情報まるごと 2014.06.20

こんにちは。
情報まるごとです。
きょうのメニューです。
日本、後がなくなりました。
ギリシャ戦は引き分けでした。
決勝トーナメントに向けて厳しい状況ですが、まだ望みはあります。
日本の1次リーグ突破の条件、こちら、詳しく見ていきます。
解説はですね、こちらの方です。
元日本代表、野人こと岡野雅行さんです。
では、各地のニュース、話題です。
きょうのにっぽんまるごと。
新潟、群馬、岡山、佐賀からです。
岡山からはタンチョウ、誕生したばかりのひなの話題をご紹介します。
そしてアンテナショップ巡りがあります。
今回は宮崎県に行ってきました。
定番のマンゴーのほかにも、意外なものまで、特産、たくさんご紹介します。
まずはワールドカップからです。
日本対ギリシャの試合。
日本中が固唾を飲んで見守りました。
負ければ1次リーグ敗退。
応援にも力が入ります。
頑張れ、日本!。
勝ち点3を目指し、攻撃的な中盤に大久保を起用。
香川はベンチスタートです。
前半19分、大久保から大迫へ。
積極的に狙います。
前半33分は、左サイドの長友から。
大久保のシュート。
日本の得意パターンでチャンスを作ります。
そして38分。
ギリシャのカツラニスが2枚目のイエローカード。
退場となります。
日本は1人多い有利な立場となって前半を折り返します。
0対0の緊張する展開。
仕事の開始が迫る人は。
東日本大震災の被災地では、先月、香川選手と交流した小学生が、ぎりぎりの時間までテレビで観戦しました。
後半も日本がペースを握ります。
23分、途中出場の香川から内田。
決定的チャンスも、大久保が決めきれません。
この3分後、日本が押し込み、ゴール前の攻防。
打てるか?打ったー!
内田のシュートは枠を外れます。
大久保のミドルシュートも、ゴールを割れません。
そして終了間際、フリーキックのチャンス。
遠藤!
日本は16本のシュートも、ギリシャの守りを崩しきれず、引き分けました。
ここで試合終了。
スコアレスドロー。
日本、勝ち点1。
初戦のあと、世界中から称賛されたごみ拾い。
すっきりしない結果にも、日本のサポーターたちは、スタジアムをきれいに戻して、帰路に就きました。
きょうはスタジオに、元日本代表で、野人の愛称で親しまれています、岡野雅行さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
岡野さん、J3・ガイナーレ鳥取のゼネラルマネージャーを現在、務められています。
さあ、きょうの試合ですが、悔しかったですね。
そうですね。
引き分けといっても、やっぱり勝ちにいきたかったという。
そうですね。
もう、思い切った攻撃が見たかったですね。
でもまだ望みはつなぎましたよね。
全然あります。
その望み、詳しく岡野さんに伺っていきたいと思いますが、その前に、岡野さんといえば、やはりこちらですね。
シュート行きます!こぼれ球!日本、先制!最後は岡野。
岡野さんのゴールで、日本はワールドカップ初出場を決めました。
そして一方、こちらはチュウブYAJINスタジアム。
岡野さんのニックネーム、野人にちなんで名付けられました。
岡野さんがゼネラルマネージャーを務められる、J3・ガイナーレ鳥取の拠点の一つです。
岡野さん、何度見てもいいシーンですね。
そうですね。
今見ても、ちょっと怖いですよね。
怖い?ご本人はいろいろ複雑なところかもしれません。
さあ、日本、まだ望みはあるんです。
ただ、状況が非常に複雑でして、一度整理しようと思います。
グループC、まずこんな今、状況になっています。
もう1試合ですね、コロンビアがコートジボワールに勝って、決勝トーナメント進出をこちら、決めています。
決勝トーナメント出場の枠は残り1つとなっていて、日本が3位、コートジボワールを追う展開となっています。
もう、残りの1枠は絶対に勝ち取りたいですよね。
そうですね。
もう勝つしかないので、本当に積極的に攻撃にいってほしいなと思いますね。
それでは、決勝トーナメント進出を決める勝負、どう決まるのかというのを今度、こちらで整理していきます。
まずは、この勝ち点を多く取ったチームから決まっていくんですね。
