NHKニュース おはよう日本 2014.06.21

今の鹿児島市内の様子です。
画面左から右にかけて、斜めに風にあおられて、強めに雨が降っている様子が確認できます。
九州では、これからあすにかけて非常に激しい雨が降るおそれがあり、特にきょうの夕方以降は、1時間の雨量が60ミリから70ミリに達する所がある見込みです。
おはようございます。
ー7時になりました。
まずは雨のニュースです。
活発な前線の影響で、九州ではこれからあすにかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、九州の南岸に延びる前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、九州南部では、雷を伴って断続的に激しい雨が降り、竜巻などの突風の危険性が高くなっています。
きょうは前線付近に低気圧が発生して、前線の活動が活発になる見込みで、九州ではこれからあすにかけて、局地的に雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
特にきょうの夕方以降は、1時間の雨量が、60ミリから70ミリに達する所がある見込みです。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、九州南部で200ミリ、九州北部で150ミリと予想され、九州南部ではあすの日中以降、さらに雨量が多くなる見込みです。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
ではこの大雨について、気象情報担当の南さんとお伝えします。
発達した雨雲が、かなり多くかかってきています。
特に九州の南部、そして種子島、屋久島付近には、発達した雨雲が現在、多く見られます。
雷を伴ってる所、多くなっていますので、このあとも落雷とか突風などに注意をしてください。
九州南部でこのように激しい雨が長く続いているのは、改めてどうしてなんでしょうか。
そうですね。
これは梅雨前線の影響なんですけれども、午前3時の天気図を見てみますと、梅雨前線が少しずつ北上してきていまして、現在の段階では九州の南に停滞をしています。
夜になるとさらに北上して、九州南部にかかって、そして前線上には低気圧が発生する見込みです。
前線上に低気圧が発生すると、雨雲がさらに活発になってくる見込みです。
この低気圧が、あすの朝にかけて九州付近を通過していきますので、今夜、激しい雨の降る所がさらに多くなってきそうですね。
このあとの雨の移り変わりです。
現在のところも九州南部を中心に発達した雨雲がかかり続けていますが、きょうの日中も、降ったりやんだりの天気が続きそうです。
そして夜になると、発達した雨雲が九州南部、また九州の北部にもかかってきそうで、その状態があすの朝にかけても、断続的に続く見込みです。
断続的に雨が降りますので、雨の量、かなり多くなってきそうでして、あすの朝までに九州の北部から九州南部、150ミリから200ミリ、九州南部ではさらに雨の量が増えるおそれがあります。
これだけ雨が降りますので、このあと土砂災害ですとか、河川の増水や氾濫などに警戒をしてください。
そして夜にかなり発達した雨雲がかかってきそうですので、夜は停電が起きるおそれもあります。
非常用品の準備ですね。
特に懐中電灯とか、ラジオなどを用意していただいて、夜、停電になるっていうことも頭に入れておいていただきたいと思います。
避難は早めにしておいていただきたいと思います。
では次です。
集団的自衛権などを巡る与党協議で、自民党は、集団安全保障措置としての武力行使も可能にすることを提案しましたが、閣議決定の文案に盛り込むことには、必ずしもこだわらない考えです。
一方、公明党内には、自民党の提案への反発などがあるものの、執行部は、集団的自衛権の行使容認について、来週中の自民党との合意も視野に、丁寧に党内の意見集約を図ることにしています。
