W杯グループC第2戦。
コロンビアが勝ち、決勝トーナメント進出へ。
堅守ギリシャを倒し、どうしても勝ち点3が欲しいザックジャパン。
この真っ青に染まったスタンドからもブラジルへ熱いエールが贈られています。
全国に沸き起こるニッポンコール。
列島が青一色に染まる。
ザッケローニ監督はエース・香川を下げ、ベテラン・大久保を投入。
これまで右サイドに主戦場を置いてきた岡崎を左サイドに入れる布陣で臨む。
日本は前半から惜しいシュートの連発。
前へ前へ、日本らしい攻めのサッカーを見せる。
前半29分、本田のフリーキック。
日本の攻撃は相手の焦りを生み38分にはカツラニスが2枚目のイエローで退場。
前半から数的優位に立つ。
日本は後半開始から遠藤、12分には香川を投入。
より攻撃的に勝利への意欲を見せる。
すると23分、その香川からビッグチャンス。
時間が刻々と過ぎる中、さらにゴールを目指す日本。
しかし…日本、引き分けで勝ち点1。
決勝トーナメント進出をかけ、5日後、コロンビアと激突する。
今夜のゲストは、おなじみ藤原帰一さんです。
藤原さん、ギリシャ戦、惜しくも引き分けでしたね。
残念でしたね。
ちょっと朝からうーんと思った方も多いと思いますけれども、W杯の解説は元日本代表、小倉隆史さんです、よろしくお願いします。
小倉さん、何とか決勝トーナメント進出の望みはつないでいるんですよね?まだまだ諦めるわけにはいかないですね。
さて、今日行われたギリシャ戦は日本時間の午前7時、朝7時ということで日本のファンたちは、様々な場所でその熱戦を見守りました。
IT企業に勤める小野彩子さん。
夫と朝食をとりながらの応援だったが出社時間が迫り、試合途中で先に家を出ることになった。
午前7時にキックオフ。
通勤・通学しながらの応援はまさに時間との戦いだった。
早めに出勤した人たちはパブリックビューイングでたっぷり観戦した。
ユニフォームの下は仕事用のワイシャツ。
会場に入り切れなかった通勤途中の会社員も続々集まり、ガラス越しに観戦。
空港では、飛行機を待ちながらの応援。
思わず…東京・巣鴨。
一見、携帯電話で話しているのかと思いきや…実はラジオで実況を聞きながらの応援だった。
普段はランニングで賑わう皇居周辺も今朝はこのとおり。
走りながらの応援。
多摩川では釣りをしながら応援する男性もいた。
試合後、渋谷のスクランブル交差点多くの警官が出動し、大きな混乱はなかった。
一方、W杯で染まった街中を尻目に会社へと急いでいたのは、試合途中で家を出ざるを得なかった小野さん。
しかし、出社時間の10時を過ぎても社内は閑散としていた。
小野さんは電話番のため一足早く出社した。
午後2時、社員が続々と出社。
崖っぷちの日本代表。
次のコロンビア戦は午前5時キックオフ。
改めまして、ここから小倉さんとお伝えしてまいります。
ギリシャが10人になった時点でいけると思ったんですけれどもね?そうではなかったんですね。
1人ギリシャが減ったことによって、攻撃と守備、攻撃は捨てて守備を固めてゴールを固めるといった形になったので日本にとっては点を取るのがさらに難しくなった形になったんですね。
ただでさ硬かった守備がより硬くなってしまったということですね。
そして日本のいるグループCはこのようになっています。
現在1位のコロンビアは2連勝ということでグループリーグ突破が決まっています。
日本は1分1敗、そして勝ち点1、得失点差で3位につけているんですが、この日本が決勝トーナメントに進出するためにはまず次のコロンビア戦に何が何でも勝つということ。
そして今日戦った相手のギリシャが次のコートジボワール戦で引き分け以上となれば得失点差次第で日本の決勝トーナメントの進出が決まることになります。
ということは、ギリシャにも頑張ってもらわなきゃいけないですね。
ギリシャが負けてしまってはダメですね。
ある程度で頑張ってもらえればいいですね。
日本がコロンビア戦を勝った上でできるだけ多くのゴールを奪いたい。
どうでしょうか?でもも、コロンビアは正直強いんですよね。
そのコロンビア、一体どんなチームなのかこちら、ご覧ください。
グループC、最強の敵・コロンビア。
要注意人物は、背番号10、ハメス・ロドリゲス。
超強力攻撃陣のタクトを振り、自らも2試合連続ゴール中の若き指令塔。
このチームは攻撃だけじゃない、南米予選では最少失点。
今大会でもコートジボワールのエース、ドログバをシャットアウト。
強固な守備と鋭い攻撃を兼ね備えたコロンビアにザックジャパンよ、どう立ち向かう小倉さん、日本が勝つにはどうしたらいいんでしょうか?勝利へのキーワードはこれです。