勝ち点というのは1試合で勝つと3点がもらえて引き分けると1点がもらえて、負けた場合は0点ということで、この勝ち点の合計で決まるということですね。
その勝ち点が、今度並んだ場合なんですけど、こちらです。
得点から失点を引いた、得失点差がより大きいチームが、決勝トーナメントに進みます。
それでもこの得失点差が並んでしまったという場合は、総得点が最も多いチームが進みます。
これもじゃあ、並んじゃったらというと、今度、直接対決の結果で決まるということなんですね。
では現在3位の日本。
どんな条件がそろえば1次リーグを突破して、決勝トーナメントに進めるのでしょうか。
今度はこちらです。
条件、まずはこちら、日本が次の試合、コロンビア戦で勝利すること。
これはもう必ず必要になってきます。
そして、そうですね。
ここ、負けても引き分けてもその場で1次リーグ敗退が決まると。
これ、勝ってもさらに必要になってくるのが、この2番です。
ただコートジボワールがギリシャに負けるか引き分ける。
この2つ必ずそろう必要があるということなんですね。
日本が勝つのはもちろんなんですけども、コートジボワールの行方も気にしなければいけないという。
ちょっと他力というのがですね、難しいんですけども、日本はとにかく勝てばまだ望みがあるので、まず勝つことです。
まずは勝つことですね。
では、これを満たしたうえで、さらに、まだ条件があります。
こちら、場合分けで見ていきます。
まずはこちら、日本が勝ったうえでコートジボワールが負けた場合です。
こうなりますとですね、日本とギリシャが勝ち点4で並ぶことになります。
この場合、先ほどあった得失点差でどちらが決勝トーナメントに進むか決まります。
現状では、日本が得失点差で上回っていまして、やや有利ということなんですね。
日本、今のところ有利ということですけど、どんなふうに見られますか?
いや、もう、こういうですね、細かいことは気にしないで、まずは勝つことですね。
だそうです。
勝たないと次がないので。
雑念は。
雑念は避けて勝つことに専念してほしいです。
ちょっと、やっぱり分かりにくいんで、もうちょっと細かいところを見ていきたいんですけども、コートジボワールが今度、引き分けの場合ですね。
そうすると、今度は日本とコートジボワールが勝ち点4で並ぶんですが、得失点差を考えますと、日本は今、追っているため、このコロンビア戦に2点以上の差をつけて勝つ必要が出てくるということですね。
最後に考えたくありませんが、こちら。
コートジボワールが勝った場合ですけれども、ギリシャに勝った場合、勝ち点がコートジボワール6となりますので、その時点で日本の決勝トーナメント進出はなくなるということになります。
なんとも厳しい戦いですが。
では、きょうありました、ギリシャ戦について、振り返っていきたいと思いますが、0対0の引き分けということになりました。
岡野さん、これなぜ、日本、得点できなかったのか、見方をお願いします。
怖さですね。
怖さ?
怖さがなかったんです。
怖さがなかったんですね?
日本に怖さがなかった?
ボールも支配してましたし、攻撃もたくさんしてたんですけども、相手に怖さを与えられるプレーが、あまりなかったという印象でした。
そういった点がちょっと足りなかったと?
そうですね。
相手のディフェンスを自分の守ってるゴールのほうに、裏っ返すことができなかったというか、ひっくり返すことができなかったということですね。
試合の場面で、ちょっと見ていきましょうか。
これは。
カウンターのシーンなんですけど、このシーンでも。
順調に攻めていっているようには見えますが。
ここで本田選手が後ろ向きになってしまうんですけど。
一瞬、自陣側に向きましたね。
ここを無理にでも、相手のディフェンスの裏に、やっぱりボールを出すことで、相手のディフェンスに脅威を与えることになるので。
このシーンは、このシーンもそうですね。
ここで後ろ向きになってしまったんですけど、相手が後ろ向きで追いかけてる状態のときに、もっと、そのさらに裏を突ければ、もっと速い攻撃ができて、相手を後ろ向きにすることができるんですね。
どうあるべきだったのか、こちらで。
さっきの本田選手ですね。
攻撃の展開が遅かったと考えるべきですか?