きのうの与党協議で自民党は、シーレーン・海上交通路で武力攻撃が発生した際の国際的な機雷の掃海活動に関連して、国連決議に基づく、集団安全保障措置としての武力行使も可能にすることを提案しました。
これに対し、公明党内には、これまでの協議では、集団的自衛権を中心に議論してきたにもかかわらず、唐突に議論の土俵を変え、集団安全保障措置を提案するのは理解できないといった反発が出ています。
きのうの提案に関連して自民党内には、高村副総裁が示した憲法9条の下での武力行使の新たな3要件のたたき台でも、集団安全保障措置の実施は可能と解釈できるという見方もあることから、自民党は、閣議決定の文案に盛り込むことには、必ずしもこだわらない考えです。
一方、公明党の執行部は、おとといの安倍総理大臣と山口代表の党首会談を踏まえ、集団的自衛権の行使を容認する、憲法解釈変更の閣議決定に向けて、自民党との合意を目指すとしています。
ただ公明党内には、きのうの自民党の提案への反発に加え、集団的自衛権の行使容認についても異論が根強いため、執行部からは、毎日でも党内で議論したほうがいいという声も出ていて、週明けの23日に、党所属議員だけで会合を開くなど、丁寧に意見集約を図ることにしています。
こうした中、自民、公明両党からは、安倍総理大臣が来月上旬に、オーストラリアなどへの訪問に出発することを踏まえ、来週中の合意も視野に入れるべきだという意見も出ていて、高村副総裁が政府に対して24日に行うよう求めた閣議決定案の修正版の提示を機に、調整が一段と活発になる見通しです。
さて、日本の近代工業の発祥の地とされる群馬県の富岡製糸場。
ユネスコの世界遺産委員会で、いよいよきょう午後にも、世界遺産への登録が正式に決まる見通しです。
地元の群馬県富岡市では、期待が高まっています。
ユネスコの世界遺産委員会では、各国から推薦を受けた36件について、新たに世界遺産に登録するかどうかの審査が、日本時間の昨夜から始まりました。
今回、日本からは富岡製糸場と絹産業遺産群が審査されることになっています。
日本から訪れた関係者は。
富岡製糸場は明治5年、今からおよそ140年前に、日本で最初の官営の製糸場として建てられました。
昭和62年に操業を終えましたが、その歴史的な価値を改めて見直す動きが高まります。
ユネスコの諮問機関、イコモスはことし4月、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめ、富岡製糸場が世界遺産に登録される見通しが強まりました。
世界遺産に正式に登録という期待は、地元でも高まっているようです。
富岡製糸場から中継です。
いよいよ世界遺産への登録が決まる朝を迎えました。
群馬県富岡市の富岡製糸場です。
きょうは上空、薄い雲が広がっていますが、日ざしもあります。
明治生まれの赤れんががだんだん明るく見えてきました。
4月に世界遺産登録がふさわしいと勧告されてから連日、大勢のお客さんが訪れています。
案内をされているのがこちらにお越しのボランティアガイドの皆さんです。
おはようございます。
どうもおはようございます。
いよいよ午後には登録が決まります。
どんなお気持ちですか?
そうですね、世紀の大ニュースに、胸がわくわくしております。
そうですか。
今も大忙しですが、さらに忙しくなりそうですね。
そうですね。
80名の解説員おりますけれども、高齢化が進む中で、とても足りないわけですよね。
ぜひ、若い人たちが解説員になってほしいなと思っております。
そうですよね。
そこで富岡市では、ガイドの皆さんの知識やノウハウ、そして情熱を、次の世代へ語り継ぐ取り組みが始まっています。
子ども解説員養成講座の開講式を始めたいと思います。
富岡市で始まった、子ども解説員の養成講座。
実際にガイドを体験し、製糸場について、知識を深めてもらうのがねらいです。
地元の小学校に通う、5年生と6年生、19人が参加しました。
おもてなしっていうのありましたね。
そういう気持ちを持って。
小学6年生の佐藤杏倫さんです。
ユネスコの諮問機関の勧告が出たのをきっかけに、参加を決めました。
佐藤さんは、自宅でも毎日勉強しています。
操糸場の長さってどのぐらいあるんだっけ?
