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【サッカー】

岡崎 2試合連続シュートゼロ 「自分の責任。情けない」

2014年6月21日 紙面から

日本−ギリシャ 後半、倒される岡崎(右)=ナタルで(沢田将人撮影)

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 右から、左から、何本も入れられるクロスに対して、岡崎は必死に飛び込んだ。しかし、合わない。屈強なギリシャDFにことごとくはね返され、また動き直す。何度繰り返しても、触れることすらできなかった。

 日本代表歴代3位の通算38得点を誇り、今大会の得点源と期待された男が、2戦連続のシュートゼロ。「決めるべき選手が決めないと。自分の責任だと思う。情けない」。FWとして、エースストライカーとして、1人少ない相手に守りきられてのスコアレスドローの責任を背負い込んだ。

 香川がベンチに温存され、10番の定位置だった左サイドには、練習でもほとんどやっていなかったという岡崎が入った。長友が上がるスペースをつくり、自分は中に切れ込んだ。後半12分に香川が投入されてからは、大迫に代わり1トップに入った。所属のマインツでも任されている場所。しかしザックジャパンでは練習でもほとんどやっていない。ゴール前での意思疎通に欠けているのは一目瞭然。今季ドイツ1部リーグで15得点を挙げた迫力は、最後まで見られなかった。

 大迫、柿谷、大久保がいた。振り返れば、ハーフナーや前田、李忠成もいた。それでも最後は岡崎に頼った。「W杯で結果を出す選手はすごい。理屈じゃない。僕は未熟だった」。岡崎はそう自らを責めたが、この結果は4年間で確固たるセンターFWを確立できなかったツケだ。決定力不足というお決まりの言葉で、片付けていては未来はない。 (宮崎厚志)

 

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