(旧姓)タケルンバ卿日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-06-21

ヤジで人格攻撃をしてはいけない

都議会のヤジ話が盛り上がっているので、地雷原に向かって俺も突入してみます。

まず基本的な俺の考え方は「ヤジのない議論なんて、つまんね」です。ヤジ肯定派。ただ、それはヤジにプラス効果があることが前提なんだよね。プラスがあると思っているから、肯定するわけで。

ヤジには漫才におけるツッコミ効果があると思っているわけです。。ヤジってツッコミなんよ。主張者のボケに対して、聴衆のツッコミ。このボケとツッコミ関係性により、議論がよりわかりやすくなったり、白熱したり、意味のあるものになると思うのね。

例えば、このやりとりがわかりやすい。

首都議会でこんなヤジが飛ぶ先進国はないですよ。

Twitter / May_Roma: 首都の議会でこんなヤジが飛ぶ先進国はないですよ。日本のどこが ...

というイギリスからの主張に対し、

サッチャーに向けて「セックスに飢えた大蛇」と野次を飛ばしたのはどこの国でしたっけ?

Twitter / vfk_ken: サッチャーに向けて「セックスに飢えた大蛇」と野次を飛ばしたの ...

というツッコミが入る。

サッチャーって、一体何十年前の話ですか?冷戦時代だよ。

Twitter / photonka: @vfk_ken @mimiuran @May_Roma ...

さらに「古いよ!」と。

こういうヤジは話のポイントをわかりやすくするので、有益だと思うんだな。良いヤジ。

ただ悪いヤジもある。端的に言えば人格攻撃。今回の都議会のものもこれに該当。議論の内容にポイントを当てず、人格ポイントを当てるヤジは大抵ダメ揶揄対象が個人であるとか、属性とかに向けられた時点でもうダメセクハラであるとかどうとかいう以前に、個人の揶揄レベルという時点でダメなヤジ。

漫才でも、ボロクソに罵声を浴びせるツッコミだと笑えなくなるのと一緒でね。毒蝮三太夫くらいまでいけば芸にはなるけど、それとて紙一重。

議会は議論の場なんだから、議論を深めるヤジをして欲しいよね。

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