第3ラウンド、12番でティーショットを放つ横峯さくら=パインハースト・リゾート(共同)
|
 |
◇全米女子OP<第3日>
▽21日、米ノースカロライナ州パインハースト パインハースト・ナンバー2(6649ヤード、パー70)▽晴れ後曇り、気温33度、弱風▽賞金400万ドル、優勝72万ドル▽71選手
【パインハースト(米ノースカロライナ州)テッド・ムース】横峯さくら(28)=エプソン=が1イーグル、2バーディー、5ボギーの71と踏ん張り、通算3オーバーの7位。順位は変わらなかったが、首位との差は1つ縮まり、5打差で最終日を迎える。16歳のアマチュア、橋本千里(愛知・ルネサンス豊田高)は76と崩れ、通算15オーバーの64位。成田美寿々(21)は26位、森田理香子(24)=リコー=は42位。72のミシェル・ウィー(米国)と梁熙英(ヤン・ヒヨン)=韓国=が通算2アンダーで首位に並んだ。
横峯が2日連続でイーグルを決めた。5番パー5、フェアウエー左から、エッジまで170ヤードほどの第2打をユーティリティーでピン5メートルにつけ、フックラインを読み切った。喜びを表す大きなアクションはなかったが、狙い通りの攻略に納得の笑みを浮かべた。
スタート前、メンタルトレーナーである夫の森川陽太郎さんと話して、ベスト10以内を目標に決めた。「狙いを定めるということは、しっかり自分と向き合えていること。目標を決めるとボギーを打ったらすごくへこむし、バーディー取ったらうれしい。感情に素直にプレーできる」という。
前半は5番以外は苦戦し、後半も18番パー4で「すごく悔しい」というミス。フェアウエーからの第2打をグリーン左に大きく外してボギーにしてしまった。
「PWで打っているのに、ちょっとばかだなと思います。フェードがかからずドローしてしまった」と反省した。
もっとも、5打差は最終日のプレー次第で優勝も狙える。報道陣から「何が起こるか分からない」と言われると「そうなんですか? 全然(優勝は)見えてないですけど。寄せにこだわってプレーして、しっかり結果がついてきてくれたらうれしい」と冷静に話した。
この記事を印刷する