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菅野3失点で交流戦Vお預け「悔しい」9回完投もデホに被弾

2014年6月22日6時4分  スポーツ報知
  • 4回無死、李大浩(右)に左越えソロを打たれ打球を見つめる菅野

 ◆交流戦 巨人1―3ソフトバンク(21日・東京ドーム)

 腕組みをしたまましばらく動かなかった。試合終了直後、菅野は一塁ベンチから腰を上げず、厳しい表情でグラウンドを見つめた。9回119球3失点で今季3度目の完投も、自身4試合ぶりの3敗目。「勝ったら(交流戦)優勝というのは知っていました。(特別な意識?)それはなかったです。先取点を取られたのが良くなかったです」と自分を責めた。

 0―0の4回無死、李大浩にソロを被弾。内角シュートを、狙っていたかのように体を開きながら左翼席へ運ばれた。さらに、1死二塁から吉村に初球の直球を中前に運ばれ追加点を献上。「2点目がなければ、ああいう展開にはなっていなかった。簡単にストライクを取りにいってしまい、何の根拠もないボールでした」と猛省した。

 交流戦序盤から「チームとして優勝という目標があるので優勝したい」と気持ちを奮い立たせてきた。9回無安打のオリックス・金子と互角に投げ合うなど、エース級との対戦で自覚が増した。「投げられる以上、マウンドに上がることが自分の仕事。責任を果たさないといけない」。8回2死三塁から暴投で3点目を失ったが、最後まで投げ続けた。

 ソフトバンクは試合前まで、交流戦のチーム打率が12球団トップの3割3厘。柳田から2つ、長谷川から3つ三振を奪うなど8奪三振で意地を見せるも、今季、東京D6試合目で初黒星。原監督は「まあまあ、いいピッチングをした」と振り返った。「悔しいですし、納得いかないです」と菅野。先発の柱としての役割を果たせず、敗戦の責任を背負い込んだ。(片岡 優帆)

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