日本維新の会 解党・分党を正式決定6月22日 19時41分
日本維新の会は大阪市内で臨時の党大会を開き、来月末をめどに党を解党したうえで、石原共同代表と橋下共同代表のそれぞれの党に分党することを正式に決めました。
おととしの秋に結成され、合流や衆議院選挙を経て野党第2党となった維新の会の分党は、野党再編など今後の政界の動きに影響を与えることになります。
日本維新の会は先月、結いの党との合流を巡る意見の違いから分党する方針を決め、党所属議員62人のうち37人が橋下共同代表のグループに、23人が石原共同代表のグループに参加するほか、2人が無所属で活動することになっています。
維新の会はこうした方針を正式に決定するため、党の規約に基づいて、大阪市内で臨時の党大会を開きました。
この中で橋下氏は「私のトップとしてのマネジメント不足で分党することになり、申し訳ない。もう一度原点に立ち返り、健全な野党として、与党や安倍政権に協力できるところは協力する一方、チェック機能も果たしていく」と述べました。
また石原氏は東京からインターネットの中継システムを使って参加し、「結いの党は、憲法に対する考え方などで、私たちの政治信条とは全く相いれないので、たもとを分かつことを理解してほしい。今後も互いに力を合わせるところは合わせていきたい」と述べました。
そして維新の会は来月末をめどに党を解党したうえで、石原氏と橋下氏のそれぞれの党に分党することを全会一致で決めました。
双方のグループでは、この決定を受けて新党の結成に向けた準備を加速させることにしています。
おととしの秋、橋下氏を代表に結成された日本維新の会は、石原氏が率いる太陽の党との合流を経て、石原・橋下両氏の2枚看板で衆議院選挙に臨み、野党第2党となりましたが、2年足らずでたもとを分かつことになり、維新の会の分党は野党再編など今後の政界の動きに影響を与えることになります。
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