先に断っておきますが、単なる嫁自慢です。のろけともいいます。
多分ある程度一般化出来る話だと思うんですが、「これが食い違っていると結婚生活が結構大変」というか、「これが一致してると結婚生活が凄い楽」という、二つの感覚があるような気がしています。
次の二つです。
・倫理感覚
・金銭感覚
倫理感覚の一致というのは、早い話「これはしちゃいけないこと」「これはした方がいいこと」という価値観に食い違いがないこと、です。
これ、結構根本的なものなので、食い違っていると矯正するのが凄く大変です。一方は一方が「何故そんなことをするのか/出来るのか」が理解出来ないし、それによってストレスが溜まる。もう一方は、「何故そんなことを気にするのか」が理解出来なくてやっぱりストレスが溜まる。人間関係上、倫理感覚が大きく食い違った人同士が仲良くするのって、大変なことだと思います。
で、これが夫婦間で一致していると、「普段の生活でストレスが発生しにくい」「子育てで子どもを叱る/褒める時、意見の食い違いが発生しにくい」という二つの「とてもいいこと」があるんですね。
しんざき家の場合、道徳的なこと、倫理的なことで私と奥様間で意見の相違が発生することが皆無に近い上、子供たちに「こういう倫理観を身につけていって欲しい」というのも大体一致している為、話がとてもはやいです。奥様が「これは叱らないと」と思ったことは、大体私も「これは叱らないと」と思うことなので、子供の前で意見の食い違いが発生することはほぼありません。で、たとえば私が叱り役、奥様がフォロー役、みたいな役割分担を事前打ち合わせなしで出来る。
子供としては、パパ・ママの叱る内容が違うと、どっちのいうことを聞けばいいか分からなくなってしまうものです。ママが叱っているところ、パパが「おいおいそんなことで叱らなくても」とか言い出したらよくわからないですよね。けれど、パパ・ママの倫理感覚が大体合っていれば、叱る内容で食い違いが発生することがない。
相手の倫理感覚が自分とあまり違わない、ということがわかっているから、お互いに相手のやり方を尊重することが出来る、と思うんですね。
また、叱られっぱなしで突き放されると本当に心細いしどうしていいかわからなくなってしまうものだと思うんですが、例えば「パパにすっごい叱られた。けど、ママが「ほら、謝れるよね。ちゃんと謝れば許してもらえるよ」って助け舟を出してくれた」というように、叱られながらもちゃんと縋るものがある、という状態が確保出来ます。多分なんですが、これも、子供の教育上はいいことのような気がします。
ということで、倫理感覚が大体一致していると、いろんなことがとてもやりやすい。
一方の金銭感覚。これは分かりやすい話だと思うんですが、「どんなお金の使い方をするか」「お金の価値に対する感覚」みたいなものが大きく食い違っていると、共同生活でとてもストレスが発生しやすいです。
「なんでそんな無駄遣いするんだろう」とか。「これにはもっとお金が必要なのに」みたいなことを始終感じていると、そりゃ大きなストレスです。一方、「お金の価値」とか「どんな分野でお金を使うか」みたいなことが大体一致していると、使うにも節約するにもストレスが少ない。
しんざき家の場合、例えば「食事」にはかなりお金をかける、一方服にはあんまりお金を使わない、というような守備範囲の感覚が、私と奥様の間でほぼ食い違いがありません。また、何かお金を使う時にも、使うお金の多寡にあんまり感覚の違いがないので、意見の相違が発生しにくいです。この辺とてもスムーズ。
いや、一応書いておきますが、服にまったくお金を使わないわけじゃないですよ?無課金じゃありませんよ?
で、更に上記の二つの要素を一言でまとめると、「倫理感覚と金銭感覚が一致していると、「築きたい家庭のイメージ」が大体一致し易い」ということになるんじゃないかなあ、と思うわけです。
ゴールの共有、というのはいいチームを作る上での必須要件です。夫婦、家庭も一つのチームであり、チームである以上は「いいチーム」を目指した方がよく、私の中では上記二つが、「いいチーム」を作る上で結構重要な要件なんじゃないかなあ、と思っている次第です。
最初に書いた通り、これは単なる嫁自慢なので堂々と自慢してしまいますが、倫理感覚と金銭感覚でこれだけ食い違いが少ないという点で、しんざきは大変いいお嫁さんをもらえたなあ、と思っているわけです。
ちなみに、よく言われる話で、「食べ物の好みが一致しているのが大事」というものがありますが、しんざきと奥様の食べ物の好みはだいぶ違う割に、現状しんざき家ではあまり問題になっていません。これは多分大部分奥様の努力のおかげで、自分や子供たちのメニューとは別に私好みの味付けの料理を作ってくれたり、外食でも私の希望を優先してくれたりと、大変ありがたいことをしてくれています。奥様の料理おいしいです。
以上、Webでは基本的に幸せよりも不幸の方が可視化されやすいと考えている関係上、たまには単なるのろけを書いてもいいか、と思ったので書いてみました。文句は受け付けますが反省はしません。
今日書きたいことは以上です。
2014年06月21日
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結婚するきっかけとしては恋愛感情も大事ですが、やはり結婚生活を長く続けるには倫理感と金銭感覚の一致は大事ですよね。
私見ですが、日本でも離婚率が上がっているのは恋愛感情重視で価値観の一致を軽視するようになったからかなあと思ってます。
昔は家柄とかを考慮してお見合いをしていたから自然と価値観が近い人同士で結婚することになっていたのかと。
やはり結婚は家族を増やす行為ですから、人生を共有できる相手と行うべきなんでしょうね。