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新日鉄住金の製鉄所でまた黒煙6月22日 19時41分
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22日午後、愛知県東海市にある新日鉄住金の名古屋製鉄所で、黒煙が大量に立ち上るトラブルがありました。
製鉄所によりますと、敷地内で停電が発生し、たまったガスを放出するためにその場で燃焼させたということで、ことしに入って同様のトラブルは3回目になります。
22日午後3時前、東海市にある新日鉄住金の名古屋製鉄所で大量の黒煙が立ち上り、消防が出動しました。
製鉄所によりますと、敷地内で停電が発生してコークス炉から出るガスを処理する施設が止まり、ガスを放出するため、その場で燃焼させる緊急措置をとったということです。
消防によりますと、このトラブルでけが人などは出ていないということです。
一方、東海市が製鉄所周辺の住宅地などで簡易計測器を使って一酸化炭素など有害物質の濃度を調べたところ、異常値は検出されていないということです。
この製鉄所ではことし1月にも2度にわたって停電が発生し、いずれも同じように周辺に大量の黒煙が排出されるトラブルが起きていて、製鉄所では、来年度末をめどに、ガスを扱う施設の電源系統を2つに分け、片方が停電しても施設が止まらないようにする再発防止策をまとめていました。
新日鉄住金名古屋製鉄所人事総務室の山根健嗣室長は「煙が収まるめどはまだ立っておらず、復旧に向けて全力で取り組んでいる。近隣の住民の方には迷惑をかけて本当に申し訳ありません」と話しています。
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