この日、佐藤さんは家族と一緒に富岡製糸場を訪れました。
通訳を通して、糸との…。
ベテランガイドの解説を聞いたあと、気になっていることを質問しました。
見つけたのは、レンガの刻印。
建設当時、れんがを作った瓦職人の屋号です。
ガイドに教えてもらい、製糸場の歴史をまた一つ知った佐藤さん。
こうした喜びを多くの人に伝えたいと、強く思うようになりました。
勉強すればするほど興味が湧くので、それを観光客の人に伝えられるガイドになりたいです。
明治5年から続く価値ある歴史が次の世代へ受け継がれています。
佐藤さんたち子ども解説員は、来月、ガイドに挑戦します。
頑張ってほしいですね。
はい、そうですね。
ぜひ、いい発表ができるように、応援したいですね。
富岡市では、小学校に大型スクリーンを設置して世界遺産委員会の様子を映し出すことにしています。
そして登録が決まりましたら、市民による祝賀パレードや製糸場でのくす玉割りなどが予定されています。
群馬県の富岡製糸場からお伝えしました。
世界遺産委員会の審査は、日本時間の午後3時から再開される予定で、順調にいけばきょう夕方にも、富岡製糸場の世界遺産への登録が正式に決まる見通しです。
では次です。
大手製薬会社の武田薬品工業は、京都大学などが行った、高血圧治療薬の臨床研究に組織的に関わり、研究の公正性に疑義を生じさせかねない関与を続けていたなどとする、第三者機関の調査結果をきのう明らかにしました。
その上で、製薬企業全体の信頼を揺るがしかねない行為だったと謝罪しました。
武田薬品工業は、平成18年ごろに、高血圧の治療薬、ブロプレスの宣伝広告を行った際、狭心症や脳卒中をどのぐらい抑えられるかを調べた臨床研究の結果と異なる宣伝を行い、誤解を与える内容だったと、ことし3月に認め、謝罪しました。
武田薬品はこの研究について、医師が主導して行ったもので、研究自体には関与していないと説明していましたが、第三者機関がまとめた調査報告書によりますと、武田薬品の社員が研究の計画から結果の公表まで一貫して関わっていたことが分かったということです。
具体的には、社員が医師に代わってカルテを閲覧し、条件に合う患者を選んだり、患者データの入力をしたりしていたということです。
さらに中間解析で、狭心症や脳卒中の発症に差がないと分かると、京都大学に働きかけて、糖尿病の発症を新たに解析項目に追加させ、計算条件の修正を求めるなどとして、最終的には、ブロプレスの効果が高いという結果を出したとしています。
武田薬品工業は、計算条件の修正を求めた点については、働きかけは不適切だったが正しい結果になったなどと主張したうえで、長谷川閑史社長は、次のように述べました。
報告書では、研究に参加した患者2人に、めまいなど副作用が否定できない重い症状が出ていたものの、国に報告を怠った薬事法違反の疑いについても指摘していて、武田薬品はおととい、厚生労働省に報告したということです。
さあ、続いてはサッカーのワールドカップです。
けさは2人のゲストをお招きしています。
元日本代表の植木繁晴さん。
指導者としても中田英寿さんを育てられました。
そしてもう一方、フットサルが趣味でサッカー大好きという、女優の真野恵里菜さんです。
お二方、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
真野さんも、サッカーワールドカップ観戦で、寝不足の日々が続いてるんじゃないですか?
そうですね。
大体寝るのが3時過ぎとかになってしまいます。
そうですよね。
そして植木さん、決勝トーナメント進出を決めるチームも出てきてますけども、これまでの各チームの戦いぶり、今大会、どのようにご覧になってますか?
非常に点が入るゲームが多くて、見ていておもしろいなと思いますし、みんなどのチームも、アグレッシブにサッカーをしているなっていう印象がありますね。
そしてスペインが敗退するなどの結果も入ってきていますよね。
さあでは、まず最新の試合結果から見ていきましょう。
まずはグループDです。
ここは優勝経験のあるチームが3チームいるという厳しいグループになっているんですけれども、イングランドはきのう、ウルグアイに敗れまして2連敗。
決勝トーナメント進出はなくなりました。
きょうはともに初戦白星スタートとなりました、コスタリカとイタリアの対戦です。
コスタリカは初戦、前回大会4位のウルグアイに逆転勝ち。
5回目の優勝を目指すイタリアと対戦です。
最初のチャンスはイタリア。
前半31分。
来た、バロテッリ!浮かせた。
っとそれた。
さらにその2分後でした。
バロテッリ、決定的なチャンスを決められません。
一方、コスタリカは前半43分。
かわした、かわした、そして、倒れた。
ゴール前でキャンベルが倒されますが、ファウルにはなりません。
ただその直後でした。
クロスボールに合わせたのは、長身のルイス。
ゴールの判定です!
