ニュース 2014.06.19

こんにちは、正午のニュースです。
イラクでイスラム過激派組織と政府軍の攻防が続く中、アメリカのバイデン副大統領は、イラクのマリキ首相に加えて、少数派のスンニ派や、クルド人の指導者と相次いで電話で会談し、宗派や民族の違いを乗り越えて、挙国一致の政治体制を築くよう促しました。
イラク情勢を巡って、アメリカのバイデン副大統領は18日、イラクのシーア派出身のマリキ首相、スンニ派出身のヌジャイフィ国民議会議長、それにクルド自治政府のバルザニ議長と、相次いで電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、電話会談でバイデン副大統領は、アメリカは過激派組織に対抗するため、イラクへの支援を強化する用意があると伝えました。
その上で、すべての指導者が宗派や民族の違いを乗り越えて、挙国一致の政治体制を速やかに築くことが必要だと、強調したということです。
イラク政府はアメリカに過激派組織を空爆するよう要請していますが、アメリカのオバマ政権は、マリキ首相がシーア派に偏った政権運営を行い、スンニ派が不満を募らせていたことが、過激派組織の台頭を招いたとして、マリキ首相を批判しています。
オバマ政権としては、過激派組織への空爆が容易ではない中、イラクの政治体制の変化を図ることで、問題の解決につなげたいという思惑があるものと見られます。
岸田外務大臣は、アメリカのケリー国務長官と、日本時間のけさ9時から、およそ40分間にわたって電話で会談し、イラク情勢について、国家的な統一を実現することが重要だと述べました。
その上で両外相は、イラク情勢の安定化に向けて、日米両国が連携して対応していくことを確認しました。
石原環境大臣は、福島県内の除染で出た土などを保管する、中間貯蔵施設の建設を巡り、最後は金めでしょうなどと発言したことについて、きょう、参議院環境委員会で改めて陳謝したうえで、みずからの発言を撤回し、今の国会の会期が終わったあと、福島県を訪れて、陳謝する考えを示しました。
福島県で建設が計画されている中間貯蔵施設を巡って、石原環境大臣は今月16日、記者団に対し、最後は金めでしょうなどと発言し、福島県の佐藤知事や県議会などから、批判や反発の声が出ています。
その上で、石原大臣は今の国会の会期が終わったあと、速やかに福島県を訪れて、陳謝する考えを示しました。
また石原大臣は進退について問われたのに対し、今後も被災地の皆様の心に寄り添いながら、丁寧に話を進めていきたいと述べ、引き続き職務に当たる考えを示しました。
菅官房長官は。
公明党の山口代表は、党の中央幹事会で、まもなく行う安倍総理大臣との党首会談で、今後の政権運営の在り方を確認したいとしたうえで、集団的自衛権については、最後の議論を充実させていきたいと述べ、自民党との合意を目指す考えを示しました。
その上で、山口代表は、集団的自衛権などを巡る与党協議について、議論が続いている中で、今の国会の会期末を迎えることになるが、最後の議論を充実させていきたいと述べ、党内での議論を丁寧に進めながら、自民党との合意を目指す考えを示しました。
これに先立って、自民党の高村副総裁と公明党の北側副代表が東京都内で会談し、北側氏は、党内には集団的自衛権の行使容認を巡り、さまざまな意見があるので、議論の状況を見守ってほしいと述べ、党内の意見集約に一定程度の時間が必要だと、理解を求めました。
そして両氏は、与党協議での合意を目指して、新たな自衛権発動の3要件の文言修正などを巡り、調整を進めることを確認しました。
安倍総理大臣は、埼玉県加須市で、最先端の産業用ロボットなどを視察したあと、記者団に対し、ロボットを成長戦略の大きな柱にし、その可能性を引き出し、日本の成長に生かしていきたいと述べました。
政府は来週、閣議決定する新たな成長戦略に、ロボット産業の振興策を盛り込む方針で、これを前に安倍総理大臣は、埼玉県加須市を訪れ、スーパーなどで導入されている、つり銭を出す機械を製造している工場で、人型の最先端の産業用ロボットを視察しました。
工場の関係者は、安倍総理大臣に対し、ロボットの導入を機に、海外で行っていた組み立て作業を国内に戻したなどと説明していました。
続いて、安倍総理大臣は東京・墨田区の特別養護老人ホームを訪れ、介護現場の負担軽減のため、お年寄りを持ち上げる際に、職員の動作を補助する着用型のロボットなどを視察し、職員と意見を交わしました。