ここで本田選手がボールを受けるんですが。
ここのときに、内田選手がいいランニングをしてました。
それでですね、無理やりというか、無理な体勢でも、この裏にボールを出せば、相手のディフェンスが、自分のゴールを向いて、ボールを追いかけることになります。
そうすると非常に、怖さを与えられるんですが、きょうの日本の展開は、相手のディフェンスがいい向きのまま、この前でボールを回していたので、なかなか相手を崩せなかったというところが、ちょっと怖さが足りなかったかなと。
やっぱりディフェンダーの人たちが、ゴール、自分たちのゴールに向かなきゃいけないというのは、オウンゴールの可能性だったりとか。
そうですね。
いろんな恐怖が出てくるということですかね?
きょうも決定的なシーンは2回だけあったと思うんですけど、そのシーンがやっぱり、ここのぎりぎりのところまで、切り込めてるんですね、日本が。
だから相手が自分のゴールのほうを向いて、守備をしてるときは、すごい決定的なチャンスになってるんです。
翻弄できている。
そういうシーンもありましたかね?どうでしょうか。
これが長友選手なんですけども、ここで単純にボールを上げても、相手はそろった状態なので、守りやすい。
ディフェンダーもきっちりそろってますし、すぐに追いかけられる。
単純にボールを上げても、相手がそろった状態でいるので、はね返されてしまう。
それでボールを下げるしかない。
これ、内田選手。
このシーンも、単純に上げたことによって、相手が守りやすい状態。
今のは怖さを与えられなかったっていうことですね。
られなかったということです。
普通のプレーといいますか、
きょうは2回ぐらい、怖さを与えたシーンがあったんですけども。
そのシーンを、では。
切り込んでいったというシーンですね。
このシーンは、ぎりぎりまで切り込んで、上げたことによって、相手が後ろ向きになってますね。
で、慌ててカットしようとするんですが、ぼこっと、決定的なチャンスになったと。
こういうシーンをたくさん作ることが、得点にものすごく近づくので、やっぱり、最後で1対1とか、1対1の場面があったら、やっぱり仕掛けてほしいなと。
確かにこのVTR見てますと、ギリシャ側のディフェンダーがかなり慌てているのが見て取れますね。
これだと、自分のゴールに、オウンゴールをしてしまう可能性もあるので。
こういうところということですか?
どんどんついていく。
こういう所で切り込んでいくと、ここでファウルをするとペナルティキックになりますので、相手もファウルができないですし、やっぱりここにどれだけ入っていけるかというのが、得点のチャンスにつながると思います。
思い切りのあるプレーっていうことがいえるかと思うんですが、例えばどういう選手に期待されますか?
そうですね。
長友選手はきょう、たくさんそういう場面があったんですけども、やっぱり、長友選手がここで仕掛けてですね、ここまで切り込んだ、さっきもありましたけども、やっぱりすごくチャンスになります。
だけどここで、仕掛けないで、普通にいると、このディフェンスが何も崩れることなく、このままラインを保ったまま守れるんですが、ここで仕掛けることによって、このディフェンスの選手がカバーに行かなきゃいけない。
そうすると、ここでギャップが生まれるわけですね。
そうするとフリーの選手がたくさん中で生まれてくるということで、きょうはここから単純にボールをちょっと上げすぎたということが、なかなか点にならなかったですね。
そういうチャンスというところでは、大久保選手も入っていきましたよね。
だから岡崎選手とか大久保選手は、突っ込んで、もうどんどん打った。
いける選手なので、ここまで切り込むと、どんどんこの2人がもっともっとディフェンスを引っ張っていくと、後ろで本田選手が、フリーでボールを取れるという状況が出てくるんで、そういうシーンをたくさん作ってほしいなと思います。
怖さを相手に与えるということですね。
ではですね、次の相手となります、コロンビア。
そのコートジボワールとの試合、こちらを見ていきます。
世界ランキング8位のコロンビアは初戦、3ゴール。
コートジボワールは初めての1次リーグ突破を目指します。
前半は両チームとも決め手を欠き、0対0で折り返します。
後半19分、コロンビアのコーナーキック。
ロドリゲスの2試合連続ゴールで均衡を破ります。
コロンビアはさらに6分後、カウンターからでした。
スルーパス通った。
追加点!コロンビア!
