都議会:反省している…鈴木章浩議員の謝罪会見・一問一答

毎日新聞 2014年06月23日 17時31分(最終更新 06月23日 18時00分)

自民党都議会の政調会長室に入る都議会自民党の鈴木章浩政調会長代行=東京都新宿区の都庁議会棟で2014年6月23日午前10時42分、丸山博撮影
自民党都議会の政調会長室に入る都議会自民党の鈴木章浩政調会長代行=東京都新宿区の都庁議会棟で2014年6月23日午前10時42分、丸山博撮影

 −−お許しいただけると思っているのか?

 ◆塩村都議には「分かりました」と言われましたので、今後の流れの中で決めさせていただきます。

 −−発言が海外でも報道され、ここまで大きくなった。

 ◆私の発言がきっかけとなって大きくなった。心から申し訳ない。東京都はこれからオリンピック、パラリンピックを控える中で、私を含め、複数そういうヤジが出たということで(議会の)正常化のためにも頑張っていかねばいけない。

 −−自身は、正確には、どのような発言をしたのか。

 ◆「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と。

 −−「産めないのか」とは?

 ◆言っていません。

 −−今日の会見は、どなたから説得をされたのか。

 ◆ございません。自分の発言についてどんな形でけじめをつけるか、ずっと考えていた。何よりも先に、塩村先生に謝罪をさせていただきたいと思っていた。

 −−なぜ発表がきょうになったのか?

 ◆政調会長、幹事長にお願いしてけじめをとらせていただきたいと、こちらから言わせていただいた。

 −−発言が大きな問題になった。

 ◆結婚の問題と妊娠の問題、さまざまな発言があった中で、どのようにおわびをしたらよいかと考えていたところ、これだけ大きな問題になった。反省している。

 −−議場から笑い声も聞こえた。周辺の都議で同調する笑い声は確認したか。

 ◆報道を通して、私が見て、確認はできなかったが、騒がしかったのは感じた。笑い声もあったのかもしれない。

 −−これまで一連の発言が「辞職に値するか」どうかという質問に「そうです」というように答えていたが、辞めないのか?

 ◆原点に帰ってやっていきたい。私がやらなくて誰がやるんだという気持ちで、頑張っていきたい。

 −−何で名乗り出なかったのか?

 ◆(ヤジは)塩村さんを誹謗(ひぼう)するためではなかった。単に「早く結婚してほしい」という思いで発言した。結婚とか出産とか、全部一緒に報道される中で、謝罪する機会を逸してしまいました。

 −−20日の時点で幹事長と話したときに「どの辺から声がでていたか聞かれた」とおっしゃってます。

 ◆そのような話があったか記憶にないです。

 −−ご自身がおっしゃっていたことですよ。

 ◆それはたぶん記者の方からそう聞かれたので「後ろのほうだった」と指摘をしたのかな、と。

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