夏至の夜、通天閣が消灯

　年間で最も夜が短い夏至の２１日夜、大阪のシンボル通天閣（大阪市浪速区）はすべてのネオンを消してライトダウンした。地球温暖化防止のため、環境省が全国に一斉消灯を呼び掛けているキャンペーンの一環。７月７日まで続ける。

　運営会社の通天閣観光によると、２００３年から毎年実施している。午後８時から、高さ１０３メートルの建物に取り付けられた約２万個の発光ダイオード（ＬＥＤ）照明を一斉に消灯。期間中の１７日間で、一般家庭１７７世帯の１日分の使用量が削減できるという。

　市民からは「大阪の明るさの象徴だから消さないで」と惜しむ声も寄せられるというが、担当者は「身近なところから省エネや節電に協力するきっかけになればうれしい」としている。