生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
10時5分になりました。
「くらしきらり解説」きょうはビッグデータ民間活用への課題というテーマです。
スマホなどから日々生まれるビッグデータと呼ばれる膨大なデジタルデータ。
その安全な活用に向かって新たなルール作りが検討されています。
担当は中谷日出解説委員です。
改めて、ビッグデータとは何、とそこから説明してください。
中谷⇒ビッグデータなんですが私たちの生活の中から日々生まれるさまざまなデジタルデータ、例えばネットショッピングの利用履歴、購買履歴SNSのつぶやき、メールの内容ですとかカーナビの走行の状況とかそういった履歴防犯カメラの画像なども今吸い上げられてビッグデータとして活用されている時代です。
これまでビッグデータは利用価値のないごみの山と言われていたんです。
ただの情報だったわけですね。
それがコンピューターの進化ソフトウエアの進化で専門家が分析するとルールやパターンが、あぶり出されるようになったんです。
将来の予測とかビジネスやサービスの効率化などに利用されるようになってこのビッグデータごみの山から宝の山になったということです。
今、ビッグデータは新しい経営資源の1つといわれています。
どういう利用が今されていますか。
詳しく示します。
カーナビなんですけれどもある自動車会社ではカーナビのデータを使って走行データ車がどこで、どんな運転をしているかブレーキをどこで何回踏んでいるかですとかどんなスピードでどこを走っているとか逐一、自動車メーカーのサーバー専用のサーバーに記録されています。
どう利用するんですか。
こんなことがありました。
埼玉県のある道で自動車が急ブレーキ、多発している。
みんなが急ブレーキを踏んでるところがあったんですね。
どうしたんだろうということで自動車メーカーの人と自治体の人が一緒に視察に行きました。
このように街路樹がものすごい勢いで生い茂っていて見晴らしが悪かったんです。
見通しが悪かったんですね。
そして子どもが出てきて、急ブレーキということになっていました。
自治体は、街路樹の枝を伐採して見通しをよくしたら急ブレーキがなくなったということです。
ビッグデータが安全性の向上にも役立ったということですね。
こんな例もあります。
最近、ビッグデータは吸収している集約している会社が独自で使っているというイメージですが、今は、会社どうしが、お互い共有して利用しあったりビッグデータ自体を売っているというようなこともあります。
これも、そのサービスの1つです。
通信会社の情報です。
携帯のGPSデータを使ってどんな町で、誰が何歳のどんな性別の人がどんな動きをしているかつぶさにデータとして統計として取ります。
モバイル空間統計というふうに言います。
これを企業へ売るんです。
どういうところが欲しがりますか。
こういうところに店舗を設けたい会社があったらどこで、どんな人がどういうことをしているか分かれば商売に有益なります。
どこにお店を出店すればいいか分かりますものね。
ビッグデータは、自分のところで使うだけではなくて売る時代になっています。
病院のカルテを電子化して病院の患者さんのデータを集めます。
それによって年齢、性別、治療履歴、生活習慣などが集められます。
またベテラン医師の知識や経験などもビッグデータとして集めることによって全国津々うらうらどこでも遠く離れた遠隔地の診療所でも、若い経験の少ないお医者さんでも同じ治療をすることができます。
ひいては治療費も安くなります。
非常にビッグデータは、安心、安全にも活用される時代ということなります。
うまく使えばビッグデータは非常に便利なものなんだろうなと思いますが、知らないところで、私たちの情報が集められたり売られたりするというのはちょっと心配なんですけれども。
こんな感じになっています。
2003年、日本では個人情報保護法案が成立しました。
ここでいう個人情報というのは氏名、住所、顔写真など単独で個人が特定できるものです。
ところが先ほど言いましたようにビッグデータがどんどん増えてこの領域ではなかなか当てはまらない区分新しい情報が生まれました。
産業側はどんどん使って新しいサービスや、ビジネスをしていこうというふうに思いますよね。
これは個人情報保護法案で守られていないものですか?準じるものとして、新たなものが出てきました。
何かルールを作ってほしいと思いますね。
ビジネス側も、どんどん使おうとします。
個人情報保護法の改正をしていこうという流れに今、なっています。
これにルールを作っていこうということになっています。
産業界がそんなことをされたら、有用にこのデータが使えませんよということでそれはやめてということなっています。
例えばルールというのはどういうルールがありますか?どうしたら公表しなくてはいけないよとか、許可を得なくてはいけませんよとかなかなか大変だということが産業界の言い分です。
どうなったかといいますとこういう状態です。
第三者機関が今後できるんですがプライバシーコミッショナーといいます。
それを個別に判断していこうということです。
個別に毎回この案件はどうか情報を使っていいかということを第三者機関が判断するということですね。
よく考えると情報の区分がしっかりと定義されてルールを決めていないと使う側も迷います。
ビジネスに有効にするためにもしっかりとルールを産業側の言い分を入れながら決めていくことが、大事なんじゃないかと思います。
個別に判断するといっても、私たちの情報が個別に出ていくこともあります。
プライバシーのことも気になりますしちゃんとルールを決めないと産業側も使いにくいということですね。
産業側のルールも当然、議論するんですが国民目線のルール作りもしていかないとなかなか、われわれが安心してプライバシーを使ってもらえるビジネス側にも有利になるムードというのも出てこないと思います。
使うときに匿名化できるようなシステムも開発されているんですか?こういったものを使うときにこれから、匿名化する技術が開発されていくと思うんですが匿名化するためのルールそういったものも必要になります。
ルール作りは非常に重要な1つの流れになります。
役に立つものだけに、そこはちゃんと決めないといけませんね。
欧米とかほかの国ではどういうふうになってますか。
2003年の時点では、アメリカや、ヨーロッパ非常に個人情報に対しては、非常におおらかになっていましたが今は問題があって自主規制しています。
使うときには必ず許可を得るようにという状況になっています。
日本のムードとはちょっと違います。
日本もいろいろ考えなくてはいけません、中谷日出解説委員でした。
次回のテーマです。
安倍総理大臣は就任以来、女性の力をわが国最大の潜在力として女性の活躍を成長戦略の柱の1つに位置づけています。
成長戦略のねらいと課題について担当は岩田明子解説委員です。
ぜひご覧ください。
2014/06/20(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「ビッグデータ民間活用への課題」[字]
NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢
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出演者
【出演】NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢
ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
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