[PR]

 中国南部の広西チワン族自治区玉林市で21日、犬肉を食べるイベント「犬肉祭」があった。中国メディアによると、犬肉を提供する食堂で同日夜、地元客と愛犬家が衝突し、負傷者が出る騒ぎになった。

 市政府近くには21日、各地から動物愛護団体のメンバーらが集まり、抗議の声を上げた。天津からやってきた女性は犬を救おうと市場などを回り、同日までの4日間で約7万元(約115万円)を使って200匹以上購入したという。

 玉林市では毎年、夏至の日に犬肉を食べる祭りが開かれている。ただ、玉林市政府は祭りに関与していないとの立場で、街頭で犬を殺すことを禁じている。報道によると、公務員には外出して犬肉を食べないよう呼びかけがあり、今年は目立たないよう自宅で犬肉を食べる人が増えた。看板の「犬」の字を隠して営業する店も出たという。(上海=金順姫)

この記事に関するニュース
  • レコメンドシステムによる自動選択