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【芸能・社会】

Acid Black Cherry 全都道府県ツアー 宮城でファイナル

2014年6月23日 紙面から

熱唱ステージでファンを沸かせるAcid Black Cherryのyasu=宮城県利府町で

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 人気ロックバンド「Janne Da Arc(ジャンヌ・ダルク)」のボーカルyasu(年齢非公表)によるソロプロジェクト「Acid Black Cherry」が、初めて全都道府県を回る「Shangri−la」ツアー(全61公演)が22日、宮城県利府町の宮城セキスイハイムスーパーアリーナでファイナルを迎えた。ツアーは昨年8月13日に福島県文化センターでスタート。今年5月からは各地の主要アリーナを回り、10カ月にわたって過去最多の18万人を動員した。

 yasuの甲高いシャウトに7000人のファンが総立ちとなった。オープニング曲「ジグソー」からフルスロットルでライブが幕を開けた。

 「やってきたよ、東北!! 東北から始まったので、東北に帰ってきました。47都道府県分のみんなの思いを乗せて、ここ宮城をシャングリ・ラにしたいと思います!!」

 シャングリ・ラとは理想郷の意味で、ツアーコンセプトは「触れ合い」だ。幼いころ、地元・大阪の商業施設に橋幸夫がプロモーションで来たとき、母と一緒にカセットテープを買ったら頭をなでてもらえた。そのときのうれしさをヒントに、ファンの近くで歌い、触れ合う場所を理想郷とした。自身初の全都道府県ツアーを開催するにあたり、橋の精神に倣って各地でハイタッチ会を開いた。

 これまでに発売した18枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムは全て「オリコン」トップ5入りしたが、yasuは「楽曲が売れる、売れへんよりも、いかにその人の中に(自分が)残ることができるか。自分がこうありたいとか、かっこよく見られたいとか、それよりも大事なことを学びました」と振り返った。

 この日は高貴なエロさが漂う持ち味のパフォーマンスで「Black Cherry」「蝶」など19曲を披露。東日本大震災で会えなくなってしまったファンへの思いをつづった「君がいない、あの日から…」は特別な気持ちを込めて歌った。

 yasuは「過去にのどを2回手術しているので、いつもツアーは必要以上にナーバスになるんですが、今回は本当に楽しかった」と満足げに語った。

 <Acid Black Cherry(アシッドブラックチェリー)> 通称ABC。2007年7月、シングル「SPELL MAGIC」でデビュー。12年3月発売の3枚目アルバム「2012」で自身初の「オリコン」週間ランキング1位を獲得した。18枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムのほか、「Recreation」と題したカバーアルバムシリーズも3枚リリース。幅広い層から人気を博している。

 

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