こちらのフォーメーション見てもらいたいんですが今日のギリシャ戦でのフォーメーションがこのフォーメーションだったんですけれども、このフォワードの3人を見てもらいたいんですが、この3人、今までのトップ下の3人ではなかったんですね。
岡崎選手が右にいって、今までの3人というと実はこうだったんですね。
香川選手が調子悪いということで変えてきたんですけれども、今まではこうだったんですね。
日本の強かったポイントというのは香川選手や本田選手が左サイド、そして、ここに長友選手が加わって左サイドで起点をつくると。
そこに岡崎選手が右から入っていってゴールをつくるという、この強いパターンがあったので、この強いパターンがあったのにわざわざこういった布陣を変えていったのはどうしても納得できない形で違和感がすごいあったんですね。
岡崎選手、2試合でシュートがまだないですね。
こういった初戦で、もちろん何か変化をといったところですが、何か来慣れていないような布陣でなったところでのシュートゼロかなという感じがあったんですね。
そんな中、キーマンとなってくるのはズバリ?大久保選手ですね。
この慣れた3人に今、調子いいですから、親善試合のザンビア戦でもどんと決めてくれましたし、やはり攻撃の選手は調子のいい選手を使うのがセオリーですから、従軍慰安婦について日本側が責任を認めて謝罪したいわゆる河野談話。
政府は、この談話のつくられた経緯について検証を行ってきましたが、今日、作業を終えて国会に報告しました。
いわゆる従軍慰安婦について謝罪と反省を示した1993年の河野談話は、どのようにつくられたのか。
そのいきさつを検証してきた有識者チームの報告書が発表された。
検証は今年2月、河野談話の作成にかかわった石原元官房副長官が韓国との間で文言を調整した可能性を指摘したことなどがきっかけで行われた。
報告書の中では、河野談話が日韓両政府の綿密なやりとりの末につくられたことが明らかにされている。
韓国側とのやりとりの核心だったと指摘したのが慰安婦募集に際しての日本軍の強制性に関する文言の調整。
韓国側は、軍または軍の指示を受けた業者が行ったという表現を求めたが、日本側は受け入れず、要望という表現を提案。
最終的に要請という表現で決着した。
こうした交渉過程の案文については、日本側は宮沢総理、韓国側はキム・ヨンサム大統領まで了解を取っていた。
その上で報告書は、日本政府としてはいわゆる強制連行は確認できないという認識に立ち、韓国政府の要望についても受け入れられないものは拒否する姿勢で調整に臨んだと指摘している。
検証の結果について、菅官房長官は…韓国政府は事実関係を取りつくろい、河野談話の信頼性を毀損する結果を招くとする声明を発表し、反発した。
文言をめぐる調整に関しては、日本側のたび重なる要請により非公式に意見を提示しただけと説明している。
河野談話の検証に当時の関係者たちの思いはどうなのか。
河野談話発表直前に行われた元慰安婦の女性たちへの聞き取り調査。
その当時、聞き取りに応じるよう説得するなどして調査に協力したヤンさんによると、初め韓国政府は調査に否定的だったと言う。
協力すれば形式的な調査で終わってしまうとして周囲は反発し、ヤンさんたちは売国行為と非難されたこともあったと言う。
加害者・被害者の関係を離れて日韓両国で解決の道を探さなければならないというヤンさんの思い。
一方、韓国側が日本に法的責任を要求してきたことについて違う意見の元慰安婦の人もいると主張する大学教授もいる。
こうした意見には応援や非難のコメントも多く寄せられていると言い、韓国の世論に今後どのような影響を与えるのかも注目される。
こうした中、今日、朝鮮半島東側の海域では韓国軍による射撃訓練が行われた。
今回の訓練海域は島根県の竹島南西のエリア。
その一部に日本の領海が含まれている。
排他的経済水域ではなく日本の領海を含んだ形での訓練は前例がないと言う。
韓国メディアは今回の射撃訓練について、日本側が河野談話の検証結果発表に対する韓国の対抗措置と拡大解釈していると伝えている。
今回の検証結果では、当時、日韓両政府が意思疎通を図りながら調整を重ねた上でこの談話をまとめたということなんですよね?意思疎通を図った、調整をしたということも確認された。
同時に、韓国の要請を入れて日本が表現を変えたということでは必ずしもないんですね。
韓国側の要請をかなり排除した面があります。
また政府としては、菅官房長官が会見で河野談話は見直さないとおっしゃったんですが、だとすると、今度の見直しは何だったのかという思いが私は残ります。
なぜ検証したのか、狙いはわかりづらいですね。
