2014FIFAワールドカップ 「日本×ギリシャ キックオフ直前SP」 2014.06.20

手越
2014FIFAワールドカップブラジル。
グループC第2戦、日本対ギリシャ。
攻めて勝つ。
手越
2014FIFAワールドカップ、グループC、ザックJAPAN第2戦運命のギリシャ戦。
決勝トーナメント進出には勝つしかないサバイバルな決戦です。

今日は試合ももちろんですが、まもなくピッチに登場する選手の様子、そして試合直後の選手のインタビューまで徹底的に中継してお伝えしてまいります。
水ト
そしてグループCのもうひと試合、コートジボワール対コロンビアの一戦が先ほど終わりました。
結果は2対1でコロンビアが勝利しました。
このハイライトは後ほどお伝えします。
手越
日本が初戦に負けて決勝トーナメント絶望と思っているかもしれませんが、1勝1敗1分で決勝トーナメント進出の確率が48パーセントです。
2勝1敗だと100パーセントです。
ギリシャ戦は絶対に勝たなければいけませんね。
北澤
また、いいデータですね。
残念ながら初戦負けてしまったのは、自分たちのサッカーを出せなかったということです。
選手たちもそうコメントしていました。
勇気を持って自分たちのサッカーを出してくれれば今日は必ず勝てると思います。

さきほど、試合会場に到着した両チームの選手の様子を見ていきましょう。
まずは日本代表、ザッケローニ監督の姿が見えます。
30分ほど前です。
ナタールのスタジアムに到着しました。
遠藤選手、大迫選手の姿も見えました。
緊張感がありますね。
手越
運命の一戦前ですから、昨日中継で都並さんにお聞きしたらちょっと緊張されているというコメントがありました。
でもリラックスしてワールドカップという舞台を楽しみながらやってほしいなと思います。
北澤
多少の緊張というのはいい意味で働くと思うし、選手たちは今の状況を分かっています。
持っているものを全てだそうと思って入ってきていると思います。

香川選手、長友選手、岡崎選手、続々と選手たちがナタールのスタジアムに今から20分ほど前に到着しています。
ザッケローニ
この試合には絶対に勝たなければいけません。
チームはしっかり準備ができていると思います。
この試合が大事なことは理解しています。
全力で戦うと思います。
聞き手
どういうサッカーを表現したいでしょうか。
ザッケローニ
私たちはプレーをするということです。
この試合のためにチームをつくってきました。
いつものプレーができれば勝つ可能性があります。
しかし相手側も勝たなければならないということで来るので非常にきつい戦いになると思います。
聞き手
ピッチに送り出すとき最後にどういう言葉をかけますか。
ザッケローニ
彼らに言いたいのは私の経験では、人生の中には、いろいろ、つかまなければいけないチャンスがある。
今日はそのチャンスの1つだといいたいと思います。
聞き手
今日の試合のポイントは、どこですか。
ザッケローニ
勇気です。
そしてプレーを続けるということです。

スタジアム到着後のザッケローニ監督のインタビューでした。
そして日本より5分ほど前にギリシャのチームがスタジアム入りしました。
ザッケローニ監督のインタビューはどうでしたか。
手越
今日の試合にかける決意、魂が伝わってきました。
本当に勝ってほしい。

勇気という言葉が印象的でしたね。
間もなく1時間を切ります。
ギリシャももちろん初戦を落としていますから、負けられない一戦であることにギリシャも変わりありません。
北澤
試合の立ち上がりが大事なってきます。
手越
ナタールの試合会場を読んでみましょう。
都並さん、城さん、中野さん。

