ＳＯＬＩＤＥＭＯ　サンパウロで日系ブラジル人らと声援

　【サンパウロ関龍市朗】サンパウロ市内の「ナカタドットネットカフェ」では１９日（日本時間２０日）、同所で前日にライブを行った男性８人組音楽グループ「ＳＯＬＩＤＥＭＯ」や、現地の日系ブラジル人ら約２００人が集結。パブリックビューイングで日本代表に熱い声援を送った。

　全員が身長１８０センチ以上の「ＳＯＬＩＤＥＭＯ」は、自身の身長を背番号にした日本代表ユニホーム姿で登場。ハーフタイムにはアカペラで「Ｌｅｔ　ｉｔ　ｇｏ」や「上を向いて歩こう」など４曲を披露した＝写真。サムライブルーで埋まった会場から大きな拍手が沸き起こった。

　試合結果は引き分けに終わり、メンバーでサッカー経験者の手島章斗（２０）と中山優貴（２３）は次のコロンビア戦に向け「勝つしかない」と口をそろえた。手島は「パブリックビューイングは初めてで楽しかった。今日は内田選手が輝いていた」とコメント。中山は「外国でみんなで日本を応援できてうれしかった。チャンスはあったし、勝てましたよね」と悔しさをにじませた。

　日系三世のスナゴ・ノエミさん（１９）は、本田圭佑選手の背番号「４」を付けた代表ユニホーム姿で応援。「すごくいい可能性がいっぱいあったので残念。次は一番難しいと思うが、日本人は最後まであきらめない精神を持ってる。本田選手も次は必ず困難を乗り越えてくれる」とエール。「ブラジルは日本の次に日本人が多い国で、常に日本と私たちはつながっている。ブラジル代表を一番に応援するけど、二番目に応援してるのは日本」と頼もしい言葉が返ってきた。