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アメリカのAmazonが2014年6月9日より、サブスクリプション決済(継続的な支払い機能)を外部サイト向けに開放するサービスを開始したようです。
Amazonがこの新機能を開始したのは現地時間の6月9日。Subscribe and Saveは、Amazonのショッピングサイトで紙おむつや洗剤など日用消耗品の購入に利用されている。今後は同様の決済方法を、携帯電話サービスの料金や音楽配信など、Amazonと提携している外部企業の月額制サービスで利用できるようになる。
定期的なクレジットカード決済システムの提供:
ちょっとわかりにくいので簡単に説明すると、今回Amazonがスタートしたのは、自社モール内での物品販売における話ではなく、外部の音楽や動画などの配信サイト向けのサービスのこと。
クレジットカード決済システムを提供することで、手数料を稼ごうというビジネスモデルを開始するという話です。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Amazonが外部企業から徴収する手数料は商品代金の2.9%および30セント。またAmazonが外部企業から得る購買情報は決済金額のみで、商品に関する情報は収集しないという。同様に、Amazonも外部企業に個人情報を提供しないとしている。
つまり、クレジットカード決済システム大手のPayPalと、競合するビジネスモデルを開始することになります。
Amazonは2億4000万人の消費者のクレジットカード情報を持っており、Amazon側はこうしたユーザーが音楽ストリーミングや電話料金などの支払いにサブスクリプション決済を利用することを期待しているという。
日本でもいずれ提供されるかも:
今回のニュースはあくまでアメリカのAmazonにおける話なので、日本企業がAmazonのサブスクリプション決済を導入できるかどうかはわかりません。
しかし、将来的に彼らは、豊富に保有しているクレジットカード情報を活用したビジネスモデルを展開していくことは間違いなさそうなので、日本にも必ず導入されていくものと思います。
今後どうなっていくか、クレジットカードの読みものではその動向を追いかけて行きたいと思います。
以上、Amazonが外部企業向けのサブスクリプション決済提供を開始!という話題でした。