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オリックス 金型メーカー「アーク」買収へ
6月23日 2時04分

オリックス 金型メーカー「アーク」買収へ
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金融サービス大手のオリックスは、事業再生を手がける官民ファンドのもとで経営の立て直しを進めてきた大阪の金型メーカー「アーク」を買収する方針を固めました。
日本の高度な技術が海外に流出することへの懸念が広がるなか、このメーカーが日本企業の支援を得て世界的に事業を拡大できるかが注目されます。

関係者によりますと、オリックスが買収するのは、大阪に本社を置く金型メーカーで東証1部に上場する「アーク」です。
アークは、最新の3D技術を用いた自動車や家電製品の試作品づくりに強みを持っていますが、急速な事業拡大で財務内容が悪化し、官民ファンドの「地域経済活性化支援機構」のもとで立て直しを進めてきました。
そして、子会社の整理などを進め、再建にめどが立ったことから、このほど、機構が保有する株式の大半をオリックスが買収する方針を固めたものです。
買収額は150億円前後になる見通しです。
アークは、メーカーが新製品を作る際にデザインや試作品づくり、そして量産までを一貫して行える体制を備えているのが特長で、世界の主要な自動車メーカーとも取引関係があります。
金型は、ものづくりの根幹とも言われ、タイの企業が高い技術力を持つ日本の金型メーカーを買収する事例も出ていますが、今回は、技術の流出を避けるためにオリックスが支援に乗り出したものとみられ、世界的に事業を拡大できるかが注目されます。

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