日本とギリシャ両方のフラグが見えますね。
手越
聞こえますか?都並
聞こえています。
中野
聞こえています。
こちら、間もなく日本対ギリシャの試合が行われるドゥナススタジアムです。
この試合を解説される都並敏史さんと城彰二さんです。
よろしくお願いします。
こちらのスタジアム、先ほど10分ほど前に雨がふりました。
芝が少し濡れているという状況です。
ただ、日本のサポーターかなりの人数が日本からブラジルから駆けつけているという状況です。
今もまたスタジアムに水がまかれています。
雨が降ったところにまた水をまくんですね。
都並
どしゃ降りにならなければ、ボールは動きます。
日本のパスサッカーには問題はないと思います。
中野
レシフェでは強い雨で湿度もありました。
体力を奪われた日本代表でした。
今日の午前中、雨が降って、先ほどもまた雨がふったコンディションはどうでしょうか?都並
雨は両チームにとってよくないことです。
1試合目というのはワールドカップ特有の緊張感、そして雨で神経的に集中しなければいけないので神経の消耗が大きいと思います。
2戦目はリラックスしています。
雨はボールタッチがずれるケースがありますが両チームともに同じです。
心身ともに十分、雨でも戦えると思います。
中野
城さんは、キャンプ地のイトゥにも取材に行かれていましたね。
ナタールはかなり湿度が高いです。
日本代表の体力面、コンディションはどうでしょうか?城
イトゥの合宿地は湿度があまり高くないので非常に過ごしやすい感じです。
ナタールは湿度が高いので選手に与える状況は結構、体がキツくなる状況だと思います。
1戦目もそうでしたが、後半、どこかで体力が落ちる可能性があります。
うまくペース配分をしながら戦ってくれるんじゃないかなと思います。
中野
ナタールは、湿度が高くなっています。
手越
だいぶ雨が降ってこちらとしては雨という状況がコートジボワール戦に引き続き心配なんですけど、日本代表は大丈夫でしょうか。
都並
今は、雨がやんでいるんですけれども、降ったりやんだりです。
ピッチの中がビショビショになるような状況で負なければ、それほど影響はないと思います。
確かに城さんが言うように蒸し暑いのは間違いない。
コンディショニングが気になります。
中野
2日前に雨が降った時というのはパラパラではなく、どしゃ降りでしたね。

スコールのような形で一気に雨が降ってきます。
選手も集中力を保って、しっかりプレーしてほしいです。
中野
天気のこともこの後、またお伝えしてまいります。
選手がピッチに登場したらまたお伝えします。
手越
ありがとうございました。

3時間ほど前に終わったグループC、もうひと試合、コロンビア対コートジボワールのハイライトです。
ともに初戦勝利したチーム同士の対戦となったコロンビア対コートジボワール、試合は、前半28分、コロンビアのカウンター。
ロドリゲスのクロスにグティエレス。
しかしここは、枠をとらえることはできません。
エンドが変わって後半19分、コーナーキックからロドリゲス、見事に先制点を奪います。
北澤
素晴らしいゴールでした。
アグレッシブな戦いでしたし、セットプレーからもゴールがあります、コロンビア。

完璧に合わせてまずコロンビアが制します。
さらに後半25分、相手ボールを高い位置で奪います。
ここからカウンター、最後はキンテーロが蹴りこんで2点目。
ここも早かったです。
北澤
コロンビアは、危険なチームです。
見事な攻撃でした。
途中で入ったキンテーロですからね。

決めるべきところをしっかり決めてくるコロンビア。
コートジボワール相手に2点を先行します。
対するコートジボワールも後半28分、ジェルビーニョがドリブル突破。
かわして、かわして1人で決めます。
手越
ザ・個人技です。
3人かわしていますからね。

コートジボワールらしさも見えました。
しかし試合はこのまま2対1で終了。
結果コロンビアが勝ち点3を手にして2連勝となっています。
水ト
この結果を受けた順位表です。
このようになっています。
勝ったコロンビアが勝ち点6。
日本がこの後のギリシャ戦にもし敗れるようなことがありますとグループステージ敗退が決まるということです。
上位2チームが決勝トーナメント進出となります。
手越
他のチームの結果うんぬんよりも目の前のギリシャ戦に勝つしかない。
勝利を期待しましょう。
間もなく選手たちがピッチに登場するということですね。

スターティング・メンバーも発表されました。
中野さん、お願いします。
中野
こちらでちょうど今、日本代表のスターティング・メンバーが発表されました。
初戦とは違ったメンバーも含まれています。
今日は森重選手に代わって今野選手が入っています。
ボランチは山口選手と長谷部選手です。
左に大久保選手が先発です。
1トップは大迫選手です。
このメンバーが発表されましたがどんな意図を感じますか。

