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【芸能・社会】

「呪怨」佐々木希インタビュー 「奥深いからもう一度見たくなる」

2014年6月22日 紙面から

苦手なホラーに挑んだ佐々木希=東京都内で(石井裕之撮影)

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 日本を代表する人気ホラー「呪怨」(じゅおん)シリーズの最新作「呪怨−終わりの始まり−」(落合正幸監督、28日公開)で、女優の佐々木希(26)がホラー映画初主演を果たした。「ホラーは大の苦手」という佐々木だが、チャレンジ精神で恐怖に震える教師役のヒロインを熱演。「奥深い作品だから、もう一度見たくなりますよ」と笑顔でアピールする。

 佐々木が演じるのは、小学校3年の学級担任を急きょ務めることになった新米教師の結衣。不登校を続ける生徒の様子を見に行こうとして、かつて惨劇のあった“呪われた家”に足を踏み入れてしまう…。

 「ふだんホラーものはまず見ない。特に幽霊が苦手。怖くて頭に残っちゃって、もう寝つくまで地獄!」と笑う佐々木。だから「引き出しはまったくなかった。不安はあったけど、楽しみたかったし、監督のもとに飛び込んじゃえって」思いながら撮影に入った。

 ハリウッドでもリメークされた「呪怨」だが、もちろん見たことはなかったし、「怖いというのもあるけど、見ると(演技が)引っ張られる」ため、あえて撮影前も一切目にしなかった。

 結局、「絶対にまばたきしないで」など監督の指示を受けながら、シーンごとに入念なリハーサルを重ね、特に撮り直しはなかったという。

 「目が乾いちゃって勝手に涙が出てきた。それから、いきなりガッと後ずさるシーンでは、首を痛めた。1週間ぐらいは着替えるのも痛くて大変で。恐怖と緊張でハアハアするような気持ちで演技してると、変なところに力が入って肩もおなかも筋肉痛になった」と振り返る。

 現場では、「呪怨」ならではの白塗りの共演者らと一緒でも、怖いとは感じなかった。「むしろ撮影の合間には、すごく近寄って『こうなってるんだ〜』とか観察したりしてた」そうだ。

 作品は、過去と現在が交互に描かれる凝った構成。「怖いだけじゃなく面白さがある。ドキッとしますよ。続編があったら、またやってもいいかな〜」と、ちゃめっ気たっぷりな笑顔を見せた。

 最近はドライブに夢中とか。「箱根まで行って一泊してすぐ帰って来たりしてます。この夏はやっぱり海に行きたいな」

<佐々木希(ささき・のぞみ)> 1988(昭和63)年2月8日生まれ、秋田市出身。2006年「プリンセスPINKY グランプリ」を獲得し芸能界入り。モデルを中心に活動の幅を広げ、08年、映画「ハンサム★スーツ」で女優デビュー。「天使の恋」(09年)で映画初主演。ドラマも「TOKYOエアポート」「ファースト・クラス」などで活躍。

 

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