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【プロ野球】

巨人、3併殺拙攻 4番村田に代打由伸も実らず

2014年6月22日 紙面から

ソフトバンクに敗れ、表彰式用に用意されていたボードなどを横目に通路を歩く巨人・原監督(北田美和子撮影)

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◇ソフトバンク3−1巨人

 あと1勝で交流戦優勝だった巨人が痛恨の1敗だ。勢いに乗るソフトバンクから挙げた得点は4回に阿部が放った右中間への適時二塁打による1点のみ。2点を追う9回の攻撃も、走者を三塁まで進めながら無得点。長嶋茂雄終身名誉監督も見守った大一番をむざむざと落としてしまった。

 「大事なところで併殺が遮断しましたね」と原監督。3併殺の拙攻だけに、表情は険しい。9回にみせた4番の村田に代打・高橋由を送る執念の采配も実らず交流戦首位からも陥落。指揮官は「きょうが重要という中で戦いましたが…」と唇をかみしめた。

 この日の相手は帆足。昨季の対戦でも6イニング3安打無失点に抑えられていた。攻略に向け、強引なスイングをせず攻めのバトンをつなぐという対策を立てていた。しかし、苦手意識に加え、あと1勝でVというプレッシャーが硬さを生んでいた。

 緩急の差をつけてくる左腕の前に本来のスイングをできず、凡打の山を築くばかり。これには指揮官も「分かっていながら、そういう打撃をしてしまった…」とお手上げの表情。痛すぎる黒星につながってしまった。

 勝率でソフトバンクを下回り、首位陥落。とはいえ、直接対決に勝てば、交流戦優勝という状況に変わりはない。「大一番ですね。明日を迎えられる喜びを感じて戦いたい」と原監督。泣いても笑っても、交流戦ラストゲーム。まずは今季の初タイトルを懸け、頂上決戦に臨む。

  (川越亮太)

 

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