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【BOX】亀海、0―3判定負け!距離取られ苦戦「何の結果も残せなかった」

2014年6月23日6時0分  スポーツ報知

 ◆プロボクシング ノンタイトル戦 ○ロバート・ゲレロ(判定3―0)亀海喜寛●(21日、米カリフォルニア州カーソン・スタブハブセンター) 

 東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ以下)王者の亀海喜寛(31)=帝拳=が元世界4階級制覇のロバート・ゲレロ(31)と同級ノンタイトル12回戦を行い、0―3の判定で敗れた。本場の舞台で世界的名手に対し、打撃戦を仕掛けたが、最後は実力差を見せつけられ、健闘及ばなかった。亀海の戦績は24勝(21KO)2敗1分け、ゲレロは32勝(18KO)2敗1分けとなった。

 爪痕を残した。亀海は初回から接近戦に出て、上下のショートパンチでゲレロを再三ロープ際に追い込んだ。6回には右アッパーで相手の左眉を切り裂き、まぶたも大きく腫らせた。しかしゲレロは昨年5月に46戦全勝の世界5階級王者フロイド・メイウェザー(米国)と対戦した実力者。終盤にかけて距離を取られ、巧みなテクニックで突き放された。

 ジャッジ3者が4、6、6点の差を付けた判定負けに「ゲレロは偉大な選手で心だけは負けずにいようと思ったけど、何の結果も残せなかった」と唇をかんだ。だが攻撃的な姿勢で観衆から惜しみない拍手を浴び、ゲレロも「カメガイはタフな選手。厳しい試合になった。俺のスタイルを出せなかった」と驚きを見せた。

 試合後、興行主で元世界6階級制覇のオスカー・デラホーヤ氏(41)から「いい試合だった。カメガイに次もチャンスを与えるよ」と健闘をたたえられた。世界挑戦を待望する亀海はこの善戦を必ず糧にする。

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