連続テレビ小説 花子とアン(72)「銀座のカフェーで会いましょう」 2014.06.21

(はな)蓮様!遅くなってごめんなさい!待っててくれたのね。
(蓮子)はなちゃん!蓮様!
(英治)逢い引きってこういう事だったんですね。
村岡さんははなちゃんの事が好きなのね。
そんな…。
どなたの贈り物?
(かよ)村岡さんです。
ゆうべのあの大きい方?楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうわね。
今度いつ会えるかしら?ごきげんようはなちゃん。
ごきげんよう蓮様。
すてきな恋をしてるはなちゃんが羨ましいわ。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」すてきな恋…。
蓮様何であんな事…。
(梶原)安東君。
編集長。
この間の翻訳どれくらい進んでる?あっもうすぐ1話分終わります。
なんとか明日までにあがらないかな?明日ですか!?ええ…はい。
なんとか急げば。
読んでよさそうなら新しい雑誌に入れようと思ってる。
本当ですか?明日までに必ず仕上げます!
(醍醐)すごいわはなさん!お手伝いする事ある?大丈夫。
ありがとう。
じゃあよろしく。
はあ…出来た。
やった〜!おまんのおかげじゃん!ありがとう!
(物が落ちる音)えっ?「この辞書の贈り主はず〜っと前からはなちゃんの心の中にいたのね。
自分の気持ちに素直になりなさい」。
てっ!蓮様いつの間に?この辞書の贈り主…。
てっ!何で!?て〜っ!?その時はなにははっきりと分かったのです。
はなの夢を支えていたのは誰だったのか。
回想ナマケモノは…木にぶら下がりながら夢をみてるんだと思います。
だから…あなたも夢を忘れないで下さい。
あなたは花子になるべきです。
花子という名前でこれからも書き続けて下さい。
うん。
いいじゃないか。
よし。
これで組んでみよう。
(醍醐)掲載決定ですか?はなさんおめでとう!ありがとう…。
ありがとうございます!
(三田)僕は日本の作家しか認めませんけどまあ翻訳物は他誌がやってないから珍しいかもしれませんね。
夕方には村岡印刷が原稿を取りに来るから。
(醍醐)私が村岡さんに渡しておきます。
醍醐君は岡田先生のところに原稿を取りに行ってきてくれ。
…はい。
じゃあはなさんが直接入稿してね。
村岡印刷さんですか…。
はなさんどうかして?ううん!
(ドアが開く音)遅くなってしまってすいません!いえ。
お待ちしてました。
ほかの皆さんはもう帰られたんですか?あっええ。
大雨なのでみんな早めに。
そうですか。
あっあの…あ…雨大丈夫でしたか?雨…あっああ降ってます。
かなり。
あなたも早く帰った方が。
ええ…。
あっその前に原稿を。
(英治)そうでしたね。
これです。
では拝見します。
これ…郁弥が渡した本の…。
ええ…。
花子さんが訳されたんですか?梶原さんたちに早く読んでもらうために大急ぎで1話分訳してみたんです。
はあ…たった1週間でこれだけの量を訳すなんて…。
あなたの集中力はナマケモノ…いやそれ以上だ。
やっぱりナマケモノですか。
すいません…。
いえいいんです。
ナマケモノは泳ぐ時にだけすごい集中力を発揮するんでしたよね。
ええ…僕は何だか感動してしまいました。
ナマケモノに?いえ花子さんに。
村岡さんから頂いたあの辞書のおかげです。
何だか蒸し暑いですね。
あの…開けましょうか。
あっ…。
(風の音)うわっ!てっ!原稿が!すいません!本当にすいません!あっ。
何枚ありました?こっちは10枚です。
えっ?どうしよう!1枚足りません!大変だ…。
てっ!あんな所に!ありました。
17ページ!ああもう嫌になっちゃう…。
すいません。
僕が窓なんか開けなければ…。
いえ違うんです!私の事誰よりも分かってくれる友達に心の…心の中を読まれてしまったんです。
私の中にはずっと…ずっと…ある男の人がいるって。
「そんなはずない。
絶対に違う」って打ち消そうとしたんですけど…。
確かにそういう事って…。
どうやら私の知らないうちにその人は私の心臓の中まで入り込んでしまったみたいで…。
私の心臓はパルピテーションの嵐です!あなたのせいで…。
好きです!てっ…。
ごめんなさい!私…どうかしてますよね!ごめんなさい!花子さん!本当に…ごめんなさい。
もう謝らないで下さい。
謝らなきゃいけないのは僕の方です。
村岡さんは何も…。
花子さん…。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/06/21(土) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(72)「銀座のカフェーで会いましょう」[解][字][デ]

蓮子(仲間由紀恵)の「素敵な恋をして羨ましい」という言葉が、心に引っかかっるはな(吉高由里子)。梶原(藤本隆宏)から、本の翻訳を明日までに仕上げるよう頼まれ…

詳細情報
番組内容
蓮子(仲間由紀恵)に去り際に言われた「素敵な恋をしていて羨ましい」という言葉が、はな(吉高由里子)の胸に引っかかっていた。梶原(藤本隆宏)から、郁弥にもらった本の翻訳を明日までに仕上げて欲しいと頼まれたはなは、かつて英治(鈴木亮平)からもらった英英辞典の力を借り、徹夜で何とか書きあげる。達成感をかみしめている時、はなは辞典に一枚の紙がはさんであることに気づく。そこには蓮子(仲間由紀恵)の筆跡が…
出演者
【出演】吉高由里子,鈴木亮平,黒木華,高梨臨,藤本隆宏,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:31393(0x7AA1)