奥村輝、伊藤嘉孝
2014年6月23日11時09分
除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の建設計画をめぐり、「最後は金目(かねめ)でしょ」と発言した石原伸晃環境相は23日、候補地がある大熊、双葉両町長や佐藤雄平知事にそれぞれ謝罪するため、福島県を訪問した。
この日午前には、同県会津若松市にある大熊町の仮役場を訪ねた。渡辺利綱町長に「発言について深くおわびを申し上げたい。大変ご迷惑をおかけしました」と、同行した井上信治副大臣や浮島智子政務官とともに頭を下げた。渡辺町長は「町民が不快な思いをしたのは事実だが、直接謝罪をしていただいて大きなけじめとして深く受け止めている」と話した。
石原氏は、発言を3日後に撤回したものの、交渉を金銭で解決すると取られかねず、「県民のふるさとを思う気持ちを全く顧みない言葉」(佐藤知事)などと、施設の建設を認めるかどうかの地元の判断に影を落とした。謝罪を受けた渡辺町長は、建設への影響について「すでに(原発事故から)3年がたち、空白は許されない」と話した。
石原氏は午後には、同県いわき市の双葉町仮役場に伊沢史朗町長、県庁に佐藤知事を訪ね、謝罪する。(奥村輝、伊藤嘉孝)
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