当時、河野談話が発表された経緯をどう見ていらっしゃいますか?この点については河野さんにお話をお伺いしたことがあります。
なかなか資料を探したんだけれど十分な資料が見つからなかった。
その中で慰安婦の方のお話をお伺いしようということになった。
韓国の中で、それに反発があったんですね。
日本に協力することになりますと、今出てきましたけれども、その韓国の中の反発も押し切って慰安婦の方々が次々にお話しになった。
その記録を読んで、当時、首相は宮沢さんですけれども河野さんも、これはやはり我々として談話を出さなければいけないだろうとお考えになった。
もちろん、慰安婦の方々のお話がでっち上げだとお考えになっている方がいらっしゃるのは承知してます。
しかしながら、その立場を問わないで、河野談話が出されたことは非常に大きなステップであったと思います。
競売にかけられ売却先が決まった朝鮮総連中央本部の土地と建物について、土地と建物について、最高裁が売却手続をいったん停止する異例の決定を出しました。
中央本部りの土地と建物は今年3月の競売で不動産投資会社、マルナカホールディングスが22億円あまりで落札したが、総連側は最も高い金額だったモンゴル法人の入札を無効とした東京地裁の手続について不服を申し立てている。
現在、最高裁で審理されていますが最高裁は19日付で総連側が1億円を供託することを条件に不服申し立てへの判断を示すまで売却許可を停止するとの決定を出した。
「NEWS23」の取材に対して総連の幹部はホッとした供託金の納入も前向きに検討すると話している。
東京都議会で早く結婚した方がいいなどのヤジが飛んだ問題。
ヤジを飛ばされた塩村文夏議員は議長宛に発言者への処分を要求しましたが受理されませんでした。
おとといの都議会で子育てや不妊治療への支援を訴えセクハラまがいのヤジを受けたみんなの党Tokyoの塩村文夏都議会議員。
塩村議員は、名誉を傷つけられ侮辱を受けたとして議長宛にヤジの発言者の特定と処分を求める要求書を提出した。
一体、誰がヤジを飛ばしたのか。
みんなの党会派はヤジが自民党議員が座る辺りから起こったとしている。
塩村議員からの質問を受けていた舛添都知事は午後の定例会見で、品位のないヤジは断じて慎むべきとして批判した。
東京都には、昨日までに1000件を超える抗議や苦情の声が寄せられた。
インターネットの署名サイトでは発言者の特定と処分を求める賛同者が5万人を超え抗議の声が広がっている。
午後になってみんなの党は会見を行い、提出した要求書が受理されなかったことを明かした。
みんなの党会派は、発言者の特定がされていないから受け付けられないのは納得できないとして、今後、声紋分析を行うことを検討している。
集団的自衛権をめぐる与党協議で、突然の提案です。
政府が限定容認を目指す集団的自衛権は同盟関係などにある他国が攻撃された場合、武力で反撃するというものです。
これに加えて自民党側はこれまで認めてこなかった国連の集団安全保障についても日本の武力行使を可能にする考えを示しました。
集団安全保障は不当な攻撃を行った国に対して国連が決議した場合、多国籍軍で制裁を加えるというもの。
この突然の提案に公明党は猛反発しています。
安倍総理の先月の会見。
集団安全保障について自衛隊が参加することはないと話していた。
しかし、自民党側は今日の与党協議で、多国籍軍の活動でも戦闘行為そのものでなければ自民党が示した武力行使の新たな3要件に含まれ許されると説明した。
なぜ突然、説明を変えたのか。
実は安倍総理がこだわるシーレーン=海上交通路での機雷の掃海活動は、国連決議が出ると集団安全保障に移行し日本は撤退せざるを得ないとの見方が強い。
自民党側は総理の会見との矛盾を早いうちに解消する必要があった。
公明党のある幹部は、急にはまとめられないと不快感をあらわにした。
しかし、自民党は政府側に対し、閣議決定の最終的な文案を次までに提示するよう求めるなど協議のスピードを落とす考えはないよう。
政府と自民党の説明が二転三転してホント、驚いてしまうんですが。
何をやろうとしているのかだんだんわからなくなってきたんですが、集団安全保障も集団的自衛権も私は必ずしも反対ではないんです。
このことははっきり申し上げておきたいのですが、同時に集団安全保障でも領域を拡大してくると問題をただ明かさせる選択もある。
国連決議を思いっきり延長してイラクに介入したのがいい例ですね。
集団的自衛権の場合もそれが結果的には戦争を助長させることもある。
その判断が大事なのですが、一番気になるのは、ここで軍事力の効果を過信する人がたくさんいるんですよね。
