米 河野談話継承支持の姿勢示す6月21日 10時48分
政府が、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の検討結果を公表したことについて、アメリカ国務省の報道官は「河野談話を見直さず、これを継承するとしていることに注目している」と述べ、安倍政権の方針を支持する姿勢を示しました。
政府は、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話について、韓国側と事前に綿密に調整していたなどとした有識者による検討結果を20日、公表しました。
これについて、アメリカ国務省のサキ報道官は20日の記者会見で、「河野元官房長官による謝罪の表明は、日本が周辺国との関係を改善する重要な区切りとなった」と述べました。
そのうえで、サキ報道官は「官房長官が談話を見直さず、これを継承するとしたことに注目している」と述べ、談話を継承する立場に変わりはないという、安倍政権の方針を支持する姿勢を示しました。
また、サキ報道官は「われわれは日本に対し、過去から生じる問題について、周辺国との関係強化につながるかたちで取り組んでほしいと促してきた。今もその姿勢に変わりはない」と述べ、冷え込んでいる韓国との関係などを念頭に、日本に対し対話を重視して関係改善に取り組むよう促しました。
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