途中出場のキンテロが決めました。
選手交代が当たり、リードを広げます。
追うコートジボワールは、後半28分。
ジェルビーニョ来ました。
中に送ってシュート!
得意のドリブルで3人をかわしました。
個人技で1点差に詰め寄ります。
しかし反撃もここまで。
コロンビアは2連勝で、決勝トーナメント進出を決めました。
次は強豪、コロンビアとの一戦ということで、岡野さん、ではコロンビアに勝つために必要なポイントをお願いします。
覚悟です。
覚悟?
覚悟!
どんな意味を込められましたか?
もうとにかく勝つしかありませんし、とにかく今までやってきたことを全部覚悟に決めて、もう勝負していくしかないので、とにかく勝たないと上がれないという、気持ちを持ってやってほしいなっていうことで、覚悟ですね。
その覚悟を持ってぶつからなければいけないコロンビアは、どの点を注意して戦っていったらいいでしょうか?
そうですね。
コロンビアは個人技術、一人一人高いですし、とにかく1対1の強さというのは、本当に南米の選手は強いので、そこでどんだけ日本の選手が戦えるかですね。
まず戦わないと絶対に勝てないので、まず1対1で負けないこと。
そして、覚悟を決めて攻めることですね。
先ほど伺ってきましたけど、キープレーヤーを挙げるとすると、どの選手ということになりますか?
まあ、みんなキープレーヤーなんですけども、やっぱりサイドの内田選手、長友選手がどこまでいけるか。
内田選手と長友選手。
先ほども言いましたけど、この危ないゾーンにどれだけ2人が切り込めるかということになると、相手のディフェンスが、外にカバーに行かなきゃいけなくなるので、真ん中が空いてくるので、いつもの日本の3人、4人という真ん中で崩す攻撃ができるので、まずサイドをどれだけ突けるかですね。
危ないゾーンにどれだけ入っていけるかというのが、日本のやっぱり鍵を握ると、僕は思っています。
やはりチャンスそのものを増やさなければならないということなんですね。
そうですね。
決定力不足とよく言われるんですが、決定力不足というより、決定的チャンスが少なすぎるっていう見方もあるので、まずどんだけチャンスを作れるかですね。
相手にどれだけ脅威を与えるかということで、どんどん隙が生まれてくるので、そうすると日本のゴールを取れる選手たちがいるので、生きていくと思います。
やっぱりサイドを、どんどんどんどん崩していってほしいなと思います。
日本らしいサッカーをするためにも、もう長友選手と内田選手にどんどん攻めていってもらいたいところですね。
非常に日本代表、今、厳しい状況だと思うんですけども、岡野さんもそれこそ逆境で戦ってこられた経験、たくさんあると思うんですが。
さっきもやってましたけども、V、ゴールシーンありましたけど、僕たちもあのときはなかなか勝てなくてですね、いろいろ、周りからは絶対、だめだって言われてたんですけど、やっぱり最後、みんな仲間を信じて、戦ったことによってああいう奇跡が起こったので、今回、日本も必ず奇跡が起こると思うので、最後まで諦めないでほしいですし、もう本当に、日本の皆さんもたくさん応援してほしいし、魂を入れて応援していただきたいなと思います。
まさに奇跡がね、起きる状況はもう、できているといえるかもしれないですね。
ピンチをチャンスに切り替えたいですね。
そのコロンビア戦ですが、日本時間の25日午前5時からのキックオフです。
岡野雅行さんとお伝えしました。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
にっぽんまるごとです。
梅雨がない北海道で、長雨が続いているというニュース、きょうもお伝えします。
札幌市ではきょうも雨が降りました。
6月の記録更新です。
札幌の斉藤さん。
札幌ではけさも雨が観測され、15日連続の雨となりました。
6月としては、明治18年に統計を取り始めて以来、最も長い記録となりました。
