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間寛平、あきらめない男がザック日本に猛エール「バンバン攻めて」

2014年6月23日6時0分  スポーツ報知
  • 青森から福島までの太平洋沿岸700キロを、16年春までに自然歩道でつなぐ「みちのく潮風トレイル」をPRした間寛平

 25日のコロンビア戦で決勝トーナメント進出を目指すサッカーW杯日本代表に向け、芸能界の不屈の男がメッセージを送った。「アースマラソン」チャレンジ中の2010年1月に前立腺がんが見つかったものの、世界一周を達成したお笑いタレントの間寛平(64)は「前向きな心を持った『前心』でバンバン攻めてもらいたい」と期待を込めた。

 「一か八か、やらなきゃあかん時がある」。前立腺がんを患った寛平は、絶望の中でも強い気持ちを持ち続けた。

 がんが見つかったのは、マラソンとヨットで地球一周する「アースマラソン」に挑戦中の10年1月6日。トルコで検査すると、エックス線で太ももなどに影が見つかり、一時は死も意識した。がんは幸い転移しておらず、手術は日本に帰国してからでいい、という診断が出て、「早く日本のゴールに向かい、手術せなと思った。死にものぐるいで走っていました」。一歩一歩前進する気持ちを「前心」という言葉に込め、「あんな試練はなかった。前向きな心を持たなきゃと思った」と振り返る。

 昨年4月には放射線治療の影響なのか血尿が出る後遺症に苦しんだが、「前心」のかいあって経過は良好。この日は、東京・六本木で「東北と歩いて行こう!みちのく潮風トレイルフェスティバル」一日PR大使を務めた。

 「走ったり体を動かしていたら、見事に元の姿になりました。今は元気で治療もしていない。気の持ちようです。コロンビア戦も、振り向かず今まで以上に攻めてほしい」。不屈の闘志が、逆境をはね返す力になると強調した。

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