コスタリカが先制します。
追うイタリアは後半6分。
コスタリカのゴールキーパー、ナバスが防ぎます。
さらにゴール正面からのフリーキック。
狙っていった!曲げてきた!
またもナバスが立ちはだかりました。
コスタリカは、強豪相手に2連勝。
24年ぶりの決勝トーナメント進出です。
植木さん、コスタリカ、大会直前の強化試合で日本が勝ったチームですけれども、好調ですよね。
そうですね。
入りでウルグアイに勝ってますからね。
それですごくチームの状態ってよくなっていると思いますね。
そのコスタリカですが、2連勝で決勝トーナメント進出を決めています。
イタリアは次の試合でウルグアイに勝つか引き分ければ、決勝トーナメント進出が決まります。
さあ、続いてはグループE、スイス対フランスです。
フランスが現在、首位。
スイスは得失点差で今、2位につけているんですね。
ヨーロッパの強豪どうしの対戦です。
フランスは初戦で3得点。
その勢いがこの試合でも続きます。
最初のシュートはベンゼマ。
初戦で2得点のエースが、攻撃を引っ張ります。
前半17分、フランスのコーナーキック。
決まった!先制点はフランス!
ジルーが高さを見せて先制点を奪います。
この1分後。
パスカットからベンゼマ。
マテュイディがうまく流し込みました。
フランスはこのあとも得点し、前半で3点をリードします。
後半も勢いが止まらず、22分にはこの連係。
エースのベンゼマが抜け出して追加点。
フランスは多彩な攻撃で5得点。
2連勝で決勝トーナメントに大きく前進です。
もう、真野さん、フランス、圧倒的な強さでしたね。
強いですね。
あのジルー選手の、ゴール決めたあとの笑顔がすてきでした。
やはりそういうところもね。
気になりますよね、やっぱりね。
そうですよね。
その笑顔がすてきなジルーがいますフランスですけれども、2連勝で首位となりました。
ホンジュラス対エクアドルの結果によっては、決勝トーナメント進出が決まるということになります。
スイスは次のホンジュラス戦に決勝トーナメント進出を懸けて臨みます。
さあ、ここからはいよいよ、日本代表についてです。
お待たせいたしました。
日本は1次リーグの第2戦でギリシャと対戦。
惜しくも引き分けになりました。
全国各地で、ため息が漏れました。
平日の朝7時のキックオフとなったギリシャ戦。
日本中の注目を集めました。
お風呂入ったあとなんですかね?
浴衣姿で。
日本は攻撃的な中盤に大久保を起用。
前半19分、その大久保から大迫へ。
2分後には、再び大迫。
これ、惜しかった。
0対0のままの前半38分。
イエローカード。
21番のカツラニス。
2枚目です。
レッドカード、退場!
日本は、1人多い有利な立場で前半を折り返します。
時刻は8時前。
後半、日本は香川を投入。
ギリシャを切り崩しにかかります。
後半23分、その香川が起点になります。
大久保!
大久保が決めきれません。
この3分後、日本が押し込んでゴール前の攻防。
打てるか?打った!
内田のシュートも枠を外れます。
ここで試合終了!スコアレスドロー。
次こそは絶対に負けられないというコロンビア戦。
街の人たちは、日本代表にどんな戦いを期待するんでしょうか。
本当に日本中が注目した一戦でしたけど、真野さんも、もちろんご覧になりましたよね?
もう本当に悔しかったですね。
惜しいシュートがたくさんあったので、見ていてつい、あー!ってなっちゃいました。
その真野さんは、特に応援している、注目している選手がいらっしゃるそうですね?
私は川島選手をずっと前から応援しています。
どこが気になるんですか?