札幌管区気象台によりますと、北海道内は湿った空気が入りやすい気圧配置が続き、梅雨のような雨や曇りがちの天気が続いています。
札幌市では、けさもごく少量の雨が観測されて、今月6日から15日連続で雨が降り、明治18年の統計開始以来、6月としては連続降雨の最も長い記録となりました。
このほか、室蘭市でも17日連続となり、6月としての長雨の最長記録を更新したほか、釧路市で18日連続、函館市と帯広市で15日連続で雨となっています。
また、今月6日からきのうまでの日照時間は、札幌市で13.3時間と、平年の15%にとどまり、函館市と帯広市で14%、室蘭市で16%となっています。
長雨の影響も出ています。
新ひだか町の牧場では、家畜の飼料用として牧草を育てています。
ところが長雨のため、牧草地がぬかるんでトラクターが入れず、やむなく手作業で刈り取りを始めました。
気象台によりますと、北海道に梅雨のような天気をもたらしている気圧配置は徐々に弱まり、あす以降、晴れ間が見える所が増える見通しです。
続いては去年、冷凍食品に農薬が混入され、大量の商品が店頭から撤去される騒ぎになった事件の裁判です。
群馬県の工場で、農薬を混入させ、業務を妨害した罪などに問われている元従業員の初公判が開かれ、元従業員は間違いありませんと述べ、起訴された内容を認めました。
ピザやコロッケなどの冷凍食品から、農薬のマラチオンが検出された今回の事件。
体調不良を訴える人が出て、640万個の商品がスーパーの店頭から撤去されるなど、大きな影響が出ました。
一連の事件では、食品大手、マルハニチロの子会社の群馬県の工場に勤めていた阿部利樹被告が、去年10月から11月にかけて、22の製品に農薬を吹きつけて混入させ、工場での製造や出荷の業務を妨害した罪などに問われています。
前橋地方裁判所で、きょうから裁判が始まり、阿部被告は、間違いありません、製造ラインを止めて、会社を驚かせようと思い、やってしまいましたと述べ、起訴された内容を認めました。
続いて検察は、冒頭陳述で、被告は給与が減額され、賞与についても自分より後に勤め始めた人よりも少ないことに憤慨したと指摘したうえで、去年9月、自宅の物置に農薬の小瓶があることに気付き、これを商品に吹きつければ、工場が大騒ぎになると思い、腹いせにやったと述べました。
この裁判、次は来月3日に開かれ、被告に対する質問が行われます。
次は、気象情報です。
奈良岡さん。
東日本と西日本では、きょうも晴れ間の出ている所が多くなっていますが、内陸部を中心に天気の急変にお気をつけください。
こちらは、この時間の栃木県那須町の様子です。
雲が多いようですね。
もくもくとした雲も見られます。
きょうも上空には寒気が流れ込んでいるため、北日本から西日本にかけて、広く大気の状態が不安定で、ところどころで夕立がありそうです。
特に関東甲信の内陸部では、雷を伴って激しく降るおそれがあります。
急な雷雨にお気をつけください。
関東のきょうの雨は、長く降り続くタイプの雨ではありませんが、これから九州では長く雨が降りそうです。
雨の降り方も強まって、大雨になるおそれがあります。
では、この先の雨の見通しを詳しく見ていきます。
きょうの夕方から見ていきましょう。
次第にまとまった雨雲が九州に近づいて、種子島周辺、活発な雨雲がかかって、今夜、激しく降りそうです。
そしてあすの朝には九州、広く雨雲がかかりそうです。
日中も断続的に黄色い表示の活発な雨雲がかかって、九州の南部では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る所が局地的にはありそうです。
あすの昼までに予想される雨の量は、九州南部、多い所で150ミリとなっています。
あさってにかけて、断続的にさらに強い雨が降って、雨の量はこれよりもさらに多くなるおそれがあります。
土砂災害に警戒が必要です。
では雨の原因を天気図で見ていきましょう。
