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【スポーツ】

北島康介が代表入り逃す

2014年6月23日 紙面から

男子200メートル平泳ぎB決勝 13位に終わり厳しい表情を見せる北島康介=東京辰巳国際水泳場で(佐藤哲紀撮影)

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◇競泳ジャパン・オープン<最終日>

 競泳のジャパン・オープン最終日は22日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル平泳ぎで北島康介(31)、日本コカ・コーラ=が予選落ちし、9月の仁川アジア大会(韓国)など主要国際大会の日本代表入りを逃した。小関也朱篤(やすひろ、22)=ミキハウス=が2分8秒34で優勝、世界記録保持者の山口観弘(19)=東洋大=は派遣標準記録に届かない2位に終わり、代表落ちした。4種目に出場した萩野公介(19)=東洋大=は男子100メートルバタフライで2位となり、今大会優勝なしに終わった。 

 2004年アテネ五輪と08年北京五輪で計4個の金メダルを獲得した北島が、男子200メートル平泳ぎで13位に終わった。00年以降、休養した09年を除いて初の日本代表落ち。それでも、日本競泳界の先導者はいたずら心を持ち続けていた。

 「とーぶん、引退宣言はしないっす。それを聞きたかったんでしょ」

 報道陣に対して、にやりと笑って言った。今大会は100メートル平泳ぎに照準を合わせたが3位。この日は距離が伸び、「寿命が縮まったよ」と言い放った。日本代表入りを逃し、今季のレースは終了。来春の日本選手権で再び代表切符を得るため、始動を早めるという。

 恩師でもある日本代表の平井ヘッドコーチは「来年も頑張ってほしい」とエールを送った。希代のエースは「ここ2年は好きなようにさせてもらった。これからプランを考える」と話し「(筋肉)ムキムキになって50メートル(平泳ぎ)でもやろうかな」と冗談も。連続代表は切れたが、最後まで“北島節”が途絶えることはなかった。 (占部哲也)

 

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