そうですね、きのうもギリシャがオフサイドのときに、川島選手が長友選手にすごい熱く話してるシーンがあったんですけども、本当に守護神というか、危ないときはお願いしますと思って見ています。
本当に頼もしい存在ですよね。
さあ、日本引き分けという結果にはなりましたが、ここで第2戦終わって、日本代表のいるグループCの順位表を確認してみましょう。
グループCでは、コロンビアがすでに決勝トーナメント進出を決めていますので、残る枠はあと1枠ということになります。
日本は第3戦でコロンビアに勝つのが絶対条件です。
ただ、コートジボワールがギリシャに勝つと、日本は1次リーグ敗退。
コートジボワールが引き分けて、日本がコロンビアに2点差以上で勝てば、確実に決勝トーナメントに進出できます。
1点差で勝っても、得点の数によっては、進出できる可能性があります。
ギリシャがコートジボワールに勝ちますと、日本とギリシャで得失点差の勝負になります。
さあそして、筒井さん、日本代表の最新情報がここで入ってきているんですよね?
ギリシャ戦から一夜明けました、日本代表の最新情報が入っています。
ザッケローニ監督や選手たちは、現地時間の午後2時過ぎ、キャンプ地イトゥに戻りました。
夕方には次のコロンビア戦に向けて練習を再開。
冒頭の15分だけが公開されました。
夜になっても気温が30度近くあり、蒸し暑かったナタルに対して、イトゥは夕方の気温が20度前後。
選手たちはストレッチなど、軽めのメニューで調整していました。
ザッケローニ監督は、ギリシャ戦のあと、攻撃にスピードがなかったことを課題に挙げました。
持ち味の攻撃サッカーに、本来のスピードを取り戻すことが、これからの調整の鍵となります。
真野さん、川島選手のインタビューもありましたけれども、一夜明けた皆さんの表情、どうですか?
そうですね、私たちも本当に信じていますので、なんとか勝ってほしいなと思います。
植木さんは、選手たちのことば、どのように受け止めましたか?
もうたぶん、気持ち的には開き直ってるんでね、もう自分たちの今までやったことをどれくらい出せるかだけじゃないですか。
もうメンタル含めてですけどね。
さあ、その第3戦の相手となりますコロンビア代表ですけれども、世界ランキングが8位の強豪です。
どのようなチームなのか、植木さんに伺っていきたいと思います。
キーワードはこちらです。
堅守からの速攻ということで、まずは攻撃を見ていきたいと思います。
こちら、植木さん。
奪ってからものすごくスピードがある攻撃をしてくるんですよね。
こんなワールドカップでも2試合で5得点。
決定力も見せつけてますから、非常にこう、やっかいな攻撃だというふうに思いますね。
非常に決定力のあるいい選手はそろっていますよね。
さらに際立っているのが、また守備力なんですけれども、ワールドカップ南米予選では16試合で失点が13と最少失点。
ブラジルよりも少なかったということですね?
そうなんですね。
ワールドカップでも、2試合で僅か1失点と、堅守が光っているということで、その守備をまた植木さんに解説していただきます。
特徴ですけども、植木さん。
球際が非常に強いですし、1対1の当たりも強いですよね。
こういう粘り強い守備をしてくるんで、ドログバも苦しめられてましたよね。
仕事させませんので。
こういうしっかりした守備をされるというところに関したらやっぱり頑張らなきゃいけないですね、日本としては。
より決勝トーナメント、決めているだけに、コロンビアはより守備的になってくる可能性もありますか?
そういう可能性はありますね。
たぶん戦い方は変えないんで、中盤できちっとブロックを作って、取って、カウンターという形は変えてこないと思います。
真野さん、ドログバ選手を抑えたっていうことで、かなり手ごわいですよね。
すごいですね。
さあ、得点が必要な日本の攻撃陣にとって、かなり難敵でもありますそのコロンビアの守備なんですけれども、主力のジェペス選手、先ほどVTRにもありましたけれども、自分たちのチーム力に自信を持っていると。
日本に対しても、これまでどおり、自分たちの守備を貫くつもりだと話していまして、やはり守備に自信を持っているなという印象があります。
植木さん、気になるのは、コロンビアって決勝トーナメント進出、決めていますよね。
少し力を抑えて臨むなんてことは考えられないんでしょうか。
けが人の状況とかは考えると思いますけど、基本的にあまり変えてしまうと、チームがばらばらになってしまうので、主力はきちっとそのままでくると思いますね。
累積の警告などで出場停止などを防ぐために、そういったことはありますか?
