2014年6月20日金曜日

「都議セクハラ野次」に独身女性議員として思うこと

東京都議会にて18日、晩産化について質問した塩村氏に「お前が早く結婚すればいいじゃないか」「産めないのか」とヤジが飛んだ!とのニュースを私は昨日、厚生委員会の合間にネットで知った。

「あるだろうな」とすぐに思った。35歳の独身女性が自分のことを棚に上げて何を言う!と他の議員に思われたのだろう。

秋田市議会、今議会の一般質問で工藤四郎議員が少子化対策について「市長を初め幹部職員などが積極的に結婚促進活動を推進すること」を提案していた。その提案を聞きながら、「議場を出たらきっと誰かに私はこの件に関連して言われるんだろうな」と覚悟した。



やはり議場を出たらこの件について良くも悪くも話を振られた。「言われると思ったんですよね。でも、あの質問というのは、私に市長や部長が結婚相手を紹介してくれると解釈していいんですかね?」と言い返した。

これくらいならまだいい。

「40代で結婚しても子供は無理だろう」と44歳の私は追加して言われる。

さすがに議場では言わないが、ヤジを飛ばさなくても心の中で同じく思う男性は少なくないだろう。そして、その内容をセクハラとは思っていないだろう。それだけ政治の世界は古臭く、偏見があふたオジサン社会だ。

塩村あやか都議の一般質問の録画を見た。録画ではヤジははっきりとは聞き取れなかった。しかし、一瞬呆れて笑い、質問を続けてもヤジが続き、涙声に変わったことで、内容は想像できた。私がこの立場だったらきっとヤジに怒鳴り返したことだろう。そうしたら逆に私が議会運営委員会にかけられただろう。

私は結婚、出産による少子化対策についての質問はしない。質問したらブーメランのように「お前が結婚しろ」と言われるに決まっているからだ。女性がワークライフバランスを保ちながら働ける社会を構築することで結果的に少子化対策になるという考え方で質問をしている。

塩村都議の質問による男性議員の反応は想定できる。
もし、塩村都議が女性に対する「まるでイジメ」のような様子を世間に知らせようとしたのだったら、その狙いは成功したと言っていいだろう。

昨日、同じ委員会の女性議員に東京都議会のヤジについて話をした。
「それはひどい。議員としての資質を疑うね」という感想。本当はこう思うのが普通だと思う。しかし、私は「あるだろうな」と半ばあきらめたような感想を持ってしまった。

セクハラだと思っていない人にセクハラだといちいち説明することは疲れる。もちろん、男性議員全員ではないのだが。