発見したので、再掲(マイナスイオン新聞)
資料の整理をしていたら、以前に何度か紹介した産経新聞の「マイナスイオン新聞」の問い合わせ記事の現物が出てきた。
内容については「【産経新聞公式見解】「マイナスイオンとは、マイナス電荷を持った電子です」」で紹介済みだが、この愚挙を後世の残すためにも(^O^)、この際、写真とセットで再掲しておこう。
マイナスイオン新聞?
2005/09/25産経新聞「双方向プラザ」欄
読者から 主婦 マイナスイオンとは、マイナス電荷を持った電子です。滝のように水が落下するところに多く発生するほか、森林の近くにも多く含まれるといわれています。「リフレッシュ効果がある」として、空気洗浄機やエアコン、ヘアドライヤーなどの商品にも取り入れられてきました。 新聞も「癒やし効果」が持てないだろうか......。「マイナスイオン」を生じる紙面の"生みの親"になったのは、こんな発想からでした。 産経新聞では、インク会社「帝国インキ製造」と共同して、マイナスイオンを発生させる特殊な鉱物を混ぜたインクを開発。通常四色刷りで仕上げている紙面に重ねました。最初はインクが濁ってしまいましたが、約半年かけて、インクを重ねていく工程や濃度に改良を加えた結果、濁らずに特定の面だけにマイナスイオンを生じさせられるようになったのです。こうして業界初の「マイナスイオン新聞」が誕生しました。 広告を扱う営業局が「マイナスイオン新聞」としてシリーズ企画を立案し、平成十五年七月二十四日付の東京本社発行版で、サントリーの広告による第一弾が実現しました。さらに全日空、キリンビール、JR東日本など、一昨年七月から九月までの三カ月間で、六社の広告の中に「マイナスイオン」を取り入れることができました。 十六年十月には日本新聞協会が主催する「新聞広告賞奨励賞」にも選ばれています。 営業局は「開発したばかりで業界初の試みだったが多くの企業が好感を持って受け入れてくれた」としています。 ただ、マイナスイオンについては、「効果がわかりにくい」という声があるのも事実です。 国民生活センターが十五年九月、千人を対象にしたアンケート調査によると、マイナスイオン効果をうたった商品を使用したと回答した百一人中、「効果がある」と感じたのは43%、「効果がなかった」や「分からない」と回答したのが57%でした。 同センターは、「効果が実感できないという意見が過半数にのぼったのは商品から発生するマイナスイオンの量が明確でないため」と推測しています。今後は事業者が発生量の数値と、その効果について明確にすることが望まれるでしょう。 今後、産経新聞では、「マイナスイオンという目に見えない付加価値をいかにわかりやすく伝えられるかを研究し、新たな紙面展開を検討したい」(営業局)と考えています。 |
いやぁ、何度見てもヒドイね。i||!_| ̄|○i||!
ほんとならこの「マイナスイオン新聞」自体の現物があればいいんだけど。
追記(2009/01/27):
この記事は2005/09/25の7面(オピニオン)です。大阪版なので他の地域がどうなってるかはよくわからないけど。
突然食いたくなったものリスト:
- Bratsのホットドッグ(オリジナルブラッツ)
- Dr.Pepper
- マクドナルドのポテト
本日のBGM:
Heart Of Rockn' Roll /Huey Lewis & The News
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これはむしろ、「今どうなっているのか」のほうに興味がありますね。まだそういうくだらないことをやっているのか、こっそり誰にも気附かれないようにやめちゃったのか。どっちにしろ、「社会の公器」のやるこっちゃないですが(笑)。
いや、勿論産経新聞を「社会の公器」だなんて思ったことは一度たりともありませんから、単なる厭味です。
>黒猫亭 さん
確かに、続編が出たのかどうかは気になりますね。聞いたことがないので、おそらくはフェイドアウトなんでしょうけれど。
しかしこの記事の国民生活センターのコメントもアヤシイですよねえ。
「「効果がある」と感じたのは43%、「効果がなかった」や「分からない」と回答したのが57%」に対して、「効果が実感できないという意見が過半数にのぼったのは商品から発生するマイナスイオンの量が明確でないため」と推測って。(^^;;
どこまでがサンケイ視点なのか、よくわからんですねえ。