蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事
【スポーツ】<首都スポ>11年ぶり赤い旋風だ 鈴木が雪谷を甲子園に導く2014年6月22日 紙面から
第96回全国高校野球選手権(8月9日から15日間、甲子園)の東・西東京大会の組み合わせ抽選会が21日、東京・青山学院大で行われた。東東京では、都立の雪谷がプロ注目の145キロ右腕・鈴木優投手(3年)を擁して、2003年夏以来11年ぶりの甲子園を目指す。赤い旋風を巻き起こせれば今春の小山台に続いて、都立としては初の春夏連続の甲子園となる。東・西大会の球場と試合時間は24日に発表される。 新しい都立の星、雪谷の145キロ右腕・鈴木はメジャーのスカウトも注目する逸材。「上で野球を続けていくためには、インコースをストレートで押すことが必要だと思う」。この夏は強気の内角攻めがテーマ。進路をプロに絞っていて意識も高い。 この冬は、下半身を強化した。グラウンド練習は午後5時までで、定時制があるため5時30分には完全下校。相原健志監督は「センバツに出た小山台さんが、練習時間が日本一少ないと言っていたが、ウチの方が少ないと思います」と自嘲気味に笑うが、ほとんどの選手は下校後に個人でジムに通う。鈴木もジムでほぼ毎日、バイクこぎなどをし、昨秋から体重も4キロ増え、投球時に下半身の粘りも利くようになった。 中学時代は捕手がメーンの兼任投手。「いくつかの学校から捕手として誘われましたが、ピッチャーをやらせていただけるということで雪谷を選んだ」。2009年夏に雪谷が東東京大会で準優勝したのを見て、赤いアンダーシャツのイメージも焼きついていた。最初はストライクが入らなかったが、相原監督の助言でセットに変更。クイックで投げるフォームを身につけ制球力も高まった。1年の8月からは先発投手に定着、最近は、土、日曜日の練習試合は対戦校の要望もあってほとんどが連投。6月中旬にも、中央学院(千葉)を5イニング無失点、翌日は八王子を相手に8イニング2失点で完投。夏を戦うスタミナも十分だ。 2003年夏に雪谷を甲子園に導いた相原監督は「身体能力が高い。いままで見た投手の中では抜けている。インコースに直球を投げられれば、上でも通用する」と太鼓判を押す。チームの課題は守備力。「守りのミスで勝ちゲームを落としている」といい、少ない練習時間の多くをノックに使い守備力を鍛えている。小山台に続いて、春夏連続で都立の甲子園出場を果たしてみせる。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|