り方には驚くべき秘策が! ジュースのパッケージに描かれている「デザインの決まり」って? なんと、パッケージの絵を見るだけで、果汁の含まれる割合が分かるという…その見分け方とは? 番組を見た後は、パッケージの見え方が、がらりと変わること請け合い!
出演者
【ゲスト】パッケージデザイナー…川路ヨウセイ,【出演】池上彰,安保泰我

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – コンピュータ・TVゲーム

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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