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米国務長官「過激派台頭で中東が危機に」6月23日 6時44分
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イラク情勢を巡ってエジプトを訪問したアメリカのケリー国務長官は、イスラム過激派組織の台頭が中東地域全体を危機に陥れているとして、過激派組織の資金源の遮断などで周辺国の協力を求めました。
アメリカのケリー国務長官は22日、イスラム過激派組織と政府軍の攻防が続くイラク情勢などについて協議するためエジプトの首都カイロを訪れ、シシ大統領らと会談しました。
会談後の記者会見でケリー国務長官は、「イラクでのイスラム過激派の台頭は中東地域全体を危機に陥れている」と述べ、エジプトなど周辺国が一致して対応する必要があると訴えました。
そのうえで、イラクの隣国シリアの内戦で、反政府勢力を支援するためのアラブ諸国からの寄付金の一部が過激派組織の手に渡り勢力の拡大につながっているとして、周辺国に過激派組織の資金源の遮断に協力するよう求めました。
アメリカ政府はイラクに最大で300人の軍事顧問団を派遣する一方、外交努力によって事態の打開に向けた糸口をつかみたい考えで、ケリー長官はこの後、ヨルダンなどを訪問し、協議に当たることにしています。
アメリカの複数のメディアは、ケリー長官が近くイラクを訪問する可能性があると伝えていて、マリキ首相に直接どのような働きかけをするのかに注目が集まっています。
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