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【ゴルフ】

パット咲いた竹谷佳孝が首位浮上

2014年6月21日 紙面から

第2日、通算10アンダーで首位に立った竹谷佳孝。4番でティーショットを放つ=宍戸ヒルズCCで

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◇日本ゴルフツアー選手権<第2日>

 ▽20日、茨城県笠間市、宍戸ヒルズCC西C(7402ヤード、パー72)▽曇り、気温26・2度、風速2メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽126選手▽観衆2437人

 プロ9年目の竹谷佳孝(34)=エー・エス・エム=が7バーディー、ボギーなしの65で回り、ツアーでの自己ベストを更新、通算10アンダーで張棟圭(ジャン・ドンキュ)=韓国=とともに初めて首位に立った。初日首位タイだった近藤啓介(35)は78と崩れ、52位に後退した。今大会終了時の賞金ランキング上位2人(有資格者を除く)に与えられる全英オープン出場権争いは、現在1位の小田孔明(36)と2位の宮里優作(34)がともに通算2オーバーの65位で予選落ちした。

 得意のパットが火を吹いた。前半のアウト10、後半のイン13、合計23パットは、ツアーでの自己ベストに並ぶ65に貢献。竹谷は「パッティングは昔から悩んだことがなく、今までやってきたことが結果につながりました」と笑顔を見せた。

 ゴルフを始めたのが18歳と遅い。実は高校球児だった。山口・宇部鴻城高野球部2年の秋、主将に任命された直後に練習で遠投していると、腰に何か当たったような痛みがあり、救急車で運ばれた。脊椎分離症と診断され、野球を断念せざるを得なかった。

 翌年1月に父親がゴルフ練習場に誘ってくれたのがきっかけとなり、徐々にゴルフにのめり込んだ。高校卒業後には北九州市のゴルフ専門学校に入り、1日1000発前後の猛練習。3回目のラウンドで100切り達成。同校を出てから広島県内のゴルフ場で研修生生活を送り、2006年のプロテスト合格、同年の日本プロ新人選手権で優勝した。昨年はチャレンジツアー最終戦で優勝し、同ランク2位の資格で今季ツアー参戦。国内開幕戦は14位と、ツアーでの自己最高成績を収めた。

 第3日は初の最終組。「またこの場(会見場)に来られるようにしたい。緊張するかもしれないけど、自分らしくやるだけです」。Vへの意欲を見せた。 

  (櫛谷和夫)

 

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