問題解決をどうして武力行使でってなってしまうんでしょうかね?集団的自衛権を日本が認めたら中国も行動を変えるだろうと。
そんなことあるわけないじゃないですか。
中国からすれば日本とアメリカが一体となって行動する可能性を考えてこれまで戦略をつくっているわけですから。
ただ、その辺りで軍事的な示威によって相手が引っ込むことを期待しているが我々にとってもっと問題なのは軍事的な関与が必要なことも幾つか現れている。
その中で実際に我々がどうかかわるのかという問題です。
今のイラク情勢が全くそれなんですけれども、その軍事力のリアリティからずっと離れたところで机上の空論をやっていると。
本当に大事なポイントですよね。
ここからは「23TODAY」。
今日注目のニュースとスポーツを続けてお伝えします。
日曜日が会期末の国会は事実上の閉幕となりました。
福島第一原発の事故に伴う中間貯蔵施設の建設をめぐり最後は金目でしょなどと発言した石原環境大臣に対する不信任案と問責決議案は衆・参それぞれの本会議で与党の反対多数で否決された。
また参議院本会議では特定秘密保護法の運用をチェックするため、衆・参両院に情報監視審査会を設置するための改正国会法が可決・成立した。
審議時間が衆・参で合わせて6日間と短かったことなどからアメリカのオバマ大統領がイラクへの軍事顧問団の派遣を決めました。
オバマ大統領は19日、イラクで支配地域を拡大しているイスラム過激派武装勢力ISISに対抗するため最大300人の軍事顧問団を派遣する方針を明らかにした。
一方、空爆の可能性についてホワイトハウスの高官は現段階では具体的な計画はないとした上で、今後ターゲットを絞り込めれば空爆に踏み切る可能性があると述べた。
介入したくないから顧問団を送りますよということなんですが、問題はイラク政府が弱体であるという、この条件があるので、軍事介入しても効果があまり上がらない。
ただ結果的にはシリアとイラクの国境地域に急進派の拠点がどんどん広がっていくということになる。
この後、さらに大規模な軍事介入が必要な状況まで悪化する懸念があると思います。
非常に状況はよくないですね。
カネボウ化粧品は美白化粧品を使って肌がまだらに白くなった白斑の被害者のうちおよそ4000人に対し1人当たり数十万円の一時金を支払う方針を決めた。
一時金の内容は、慰謝料と会社などを休んだことによって減った収入を補う一日当たり数千円の休業補償で治療が長期化している被害者の負担を軽減するため支払いを決めたとのこと。
今入ってきたニュースです。
みんなの党の江口克彦両院議員総会長が離党届を出しました。
みんなの党は野党再編をめぐり党内の意見が二分していて、重責を担う江口氏の離党はほかの議員にも影響を及ぼすものと見られる。
では、再びスポーツです。
競泳で最も長い間破られていなかった日本記録が膳場さん、ついに更新されたんです。
新たな歴史を築いたのは、21歳、高橋美帆。
さらに自由形で差を広げ、そのまま圧勝。
20世紀から残る唯一の日本記録を更新し、アジア大会代表内定をつかみ取った。
ソフトバンク、勝利をガッチリつかみとり、交流戦2位浮上。
天気予報です。
関東では連日、変わりやすい天気となっていますね。
そしてこちらなんですが、梅雨に入ってからこれまでに降った雨の量、平年と比べたものなんですけれども、関東から北では緑色で平年よりも雨の量、多くなってるんです。
一方で、東海から西は茶色ということで、平年よりも実は雨の量が少なくなっているんですね。
これは梅雨前線の活動が弱いためなんですけれども、週末はガラっと流れが変わって活動が活発となってきます。
九州では大雨となり土砂災害などに警戒が必要です。
番組中にいただいたツイートをご紹介します。
本当にそうなってほしくないですよね。
ちょっと心配なのは、結構近いところにあるかもしれませんよ。
孫の代までいかない?ベトナムと中国の関係とかね、戦争の危険がややあるところは周りにたくさんありますから。
それほど遠くのことだと思わない方がいいかもしれない。
2014/06/20(金) 23:30〜00:15
MBS毎日放送
NEWS23[字]
運命のW杯ギリシャ戦 激闘全て小倉徹底解説 世界のスーパープレー▼河野談話検証の波紋▼今夜は藤原帰一さん
詳細情報
番組内容
メインキャスター膳場貴子が最新のニュースをお届けします。
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古谷有美(TBSアナウンサー)
蓮見孝之(TBSアナウンサー)
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