大迫を使って前半から勝負をかけるぞというイメージ、森重はイエローもありますし、ここは今野でということでしょう。
中野
香川選手を外してきました。

コンディションも、あまりよくなかった部分がありましたし、ただ途中から出るチャンスもあると思います。
それだけの技術を持っている選手です。
大久保選手がまず立ち上がりから一気に流れをつかめるようにということだと思います。
中野
ギリシャというのは堅守のチームです。
それを踏まえてというスターティング・メンバーとみていいでしょうか。
都並
後半にちょっと疲れたときにドリブラーが生きて来ますし香川や齋藤を使ってくるかもしれません。
中野
サブのメンバーもかなり注目になりそうですね。

どういうタイミングで交代するか注目です。
中野
まもなくピッチに選手が登場すると思われます。

意外なメンバーでしたね。
手越
香川選手がスタメンではなく大久保選手が左。
大迫選手の1トップいかがですか。
北澤
この決断には、いろいろ理由があると思います。
ザッケローニが調子をどう見るかというところ。
そして90分間のマネジメントで考えていると思います。
手越
16年前に初めてワールドカップの舞台にたった日本代表、今こそ築いて来た攻撃サッカーを見せる時がやってきました。
60年前に始まった世界への挑戦。
何度もはじき返され、幾度となく流した悔し涙。
それでも侍たちは立ち上がる。
世界の扉をこじあけた。
ここから始まった、日本サッカーの新たな歴史。
夢の舞台でつかんだ自信と誇り。
そして今、新たなゴールと勝利を目指し決戦に挑む。
手越
今のVTRが鳥肌が立つような胸いっぱいになるようなVTRでした。
日本にとって5回目のワールドカップです。
今回初めて攻撃サッカーを貫くという大きなテーマに臨む大会です。
北澤
強いチームじゃなければできないことです。
今のVTRにあったように歴史を積み重ねないと攻撃サッカーは貫いていくことはできないと思います。
これをうちだすことで日本のサッカーg大きく変わると思います。
これまでもプレーの中でひとつのプレーに何人も絡んで行くのがパスサッカーで人もボールも動くサッカー。
水ト
コートジボワール戦のデータです。
ボールの支配率、は43パーセント、32チーム中24位です。
パスの成功率は71.4パーセント。
32チーム中25位です。
北澤
ボール支配率はもちろんですが初戦では成功率、パスの成功率が低かったです。
それをどこでパスを多く回すのか。
手越
日本サッカーからしたらボール支配率はどのくらいが理想ですか。
北澤
60から70、70は立派です。
パス成功率は70から80パーセント行かないとゴールにはつながりにくいと思います。
手越
何が原因で支配率が落ちてしまったんでしょうか。
北澤
研究されました。
攻撃サッカーをやらないように研究されました。
お互い研究した中でプレーしていかなければいけません。

選手のた姿が見えました。
手越
いよいよですね。
中野
何人かのサポーターが選手が出てくることに気づきましてザワザワとしています。
いよいよですが、選手の表情がうつっています。
都並
みんな集中しています。
気持ちが高ぶっている様子が感じられます。
中野
選手たちは、練習でも談笑するでもなく非常に淡々とやっていました。

すごい歓声ですね。
都並
頼むよ。
中野
今日は1万人近いサポーターがドゥナススタジアムに来るということです。
ホームのような雰囲気を醸し出しているドゥナススタジアムです。
今日のスターティング・メンバー、あらためて、お2人とお話して行きます。
今日は香川選手ではなく大久保選手を先発させた意図はどの辺りでしょうか。

1戦目、香川選手がうまく機能しなかった。
そこに大久保選手を入れて中盤を活性化させようということでしょう。
そして立ち上がりから、これで行くぞという交代じゃないかと思います。
中野
1トップも2試合続けて大迫選手です。

大迫選手はトレーニングを見ていると非常にキレがあります。
都並
一番切れてる感じがした。
中野
ディフェンスは、今野選手が今日は森重選手に代わって先発です。
都並
今日は積極的なサッカーをしなければいけない。
我々にとって高い力、仕掛けて行くディフェンスが必要になります。
高い位置で上下動するラインコントロールが必要です。
一番長くやって来たメンバーですから安定した2人に任せようということで吉田、今野だと思います。
中野
今日のボランチは、山口、長谷部、遠藤選手はまた後半からでしょうか。