あすの予想天気図です。
梅雨前線が北上してきます。
そして前線の上に低気圧があって、梅雨前線の活動が活発になりそうです。
このために前線に近い九州を中心に、大雨となりそうです。
あさってになりましても、梅雨前線は九州の辺りに停滞したままです。
このために九州は断続的に雨が降って、雨の量が多くなりそうです。
そして前線や低気圧が、東日本や西日本の太平洋側にも近づいて、太平洋側の沿岸部では雨足の強まる所がありそうです。
次は中国地方から、かわいいタンチョウのひなが生まれたというニュースです。
高嶋さん。
岡山県和気町には、国の特別天然記念物、タンチョウの飼育数が日本一の、岡山県自然保護センターがあります。
このセンターで今月、9年ぶりにひなが誕生し、きょうから施設内の池で過ごし始めました。
こちらが今月6日に生まれたばかりのタンチョウのひなです。
生まれたときは僅か20センチほどの大きさでしたが、2週間で45センチと、順調に育っています。
きょうからは日中、飼育施設を出て、施設内の池で過ごすことになりました。
茶色い産毛のひなは、親鳥のあとを追って、早速、池に入りました。
その後、ひなは岸辺に上がって、親鳥から与えられたミミズを食べたり、草陰で涼んだりしていました。
ひなはあと3か月で、親鳥と同じ体長1メートル50センチほどに育つということです。
飼育している岡山県自然保護センターでは、今、ひなの名前を募集しています。
命名式は来月27日に行われるということです。
ちっちゃいころから首が長いんですね。
続いて、九州、沖縄です。
まもなく本格的な夏を迎えますが、夏といえば子どもたちに大人気のカブトムシ。
出荷が始まったようです。
佐々木さん。
佐賀県太良町では、授産施設で育てられたカブトムシの出荷が、きょうから始まりました。
佐賀県太良町にある障害者の授産施設、佐賀西部コロニー昆虫の里では、木工製品の製作の際に出るおがくずなどで作った腐葉土を利用して、30年ほど前からカブトムシやクワガタを育てています。
ことしも本格的な夏を前に、きょうから体長8センチから9センチほどに育ったカブトムシの出荷が始まりました。
初日のきょうは、施設の利用者が大きな箱からカブトムシを取り出し、透明な飼育ケースに2匹ずつ入れました。
そして施設の利用者や職員たちが見守る中、50ケース、合わせて100匹が、障害者の手作りの商品を販売している佐賀県白石町の施設に向けて出荷されました。
佐賀西部コロニー昆虫の里では、ことしはカブトムシ9000匹を飼育していて、九州各地のホテルや夏祭りの会場にも送られるということです。
カブトムシの出荷はこれから8月上旬にかけて行われ、出荷のピークは夏休みが始まる時期の来月中旬から下旬だということです。
ことしは新潟県中越地震から10年になります。
新潟県長岡市の山古志地区は、ニシキゴイの養殖が盛んですが、あの地震で壊滅的な被害を受けました。
あれから10年。
地震のあとに生まれたコイが、ことしようやく、卵を産むまでに成長し、新たな命が誕生しています。
コイを大切に育ててきた親子の思いを取材しました。
元気に泳いでいるのは、中越地震後に生まれたニシキゴイです。
体長は80センチを超え、大人のコイに成長しました。
ニシキゴイ発祥の地として知られる長岡市山古志地区。
42年前から、コイの養殖を営む田中重雄さんです。
中越地震で被災した田中さんは、親子でニシキゴイの復興を目指してきました。
初夏はコイが産卵する季節です。
地震後に生まれ、田中さん親子が育て続けたニシキゴイは、ことしようやく産卵できるまでに成長しました。
10年前に発生した新潟県中越地震。
ニシキゴイの養殖業は、壊滅的な被害を受けました。
田中さんの自宅は全壊。
さらに、50か所ほどあった養殖池はすべてが壊れ、5000匹のコイを失いました。
田中さんは、すべてを諦め、山古志を離れることも考えました。
