連続テレビ小説 花子とアン(70)「銀座のカフェーで会いましょう」 2014.06.19


(蓮子)はなちゃん。
私よ。
ごきげんよう!
(はな)てっ!蓮様!?お仕事中ごめんなさい。
いつぞやはご本とお手紙ありがとう。
東京での生活はどう?もう落ち着いた?ええなんとか。
蓮様はお元気ですか?はなちゃんと話して元気が出たわ!お電話下さるなんて蓮様どうなさったの?あのね私東京へ行く事になったの。
本当に!?東京にいる間に是非会いたいわ。
私も是非是非!・じゃあ近くなったらまたお知らせするわね。
もう今から楽しみで眠れそうにないわ!私もよ!ではごきげんよう。
ごきげんよう。
(嘉納)「ごきげんよう」か。
お前のそげなごきげんさんな声は久しぶりに聞いたばい。
なんと10年ぶりに腹心の友と再会できるのです。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」お待ちしてたんですよ。
(黒沢)何かいい事があったんですね。
あらお分かりになって?ず〜っとふさぎ込んでいらしたから心配していたんですよ。
どんないい事があったんですか?
(タミ)誰かしゃんは二度も婚礼ば経験しちょるとにちっとは嫁入り支度ん手伝いばしちゃってもよかろうにねえ。
(冬子)お母様はこの結婚にず〜っと反対なさっちょるき。
あっ。
あら〜。
奥様おんしゃったとですか。
黒沢さん参りましょう。
冬子さんの嫁入り支度女中さんたちに任せきりのようですがよろしいんですか?私も冬子さんくらいの時いやいや結婚させられた事を思い出してどうしても祝福できないのよ。
さあご覧になって!気分がいいから黒沢さんに贈り物をしたいの。
どれでもお好きな物を選んでね。
こういう贈り物は新聞社の規則に反しますから…。
私ジャブジャブお金を使う事に決めたの。
新興成金の妻らしくね。
湯水のようにお金を使ってもあなたの心の空洞は埋まりませんよ。
ねえそれじゃあ東京のお土産は何を買ってきたらいいかしら?
(ため息)10年ぶりに東京に帰れるのよ!この幸せを誰かと分かち合いたいの!心配です。
あなたはまるでここから逃げ出そうとしているように見える。
この10年の生活を全て壊して。
大げさね。
そうでしょうか…。
東京で私に許された自由な時間はたった一晩。
腹心の友に会ってたわいないおしゃべりをして…それだけよ。
私にはここ以外に戻る場所なんてどこにもないんですもの。
先生。
是非とも考えてみて下さい。
お願いします!
(宇田川)じゃあ私の代わりによその連載小説の続き書いてくれる?承知しました!そしたらうちにも原稿書いて下さるんですよね?安請け合いしないでよ。
逢い引きもした事ないあなたに恋愛小説が書ける訳ないでしょ!梶原さんに付けといて。
(かよ)ありがとうございました。
(ドアが閉まる音)今日もせっかくのコーヒーがまずい。
すみません!
(はなが英文を読む声)elaborate…。
elaborate…elaborate…。
あった。
「入念な」か。
そして待ちに待った再会の日がやってまいりました。
ねえこのくしおかしくねえ?お姉やんほれ聞くの何回目でえ?ふんだって…。
大丈夫。
こぴっと決まってるじゃん。
そう?よし!夕方あのカフェーで待ち合わせしてるからかよにも蓮様を紹介するね。
本当にすてきな方なのよ。
お姉やん会社遅れるよ。
あっ…ほれじゃ行ってきます!行ってらっしゃい。
(須藤)よろしく。
(英治)確かにお預かりしました。
何か安東さんいつもと違って見えますね。
飾りじゃない?ああ。
なるほど。
今日大切な人に会うらしいよ。
へえ〜。
(醍醐)はなさん待ち合わせ6時よね?10分前よ。
てっ10分前?編集長!今日はお先に失礼してもよろしいでしょうか。
(梶原)ああ。
待ちに待った逢い引きの日か。
逢い引きだなんてそんな…。
(醍醐)お二人で積もる話もあるでしょうから私はお邪魔しませんから。