それは十分に考えられます。
遠藤選手が途中から入ってうまく機能していけば日本もかなりチャンスがつくれるじゃないかと思います。
中野
対するギリシャですがさきほどスターティング・メンバーが発表されました。
注目はミトログルという予選の中でエース級の活躍をした選手、前回はサブでした。
今日は先発です。
そしてフェトファツィディス、ギリシャのメッシと言われる選手も前回サブ、今回、選抜です。
都並
ミトログルは、ギリシャの中心選手です。
調子が落ちているといわれていましたがサントス監督もかけてきましたね。
中野
城さんはギリシャの取材をされましたよね。

中盤が連動して動きます。
アグレッシブにいきます。
日本もうまくプレッシャーをかけてこういうところでボールがとれるといい攻撃ができると思います。
中野
日本代表が練習を行っています。
手越
ギリシャのスターティング・メンバーが出ました。
来ました、ミトログル選手。
北澤
調子を取り戻してきましたね。
手越
気を付けなければいけない選手ですね。
ここからは、ギリシャ戦についてスタジオでもギリシャ戦について考えていきます。
予想フォーメーションです。
勝利のかぎはどこですか。
北澤
2列目です。
日本のストロングポイントは2列目がいかに前を向いてゴールに向かうかです。
コートジボワール戦は研究されてしまって下げられてしまう状況になって前を向くということができなかった、攻撃の回数が少なくなった。
サイドの大久保、岡崎、カギになると思います。
手越
ボランチが山口選手と長谷部選手ですね。
遠藤選手という声が多かったんですけど。
北澤
山口選手をおくことでカウンターをされた時にディフェンスの前にボールが落ちたときに山口選手がいるということで入れたと思います。
手越
そして、ギリシャはフェトファツィディス選手。
ギリシャのメッシと言われています。
足元がある選手です。
この対策はどうですか?北澤
コートジボワール戦を見て長友にぶつけできましたね。
どちらかというとメンバーを見ても攻撃的なメンバーが多くなっていることを考えると守備だけではなくて、点を取りに行くギリシャという感じがします。

日本が押し込まれていたという点についてコートジボワール戦のヒートマップです。
選手がどこで主にプレーしていたかが分かる図です。
色が濃い部分ほど選手が多くプレーしていたという事が表されています。
ハーフウエーライン付近で香川選手も岡崎選手もプレーしていました。
北澤
ペナルティエリアにかかってきていないんですよね。
斜めにゴールの方向に向かうと少し色がついて来ると思います。
誰を見てもペナルティエリアに色がないんです。

本田選手ですらハーフラインのちょっと前ですね。
北澤
これをもう少し前進させるプレーを今日はみたいですね。

センターバックも注目ですね。
手越
今野選手を起用してきました。
高さのある森重選手かと思いましたが、今野選手と吉田選手、どんな狙いがあるでしょうか。
北澤
高さよりは体をぶつけながら相手に嫌なディフェンスをするのが今野選手の特徴です。
そう考えて起用してきたと思います。
手越
ギリシャはセットプレーの高さ、強さがありますよね。
そういうイメージがありますが。
北澤
分かりづらいやり方をしてこない。
ある程度は分かりやす手越
決勝トーナメント進出へ生き残りをかけた大一番、ギリシャ戦が迫ってきました。
日本はどう戦えば勝てるのか、レジェンド達が日本へのメッセージを語ってくれました。
日本サッカー界のレジェンド、キング・カズが代表へ送るメッセージ。
世界と戦ってきた侍たち。
今伝えておきたい思いがある。
日本サッカーを知り尽くす名将が勝利への道に光を照らす。
手越
それぞれ重みがあって日本サッカー界を築いてきてくれたこの方々の言葉の通りに力強い試合運びをしてもらいたいですね。
さてギリシャとは一体どんなチームなのか、僕もギリシャに行って要注意選手を取材してきました。
日本に立ちはだかる壁、ギリシャ。
2004年にはヨーロッパ王者に輝き現在FIFAランク12位の強豪。
世界屈指の守備力を武器にヨーロッパ予選では12試合中8試合を無失点に抑えた。
その中心がこの男。
センターバックのパパスタソプーロス。
屈強な体で攻撃をはね返す世界有数のDF。
前回のワールドカップでは、完ぺきに抑え込んだ。
さらに攻撃の要はこの2人。
まずはエース、ミトログル。
188センチの長身に加えテクニックも抜群。
予選では10試合で5ゴールをあげるなど恐るべき決定力を誇る。
手越の取材では大胆不適な発言。
もう一人は身長192センチのFW、サマラス。
かつては中村俊輔と同じチームでプレー。
初戦のコロンビア戦では攻撃陣をけん引し相手ゴールを脅かした。
背水の陣で臨む難敵ギリシャ。
ザックJAPANは、どう打ち崩すのか。