試合中には考えられるかもしれないですけど、スタートのところでは、あまりそういう警告に対してっていうことは、あまり考えてこないというふうに思いますけど。
大半の主力は、じゃあ、出てくると想像されるわけですね。
さあ、その難敵のコロンビア。
そのコロンビア攻略のヒントはどこにあるのか、まずはこちら。
相手守備陣を引っ張りだすというキーワードなんですが、ゴール前を固めるギリシャの守備陣に対する日本の攻撃の場面、ここでご覧いただきます。
これ、第2戦の様子ですが、大迫選手がこのあとミドルシュートを打つんですけど、植木さん、これミドルシュート、何がポイントなんでしょう。
ディフェンスラインがゴール前にいますんで、なかなか入り込むのが難しい状況なんですよね。
ですから少し引いた所でボールを受けて、ディフェンスラインの前で、ミドルシュートを打つこと。
そうすることで相手のディフェンスを引き付けられるということがありますね。
そこを引きつけると。
裏側にスペースが空いてくるんですね。
今、画面右側ですね。
そこからパスも選択できると思いますけれども。
ですから、積極的にこういったミドルシュートを打っていくということですね。
やっぱり引いた相手にはミドルシュートというのはね、相手のディフェンスラインを引き出すには、一番有効な手段だと思いますので。
ミドルシュートでディフェンスが前に出て、出来た裏のスペース、ではそのスペースをどう生かすのか。
次のVTRご覧いただきます。
これはギリシャ戦でも大きなチャンスとなった場面です。
これ香川選手が出して、内田選手から大久保選手ですけども。
やっぱりこうやって、これはたぶん、練習してたパターンなんでね、こういう形がたくさん出てくると、得点のチャンスも生まれてくると思います。
さっきも大迫がギリシャ戦で引き出してましたけど、裏のスペースをうまく使ったシーンなんですよね。
決定的なシーンでしたよね。
このコロンビアって、スペースを埋めることはしないんですか?
やっぱりそのへんも速いんで、彼らは。
絶対に上げられても次の用意はしてますから、だけどそれよりも速くスペースをついていくという、それはもう全体の意識が、スペースを突いていこうよという意識だけでいくと、速くあそこをつくことができると思います。
ザッケローニ監督も、スピードが足りなかったって話してましたもんね。
となると、この次の試合で活躍期待したい選手、どうでしょうか?
やっぱり長友、それから今、内田という両サイドバックがね、高い位置であのスペースを狙って出てくることで、またチームも沸いてくると思いますので、この2人がどれくらい前に出ていけるか、またディフェンスラインを引きずり出すためには、本田、それから遠藤、長谷部、山口というところがミドルシュートを打って、またディフェンスラインを自分たちのほうに引き寄せることが必要かなというふうに思いますけども。
その本田選手ですが、試合後には、自分たちのプレーの精度にも問題があった。
最後まで諦めずにやりたいと話し、その本田選手のミドルシュート、もともと特徴でしたからね、本田選手。
そうですね。
…はあまり見られなかったですけどね。
いっぱい打ってほしいですね。
植木さん、ずばり日本は決勝トーナメント、行けますか?
行ってもらわないと困るんで。
そうですね、本当に。
そのために準備してますので、われわれは信じてますけどね。
私も信じてます。
ここまで日本代表の第3戦に向けての話を伺ってきました。
さあそして、ワールドカップでピッチに立つのは実は選手だけではありません。
ほら、こちら見えてますけども、エスコートキッズと呼ばれる世界69の国と地域の子どもたちが、選手と共に入場します。
真野さんも、こういったシーン、見たことありますよね。
あります。
ちょっと羨ましくなるような。
いや本当、かわいらしいですし、羨ましいって思いますよね。
その先日のギリシャ戦では、11人の日本の子どもたちが、日本代表を実はエスコートしていたんです。
ギリシャ戦の3日前、エスコートキッズを務める日本の子どもたちが、ブラジルにやって来ました。
元気だね。
ひときわ元気な女の子、小学4年生の林千遥さんです。
千遥さんは小学1年生のときから、地元のサッカー少年団で、練習に打ち込んできました。
周りはほとんどが男の子。
気迫で負けません。
これブラジルの名物料理。
ワールドカップは、憧れの舞台です。
ブラジルでは、世界各国のエスコートキッズと、サッカーで交流。
試合が近づくにつれて、気持ちが高ぶってきました。
いよいよ本番。
千遥さんが一緒に入場したのは。
今野選手でした。
本命の本田選手ではありませんでしたが、大舞台の緊迫感を肌で感じることができました。
千遥さん、次は選手として、ワールドカップのピッチを目指します。
子どもたちの晴れ舞台、真野さん、どうご覧になりました?
