都議会:反省している…鈴木章浩議員の謝罪会見・一問一答
毎日新聞 2014年06月23日 17時31分(最終更新 06月23日 18時32分)
東京都議会の本会議で塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、都議会自民党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)が23日午後、都庁内で記者会見し、自身が「早く結婚した方がいい」と発言したことを認めた。鈴木議員は、塩村議員らに謝罪するとともに、議会会派を離脱することを明らかにした。会見の主な一問一答は以下の通り。(文中敬称略)【まとめ・デジタル報道センター】
<鈴木冒頭発言> この度、私の「早く結婚した方がいいんじゃないか」という発言で、塩村議員、都議会のみなさまに心痛を与えたことに心からおわび申し上げます。しっかりと反省し、都議会自民党を離脱して、初心に帰って頑張っていきたい。
−−会派離脱したが、議員職は続けたいのか?
◆はい。そうさせていただきたい。皆さんから、いろいろお話をいただいたなかで、私の謝罪が遅れたこと、話が二転三転してしまったこと。本当に申し訳ない。遅れた理由の中では「結婚した方がいい」との発言と、「子供産めないのか」とか、さまざまな話が一緒になって、取り上げられた中で、私自身も謝罪する機会を失した。
−−どうして不適切な発言をしたのか。
◆少子化、晩婚化の中で早く結婚をしていただきたい、という思いがある中であのような発言になった。本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった。深く反省しています。
−−なぜ当初は「私はヤジを言っていない」と発言したのか。
◆さまざまな話が一緒になって報道されていて、話す機会を失ってしまいました。本当に申し訳なく思っています。
−−20日の時点で(記者の質問に)発言は「辞職に値する」と言っていた。今日の「頑張りたい」との発言との整合性は。
◆私がそのような発言をしたかどうかには記憶がない。(会見が)今日になってしまったのは深く反省している。説明の機会を失してしまった。
−−議員辞職には値しない?
◆私自身はこれから初心に帰って都議として頑張らせていただきたいと思っている。父亡き後、中小企業の経営者として頑張らせていただいて、そうした状況を打開させていただきたい。高齢者社会の中で現場に足を運んで、しっかり取り組める議員にならせていただきたいという志の中で活動している。もしお許しいただけるのであればもう一度、しっかりと見つめ直して頑張らせていただきたいと思っています。