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 韓国北東部・江原道(カンウォンド)高城(コソン)郡の軍事施設付近で起きた銃乱射事件で、現場から逃走した兵長と韓国軍との間で22日、銃撃戦が起き、新たに兵士1人が負傷した。軍が兵長を包囲し、投降を呼びかけている。

 韓国国防省によると、兵長は警戒勤務を終えて軍施設に戻る途中だった21日夜、同僚らに手投げ弾を1発投げ、小銃を乱射。5人が死亡、7人がけがをした。軍は最高レベルの警戒態勢を敷き、兵士を大量投入して追跡。22日午後2時すぎ、現場から10キロほど離れた林で兵長を発見したが、銃撃戦になった。民間人に被害は出ていない。

 同省関係者によると、兵長は昨年4月、部隊生活への適応が難しい「A級関心兵士」と判定されたが、「B級」に好転したとして同年12月から前線に投入された。韓国メディアには、問題があった兵士を北朝鮮との軍事境界線に近い前線で勤務させていたことを問題視する指摘も出ている。

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