いいですね。
キラキラしてましたね、子どもたちの笑顔が。
本当、でも緊張するんだろうなって思います。
大きな刺激になるんでしょうね。
植木さん、どうご覧になりましたか?
やっぱり、サッカー選手ってね、子どもたちの夢なんで、やっぱりそうやって夢の舞台に連れてくるっていうのは、彼らの先に対しても、すごくいい影響があると思いますね。
さあ、子どもたちも紹介しましたけども、日本代表の第3戦をね、期待したいと思います。
ここまで植木さんと真野さんと一緒にお伝えしてきました。
どうもお二方、ありがとうございました。
ありがとうございました。
では次です。
政府はいわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の検討結果を踏まえ、談話には、韓国側の意見がある程度、反映されていることを示す一方、談話を継承していくことで、理解を得たい考えです。
しかし韓国側は反発していて、この問題に区切りをつけられる見通しは立っていません。
政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話について、談話の作成にあたって、韓国側と事前に綿密に調整していたなどとした有識者による検討結果を、きのう公表しました。
政府は検討結果について、大使館ルートなどを通じて、韓国側にすでに伝えたほか、今後開かれる協議でも取り上げ、元慰安婦の女性に償い金を支給した基金の設立など、日韓両政府で問題解決に取り組んできた事実を確認するとともに、談話の見直しは行わない方針を改めて説明することにしています。
政府としては、今回の検討結果を踏まえ、談話には、韓国側の意見がある程度、反映されていることを示す一方、談話を継承していくことで、韓国側の理解を得たい考えです。
ただ韓国側は、日本側のたび重なる要請で、非公式に意見を提示しただけだとしたうえで、一日も早く被害者が納得する解決策を提示することを促すなどと反発を強めており、いわゆる従軍慰安婦の問題に区切りをつけられる見通しは立っていません。
イラクでは、政府軍とイスラム教スンニ派の過激派組織の攻防が、各地で続いています。
こうした中、スンニ派と対立するシーア派の宗教指導者が、武器を取って徹底抗戦するよう、改めて呼びかけ、宗派対立を背景に、戦闘がさらに激化することが懸念されます。
イラクでは、イスラム教スンニ派の過激派組織が、北部にあるモスルを占拠し、ほかの都市でも政府軍と散髪的に衝突。
首都バグダッドから北に120キロのサマラ近郊では20日、過激派組織が制圧した村に、政府軍が攻撃を仕掛け、激しい戦闘の末、村を奪還したということです。
また過激派組織が占拠する隣国シリアとの国境の町カイムでも、激しい戦闘が続き、政府軍の兵士34人が死亡したということです。
各地で一進一退の攻防が続く中、スンニ派と対立するシーア派の最高権威、シスターニ師は、イスラム教の金曜礼拝に合わせて声明を発表。
今、過激派組織と戦い駆逐しなければ手遅れになると述べ、武器を取って戦闘に参加するよう、改めて呼びかけました。
こうした中、アメリカ国務省は。
ケリー長官は、ヨルダンとベルギー、そしてフランスを訪れる予定で、ヨルダンではジュデ外相と、パリでは中東や湾岸諸国の代表らとそれぞれ会談し、イラク情勢の打開策について話し合いたい考えです。
フランスのパリ近郊で20日まで開かれた武器などの見本市、ユーロサトリ。
世界最大規模のこの見本市に今回初めて、日本の防衛産業が参加しました。
40年近く続いてきた武器輸出三原則の見直しを受け、新たに国際市場に乗り出そうという動きを取材しました。
会場では、各国の軍事企業が実演も交えながら、最新の武器の性能をPRしています。
ユーロサトリは、世界各国の武器や、警察向けの装備などを集めた見本市です。
58の国と地域のおよそ1500の企業が参加しました。
20年以上前から隔年で開かれているこの見本市。
今回初めて、日本企業の専用ブースが出来ました。
日本から12社が参加しました。
日立製作所は、橋を架ける特殊な車両や、地雷を処理する重機の模型を展示しました。