ギリシャについて現地の解説の2人はどう見ているでしょうか。
中野
5分ほど前にギリシャ代表が出てきました。
かなり身長が高いという印象がありますよ。
手越
雰囲気はどうですか。
内紛があったという情報が入っていますが。

選手同士がもめるシーンもあったようですが監督が会見の中でそういうことがあったんだけども解決したと話していました。
内紛が起きるとそういうチーム状況ってどうでしょうか?都並
僕も昔、日本代表でありました。
へこみますよ、試合中に目を合わせなかったりというケースもありますから。
隙があるといいですね。
中野
要注意人物は誰ですか?城
ミトログル選手、この選手がやはり決定力があります。
彼にボールを集める。
そうすれば、彼が全部決めてくれると選手は言っていました。
この選手が要注意です。
都並
サマラスもそうですが、今日は日本は積極的な戦い方を90分、1点取っても2点取る。
3点取るという姿勢を貫くことのほうが重要かなと思います。
手越
北澤さんはどうですか?北澤
1戦目のコートジボワール戦を見たときにも、一番調子が良かったのは7番のサマラス選手です。
192センチあって、足元もうまいのでそこを起点にサイドを起点にしてくると思います。
手越
サマラス選手は中村選手にインタビューしたときにもおっしゃっていましたが身長が192センチあるがヘディングはそれほど得意じゃない。
大股で速い、スピードのあるドリブルで懐が深い分、持たれたら入っていけない。
そこに注意してほしいと中村俊輔選手はおっしゃっていました。
対策はどうすればいいですか?北澤
近くで見るということです。
ストライドが大きいので分かりづらいのでボールをもらうところで体をぶつける内田選手がマッチアップすると思いますがそこが大事になってくると思います。
手越
大久保選手と岡崎選手のサイドをギリシャは警戒してくるでしょうね。
北澤
予想したメンバーと違うなと思っていると思います。
手越
パパスタソプーロス選手はメッシを封じていますからね。
どう崩して行けばいいですかね?北澤
そこに大迫を当てておきながら2列目が飛び出していく流れが必要になると思います。
手越
続いては、ギリシャの弱点を分析していきます。
水ト
データです。
ギリシャは平均身長が184.7センチ。
32チーム中3位の高さです。
日本は178センチ、32チーム中30位です。
身長差はかなりあるなという印象です。
北澤
高さで勝負するのではなくどうやってゴールを奪えるか、コロンビア戦でもそういうことが弱点になるシーンがありました。