醍醐さんまで…。
いらっしゃいませ。
お一人様ですか?待ち合わせです。
もう一人後から来ます。
こちらへどうぞ。
ご注文は?ああ…紅茶を。
かしこまりました。
あっセイロンティーにしてちょうだい。
えっ?セイロンティーを。
かしこまりました。
「せーろんてえ」って…。
「せーろんてえ」?さあ…。
あの…「せーろんてえ」って誰か知ってます?「せーろんてえ」?
(龍一)誰がそんな物頼んだの?あのお客様が。
ブルジョアか…。
では皆さん今日はお先に失礼します。
ごきげんよう。
(一同)お疲れさま。
蓮子様によろしくね。
ええ。
邪魔。
(梶原)宇田川先生。
宇田川先生…。
どうぞこちらへ!さあ!先生の方から来て頂けるとは思いませんでした。
連載の件考えて頂けましたか?いいえ。
苦情を言いに来たんです。
この「みみずの女王」にしつこくされて本当に迷惑してるんです。
それは大変失礼しました。
申し訳ありません。
ですが安東はそれだけ先生に書いて頂きたいんです。
彼女だけじゃありません。
社員一同新しい雑誌には是非とも先生に書いて頂きたいと心から思ってるんです。
梶原さんたちには賞を頂いたご恩もあるしそこまで熱心に誘って下さるならこちらも書きたいのはやまやまなんだけれど…。
今よその恋愛小説で煮詰まってて…。
それが終わらないとこちらの連載まで手が回らないの。
私たちでよければいくらでも題材をご提供しますわ。
そのかわりうちの雑誌に書いて頂けませんか?面白い恋愛の話を提供してくれるなら考えてもいいわ。
(宇田川)ちょっとどこ見てんのよ。
すいません!まあこの人は経験不足だから使えないわね。
(須藤)そんな事ありません!安東は今夜逢い引きの約束があるんです。
へえ〜…。
いえ…その…。
はあ…はなちゃんお仕事忙しいのかしら…。
大変お待たせ致しました。
これはセイロンティーとは全く違う飲み物ね。
そうですか…。
香りも味もまるで違います。
コーヒーを水で薄めたもののようだけれど…。
そんなはずは…。
(龍一)ここには気取った紅茶なんかありません。
「新興成金の奥方にはわざとまずいコーヒーでも飲ませて追っ払え」と僕が言ったんですよ。
私の事ご存じのようね。
筑豊の石炭王嘉納伝助夫人蓮子さんでしょう?てっこの人が蓮子さん…。
それで私に何かご用ですか?はなが約束の時間に遅れなければこの2人が出会う事もなかったのに。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/06/19(木) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(70)「銀座のカフェーで会いましょう」[解][字][デ][再]

電話をかけてきた蓮子(仲間由紀恵)と再会の約束をするはな(吉高由里子)。再会の日、はながいよいよ会社を出ようとした時、突然宇田川(山田真歩)がやって来る…

詳細情報
番組内容
聡文堂で働くはな(吉高由里子)に、福岡の蓮子(仲間由紀恵)から電話がかかって来た。娘の結婚式で東京に出てくる蓮子と再会する約束をし、喜びでいっぱいになるはな。それは蓮子も同じで、ご機嫌の余り記者・黒沢(木村彰吾)に大量のネクタイを贈ろうとするが、黒沢に断られる。再会の日、いつもよりおめかししたはなが、6時の約束に間に合うよう会社を出ようとした時、突然、宇田川(山田真歩)がやって来て…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,黒木華,高梨臨,鈴木亮平,藤本隆宏,吉田鋼太郎,中島歩,山田真歩,中原丈雄,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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