日本の防衛産業は、憲法の平和主義に基づく武器輸出三原則のもと、取り引き先は自衛隊に限られていました。
しかしことし4月、この三原則が見直され、条件付きで輸出が可能となりました。
今回の日本企業の参加は、防衛省など政府の主導のもと実現しました。
防衛副大臣が視察に訪れ、ゴム製の模擬銃を手に取って見せるなど、売り込みに一役買いました。
中には、新たに軍などからの受注を期待して、参加した企業もあります。
東京の中小企業のジャパンセルは、今回、新たに開発したサーチライトを持ち込みました。
この会社はもともと、医療機器や半導体などに使うガラスの加工が本業です。
6年前のリーマンショックで、一時的に業績が落ち込み、生き残り戦略の一環として、軍需や警察向けの装備に手を広げることを決めました。
特殊加工のレンズを重ね、さらにLEDを採用し、1キロ先まで目標を照らし出すライトの開発にこぎつけました。
期間中、ブースにはフランスの軍需産業や、イギリスの警備会社などが商談に訪れました。
この5日間で、およそ60社の外国企業と、名刺交換することができました。
一方で、日本の製品が国際紛争を助長しないよう、技術を適切に管理し、説明責任を果たすことができるかが課題となっています。
武器輸出三原則を見直して、条件付きの輸出解禁へとかじを切った日本が、平和国家のブランドを守りつつ、武器の国際市場にどう向き合っていくのかが問われています。
続いては気象情報です。
週末は九州で大雨に警戒が必要ですね。
南さん、お願いします。
九州ではあすにかけて雨が降り続く見込みです。
現在の鹿児島市の様子、ご覧ください。
鹿児島市では雨足が強まってきました。
ここ1時間の雨の量が13ミリになっています。
あすにかけて雨が降り続き、断続的に激しい雨も降りそうです。
大雨、土砂災害、河川の増水などに警戒をしてください。
では現在の雨雲の様子です。
雨雲が九州の南部、また種子島・屋久島付近に見られます。
発達した雨雲が多く、特に九州の南部、九州の南、枕崎などには発達した雨雲が次々とかかって、ここ1時間の雨の量が50ミリを超える、非常に激しい雨が降っています。
また雷を伴っている所も多くなっていますので、落雷や突風などにこのあと注意をしてください。
現在の天気図です。
梅雨前線が南から北上して、現在は九州の南に停滞をしています。
梅雨前線はさらに北上して、夜になると九州南部にかかってきそうです。
また前線上には低気圧が発生するため、前線の活動、さらに活発になってくる見込みです。
梅雨前線は停滞前線ですので、比較的同じような場所で雨が降り続く見込みです。
今夜にかけての天気の移り変わりです。
九州は断続的に雨が降る見込みです。
あすにかけて激しい雨の降る所も多くなる見込みです。
また東日本や北日本も、きょうは山沿いを中心に、にわか雨や雷雨の所が出てきそうです。
では、きょうの各地の予報です。
2014/06/21(土) 07:00〜07:50
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

サッカーW杯、第2戦でギリシャと引き分けた日本。コロンビア戦をどう戦えばいいのか詳しく解説▽「富岡製糸場」が世界遺産へ。次世代に歴史を語り継ぐ動きを紹介。

詳細情報
番組内容
サッカーのワールドカップ、第2戦でギリシャと引き分けた日本。決勝トーナメント進出のために、勝たなくてはならないのが世界ランキング8位のコロンビア。どう戦えばいいのか詳しく解説。ゲスト、真野恵里菜さん▽群馬県にある「富岡製糸場」が、21日に世界遺産への登録が正式に決まる見通し。製糸場の歴史などを、次の世代に語り継いでいこうという取り組みを、現地からの中継とともに紹介▽気になる雨の最新情報も伝える。
出演者
【キャスター】近田雄一,和久田麻由子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

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