衆議院予算委員会は、理事懇談会を開き、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る、河野官房長官談話の作成過程で、韓国側とすり合わせがあったかどうかなどを、有識者が検証した結果について、あすの理事会で政府側から説明を受けることを決めました。
いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、政府は謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話の作成過程について、衆議院予算委員会の野党側の理事の要請を受けて、5人の有識者に依頼して検証してきました。
こうした中、きょう開かれた衆議院予算委員会の理事懇談会で、与党側は、菅官房長官から有識者の報告書がまとまり、検証結果を説明したいという連絡があったと述べました。
これを受けて対応を協議した結果、あすの理事会に、政府側から加藤官房副長官の出席を求め、報告書の提出と内容の説明を受けることを決めました。
報告書には河野談話の作成過程で韓国側とすり合わせがあったかどうかなどの検証結果が盛り込まれているものと見られ、菅官房長官は、韓国政府から要請があれば、報告書の内容を伝える用意があるという考えを示しています。
福岡県筑後市で、リサイクルショップの経営者夫婦が従業員の男性を殺害したとして逮捕された事件で、夫の実家の庭から見つかった被害者の男性とは別の人の骨は、鑑定の結果、行方不明になっている、別の従業員のDNAの型と一致したことが、警察への取材で分かりました。
夫は調べに対し、この従業員も暴行を加えて死亡させたと供述しているということで、警察は、慎重にいきさつを捜査することにしています。
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営、中尾伸也容疑者と妻の知佐容疑者は、10年前の平成16年、店で働いていた日高崇さんに暴行を加えて殺害した疑いで逮捕されました。
弁護士によりますと、夫の中尾容疑者は、殺意を否認しているということです。
これまでの調べで、夫の実家の庭からは、日高さんとは別の人の骨も見つかっていましたが、鑑定の結果、別の従業員の男性のDNAの型と一致したことが、警察への取材で分かりました。
警察によりますと、別の男性は、日高さんと同じ時期に一緒に住み込みで働いていましたが、その後、行方が分からなくなっているということです。
調べに対し、中尾容疑者は、別の男性についても暴行を加えて死亡させたと供述しているということです。
警察は、慎重にいきさつを捜査することにしています。
サッカーワールドカップ日本代表は、ギリシャ戦をあすに控え、会場のスタジアムで調整しました。
ギリシャ戦の会場となるブラジル北東部ナタルのスタジアムです。
選手たちは、パス回しなどをして、ピッチの感触を確かめました。
初戦でコートジボワールに逆転負けした日本は、ギリシャに敗れると、1次リーグ敗退が決まってしまう可能性があります。
選手たちは時折、笑顔を見せながらも、緊張感を漂わせて調整していました。
大会7日目。
前回大会の王者で、世界ランキング1位のスペインがチリに敗れ、2連敗で1次リーグ敗退が決まりました。
スペインは初戦で5失点。
この試合も守備にほころびが出ます。
弱点のカウンター攻撃に対応できず、先制されます。
さらにチリのフリーキックの場面。
今度はこぼれ球に反応できず、2点目を奪われました。
一方、スペインの攻撃。
オーバーヘッド!合わせた!
プレーの精彩を欠き、得点できません。
2連覇を狙ったスペイン。
この試合も力を発揮できず、1次リーグ敗退です。
一方、グループAでは、クロアチアとカメルーンが対戦。
前半11分、クロアチアのオリッチが詰めて先制します。
カメルーンは反撃に出たいところでしたが。
攻撃の中心、ソングが、相手へのひじ打ちで退場。
カメルーン、みずからを追い詰めます。
このあとはクロアチアの一方的なペース。
エース、マンジュキッチの2ゴールなどで、クロアチアが快勝。
カメルーンは2連敗で、1次リーグ敗退です。
では為替と株の値動きです。
2014/06/19(木) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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