通算17アンダーでツアー初優勝した竹谷佳孝=宍戸ヒルズCC
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◇日本ゴルフツアー選手権<最終日>
▽22日、茨城県笠間市、宍戸ヒルズCC西C(7402ヤード、パー72)▽雨、気温21・5度、風速0・6メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽64選手▽観衆3797人
第2日から首位を走ってきたプロ9年目の竹谷佳孝(34)=エー・エム・エス=が5連続を含む8バーディー、4ボギーの68で回り、通算17アンダーでツアー初優勝をメジャー戦で飾った。同スコアの李尚熹(イ・サンヒ)=韓国=とのプレーオフかと思われたが、李はホールアウト後に11番グリーン上の違反行為で2罰打が科せられたため、竹谷の初Vが決まった。
一時は2位に4打差をつけたものの、17、18番で連続ボギーをたたいた竹谷。プレーオフに備えて練習グリーンで調整していたが、同スコアで並んだ李尚熹が2罰打を科せられたために15アンダーに後退し、優勝が決まった。「少し複雑な気持ちもありますが、素直にうれしいです」と語った。
自身初のツアー競技での最終日最終組。2番で7メートルのバーディーパットを決めたときに「(同組の)2人にショットではかなわない。自分はパターでいこう」と戦い方を決めた。「入れたいという気持ちよりも、狙ったところに打つ。あそこに打てば入る、というのはある。神様が入れてくれたのだと思います」。9番から圧巻の5連続バーディー。神懸かり的なパットの連発に、ギャラリーから大歓声が上がった。
ツアー初優勝を国内メジャーで飾り、今季の残りと来年からの5年間シード権、夏のWGCブリヂストン招待と秋のHSBCチャンピオンズの出場権を手にした。「やってきたことが報われたと思うし、全部うれしい。そしてまた、今からがスタートだなと思う」とさらなる高みを目指す。
両親や兄、家族の目の前で、プロ9年目にして大輪の花を咲かせた。「家族の理解や応援がないとできないこともあった」と感謝。「国内の賞金王を目指して、毎年ツアー選手として残っていけるようになりたい」と、日本の頂点を目標に掲げた。 (櫛谷和夫)
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