しかし、仮設住宅で暮らしながら、3年かけてすべての養殖池を修復しました。
田中さんを支えたのは、3人の息子たちのことばでした。
地震から3年後、田中さんはようやくコイの産卵に成功。
新しい命に親子の再起を懸けました。
この稚魚たちを立派に育てて、親ゴイにしたい。
長男に続いて、会社を辞めた次男と、学校を卒業した三男が加わり、親子4人での親ゴイ作りが始まりました。
田中さん親子は、稚魚の育て方で口論になったり、病気でコイを失うなど、幾度もの失敗と挫折を繰り返しながら歩んできました。
そのコイが、ことし初めて産卵に挑戦します。
今月10日、地震後生まれたコイが、いよいよ産卵します。
息子たちも静かに見守ります。
メスが体を動かし、水面をたたく動作は、産卵の準備ができた合図です。
せーの。
田中さん親子は、卵のふ化率を上げるため、コイを麻酔で眠らせて、人口産卵を行いました。
この日、5匹のメスが産卵に成功。
およそ250万個の卵を産みました。
期待と不安を胸に、田中さんはふ化の瞬間を待ちます。
産卵から3日目。
おお!出た!
向こうも出た!
親子が長年、願い続けた新しい命の誕生です。
田中さんは、生まれたばかりの稚魚を池に移しながら、ここまで苦労を共にした息子たちのさらなる成長を願いました。
中越地震から10年。
ニシキゴイの復興に懸けてきた田中さん親子。
新しい命は、これからも山古志で受け継がれていきます。
さあ、金曜日おなじみのこのコーナー、アンテナショップめぐりです。
特産品の販売ですとか、グルメが味わえるアンテナショップに伺いまして、地域の魅力をまるごと堪能します。
今回はこちら、宮崎県のアンテナショップです。
この時期ならではの楽しみを味わってきました。
たくさんの人が行き交う新宿駅、その南口を出てすぐのこちら、宮崎県のアンテナショップにやって来ました。
ガラス張りのおしゃれな建物が、新宿みやざき館KONNE。
こんにちは。
宮崎県出身の日高由美子さんに案内してもらいました。
地元、よくご存じなんですね。
どうしてコンネなんですか?
こちらは宮崎弁でいらっしゃいという意味なんですよ。
宮崎に、こんね!
駅の目の前ということもあり、仕事帰りや新宿への買い物がてらに立ち寄る女性たちが多いそうです。
かなりにぎわってましたよ。
本当だ。
宮崎といえば。
そうです。
マンゴーですね。
やっぱりマンゴーですよね。
宮崎の完熟マンゴー。
値段は時価で1つ2000円前後です。
これはおいしいでしょうね。
たまらなかったですよ。
一つ一つネットをかけて、丁寧に栽培されているんですね。
熟して枝から自然に落ちたものを、このかけたネットでキャッチして収穫するという方法なんですって。
今回は特別に試食させていただきました。
口の中であっという間にとけました。
甘みもすごく強くって、香りも濃厚ですね。
自慢のマンゴーです。
とけちゃうんですね。
はい。
今月いっぱい、この味、味わえます。
7月8日はチキン南蛮の日とありますけど。
7月8日はチキン南蛮の日なんですよ。
そうなんですか?それはですね、なんばんの語呂合わせなんですって。
なるほど。
宮崎県延岡市がチキン南蛮発祥のまちとして、PRしているんです。
鶏肉を揚げて甘酢に浸したもの、それにタルタルソースとの組み合わせが、食欲をそそりますよね。
ごはんにも合いますしね。
そうなんですよ。
おいしそうですね。
いくつでも食べられちゃう。
このチキン南蛮をタレやタルタルソースなど、おいしく作れる調味料が並んでいました。
畜産が盛んな宮崎県。
ブロイラーの飼育数は全国1位を誇るんです。
鶏の炭火焼きは15種類も種類が取りそろえてありましたよ。
そしてやっぱり、お供は焼酎です。
アルコール度数25度が一般的ですが、宮崎では20度が定番です。
戦後、税額の低い20度を…、20度の焼酎を販売した名残が今もあるんですって。
宮崎の夏といえば、冷や汁ですね。
あー、冷や汁、大好きですよ。
そうですか?
