ＫＡＤＯＫＡＷＡ 経営統合を承認

6月21日 15時51分

出版やアニメ、映画などを幅広く手がける「ＫＡＤＯＫＡＷＡ」の株主総会が、２１日に都内で開かれ、動画配信サイト、ニコニコ動画を運営する「ドワンゴ」との経営統合に関する議案が承認されました。

角川書店で知られる「ＫＡＤＯＫＡＷＡ」の株主総会は、２１日午前１０時から都内で開かれ、１０００人近い株主が出席しました。
「ＫＡＤＯＫＡＷＡ」は、インターネットを通じてアニメや映画の海外展開などを強化するため、動画配信サイト、ニコニコ動画を運営する「ドワンゴ」とことし１０月に経営統合する計画です。
２１日の総会では、会社側から「両社の提携関係を一層、強化することが互いの戦略に合致する」などとして経営統合に関する議案が出され、必要となる３分の２以上の株主の賛成を得て承認されました。
出席した株主は「リアルとネットに強い企業が手を組むことに賛成だ。会社の成長につながることを期待したい」などと話していました。
一方、「ドワンゴ」も来月開く臨時の株主総会に経営統合に関する議案を出すことにしていて、承認されれば、アニメなどコンテンツ事業を手がける会社とネット関連の会社が手を組んだ「ＫＡＤＯＫＡＷＡ・ＤＷＡＮＧＯ」が発足することになります。