深町秋生のベテラン日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-06-23 果てしなき渇き&渇き。 このエントリーを含むブックマーク

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)

渇き。STORY BOOK

渇き。STORY BOOK


あ!


……という間に初夏になり、先日さくらんぼを貰って、いよいよ6月下旬になったのに気づきました。


相変わらず土俵際な毎日を過ごしております。今週末に映画「渇き。」が公開を控えているということもあり、執筆中に取材をわんさか受けるという、目の回る毎日を過ごしておりました。ちなみに「果てしなき渇き」は48万部となりました。


十年前のデビュー作がこのような形で再び注目を浴びるというのは、まことにありがたいもので、映画に併せて「渇き。ストーリーブック」というのも今週発売される予定であります。


この本には「渇き。」のシナリオ中島哲也監督との対談、ほいでもってスピンオフ短編が掲載されております。十年前に書いた物語と向き合うのはなかなか苦しい作業で、蛇足もいいところじゃないかと頭を抱えつつ、そうは言ってもポジティブな根性を発揮して楽しく書き上げました。現在と三年前が交錯する物語ですが、発端となる「四年前の物語」というのにトライしております。真の主人公である加奈子さんの視点と心のウチに迫った話です。より「果てしなき渇き」の世界を楽しんでいただければと思っております。


また、コミック版も発売されました。このやっかいな話を一冊にどうまとめるんだろう……と、正直危ぶんでいたのですが、安宅十也先生の画力と編集者の根性でフレッシュ物語オチになっております。こちらもお勧めです。


また、新刊「ジャックナイフ・ガール」も意外なことに好評であります。こちらもどうぞよろしく。

コミックストリートも相変わらずです。

http://www.sakuranbo.co.jp/livres/cs/index.html

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