私も大好物、こちらが夏の郷土料理、冷や汁です。
いりこといりごまなどを、焼きみそとすり合わせ、水でのばした冷たい汁に、ほぐした豆腐、キュウリ、大葉を加えたものです。
お店の一角にある軽食コーナーで頂くことができるんです。
温かいごはんに、豪快にこの冷たいお汁をかけて、かき込んで食べるのが、本場流です。
これは合格じゃないですか?
かき込みました。
豪快にね。
口の中にゴマの風味といりこの風味と、そしてキュウリの歯応えと、楽しめますね。
続いてはこちら、ご存じの方、少ないんじゃないでしょうか、飫肥天です。
魚のすり身を油で揚げたものなんですが、ちょっと意外だったんです。
召し上がってみてください。
いただきます。
うん、甘いです。
そして、食感が口の中でふわっと。
宮崎の隠れた名品という感じでした。
おやつにも、おつまみにもぴったり、一度食べたら癖になる味わいでした。
飫肥天って、どんな食感だったんですか?甘いんですよね?
そうですね。
黒糖の甘みがあって、食感が意外なんですね。
つみれだったりとか、ちくわみたいなものを想像したんですが。
ちょっとね、歯応えがありそうでしたけどね。
どっちかというと、はんぺんに近いというか、はんぺんほどほわっとはしてないんですけど、食感もあり、でも柔らかさもあるという、珍しい食べ物でした。
そして何よりもマンゴーの旬は今月いっぱいなので、ぜひ、お早めにお店に足を運んでください。
新宿みやざき館KONNEは、新宿駅南口を出てすぐ、サザンテラス内にあります。
さあ、アンテナショップめぐりでした。
続いては、にじまると各地の空を散歩するにじさんぽです。
奈良岡さん、きょうの空はどうでしょうか。
きょうはこのあと内陸部を中心に、一雨あるかもしれません。
それでは空の散歩に出かけましょう。
こちらは鹿児島県薩摩川内市です。
薩摩川内駅なんですけれども、ちょうどあす、毎月第3土曜日に、市内の高校生や大学生から、利用者へ、ちょっとしたお茶のふるまいなど、おもてなしが行われているそうですよ。
薩摩川内は、薄い雲が広がっていますかね。
明るい曇り空になっています。
これから雲が厚くなっていきそうです。
夜は雨です。
そしてあす、あさっても雨で、非常に激しく降る所もありそうです。
お気をつけください。
づいていては島根県松江市です。
山陰のあじさい寺といわれています月照寺では、3万本のアジサイが色づき始めているそうです。
松江も雲が多いようですね。
このあとひと雨あるかもしれません。
続いて兵庫県淡路島の現在の様子です。
初夏に旬を迎える淡路島のマダコをPRしようと、あさって日曜日、南あわじ市でたこまつりが開かれるそうですよ。
続いて静岡市清水区由比です。
静岡市内の由比小学校では、子どもたちにお茶の魅力を伝えようと、お茶の入れ方教室がおととい、行われたそうなんです。
今後も市内各地の小学校で行われていくそうです。
続いて岩手県宮古市、見えているのは宮古湾です。
こちらでは、ミズダコが旬を迎えまして、漁が行われています。
宮古はあす、午前中を中心に晴れ間が期待できそうです。
きょうはちょっと、どんよりとしていますね。
最後は北海道根室市です。
太平洋に面した花咲港の眺めです。
今、サケマス漁が行われていて、来月からは花咲カニ漁が解禁になります。
2014/06/20(金) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
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▽日本代表どう戦った? ▽食べたい!宮崎名物 【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

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【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子

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