失礼いたしました。
こちらは日本対コートジボワールの映像ですね。
北澤
前で合わせていたところ、すった形になりましたが、こういうところで合わせられると2列目の選手がフリーになれるのでそういうふうに計画どおりにやってくれると思います。
手越
右サイドの選手がカットインして、それをスルーされて2枚目にたいして弱いなというイメージがありますよね。
北澤
スペースがあるのでシュートシーンまで持って行ける。
ペナルティエリアの中にどれだけ入れるかだと思います。
手越
気になるのはこのスターティング・メンバーということで香川選手がいつ出てくるか。
そして柿谷選手の登場のタイミングも気になります。
どういうタイミングで起用してくるでしょうか。
北澤
第2戦目も湿度が高いということでこの11人だとやりきれない部分があると思います。
90分間のマネージメントを考えていると思います。
まず期待したいのは、大久保です。
いろんな期待がされている中で、斜めに動くような動きができますしセンターフォワードにはいった時にもその役割もできます。
前の4人のポジションはどこでもやれますから大久保の手越
ピッチではザックJAPANの選手たちがキックオフに向けて最後の練習を行っています。
北澤
本田選手はいつもどおりな感じがします。
手越
常に平常心ですよね。
続いては日本勝利のキーマン、そんなエース、本田選手です。
本田はどんなピンチでも強い信念を胸に前を見据えて自分自身も追い込できた。
2010年、南アフリカ、敗戦の瞬間でさえしっかり前を見ていたあれから4年、その言葉通りつき進み当然のようにワールドカップの舞台に帰ってきた。
もう負けられない。
運命の戦い。
今、日本代表が最大のピンチにおかれる中、本田はいつもどおり強い信念で前に進む。
手越
いいですね、本田選手。
有言実行でコートジボワール戦でも1点を取っています。
ギリシャ戦も得点に期待したいですね。
都並さん、初戦の本田選手はいかがでしたか?都並
サッカーで一番尊いのは結果です。
一番苦しい時間帯にあのスーパーゴールを決める本田の力。
強化しなければいけません。
スタミナ面では100パーセントではないので後半、ミスも増えましたがどれだけ今まで本田に日本が助けられてきたのかを考えたら今回は本田を助ける番です。
手越
スターティング・メンバーについては、どうお考えですか?都並
香川は確かにコートジボワール戦は悪かったので大久保先発で手越
いよいよ運命のキックオフまで23分ほどとなってきました。
城さんと田中アナウンサーがピッチサイドに降りたようです。
田中
スコールのような雨が降ってきましたね。

すごい雨ですね。
田中
ピッチサイドにお越しいただきましたが、どのような印象ですか?城
選手の汗を見ると尋常じゃないくらい汗をかきすぎている感じがする。
湿度が高いなという印象です。
田中
印象的だったのが本田選手がウオーミングアップを始める前、サブの香川選手と強く抱きあうシーンがありました。

香川選手の思いも踏まえて、ピッチで戦おうという姿勢でしょうね。
田中
現在、また雨が弱まってきましたが、今日の芝の感触というのはどうでしょうか。

ピッチは硬いピッチなので滑らないとは思います。
ただ芝が時折、はげてしまうような状況になっています。
ターンをしたりそういったところが難しくなる可能性もあります。
田中
日本代表の選手たちがウオーミングアップを終えてロッカールームに戻っていくところです。
また雨が強くなってきました。

雨が強いのと風がね。
この競技場は風が巻いて吹いているような状況です。
横なぐりの雨になっています。
選手にとって、この雨が続くようであれば、視界がさえぎられます。
集中力が心配だなという印象です。
田中
日本代表のコーナーフラッグは強くはためいていますがギリシャのコーナーははためいていない。
場所によって風の強弱がありそうですね。

そうですね。
選手を悩ませるかもしれません。
お互いにとってそうですから、集中力をたもって頑張ってほしいと思います。
手越
ありがとうございました。
キックオフまでカウントダウンに入ってきました。
北澤さん。
日本代表にエールをお願いします。
北澤
がんばろう!でしょうね。
本田が香川に抱きつくところ。
2014/06/20(金) 05:50〜06:40
読売テレビ1
2014FIFAワールドカップ 「日本×ギリシャ キックオフ直前SP」[字][デ]

運命のギリシャ戦!スタジアム入りした日本代表選手の様子は?ライバルギリシャの要注意選手・最新情報は?スタジアムから完全生中継!

詳細情報
番組内容
運命のギリシャ戦に挑むザックJAPANメンバーのスタジアム到着から練習の様子までを完全中継!試合前ザッケローニ監督を直撃!何を語るのか!?ライバルギリシャの要注意選手を徹底研究!手越があのエースストライカーをギリシャ現地取材!
出演者
【MC】
手越祐也(FIFAワールドカップ日テレ系メインキャスター)
【解説】
都並敏史
北澤豪
城彰二
【実況】
田辺研一郎
【リポート】
田中毅
【進行】
桝太一
水卜麻美
音楽
【日本テレビ系ブラジル2014テーマソング】
「ONE −for the win−」NEWS

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スポーツ – サッカー
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