桐谷美玲、有村架純…旬の女優５人が弾ける！戦隊映画「女子ーズ」

　【エンタなう】渡辺麻友（２０）がＡＫＢ４８の頂点に立った同じ日、ちょっとマニアックな映画「女子ーズ（じょしーず）」が公開された。味の素スタジアムの７万人もすごいが、川崎のシネコンの１１２席も満席で濃密な空気が流れていた。

　映画は、「コドモ警察」や「ＨＫ／変態仮面」を撮った福田雄一監督らしい脱力系の戦隊コメディー。ゴレンジャーさながらのヒロインに扮した妙齢女優のみなさんが実にゴーカだ。桐谷美玲（２４）、藤井美菜（２５）、高畑充希（２２）、有村架純（２１）、山本美月（２２）−全員好きです。もしＡＫＢに居たら、上位７人の「神セブン」は必定である。

　彼女たちは、「名字に色が入っているから」という理由だけで、胡散臭い司令官チャールズ（佐藤二朗）に呼び出され、「地球を襲う邪悪な怪人を倒しなさい」と無理やり命を受ける。

　それぞれが、仕事と悩みを抱え、生活環境はバラバラ。キャリア志向の会社員レッド（桐谷）、家庭の事情で肉体労働のアルバイトに励むイエロー（高畑）、芽の出ないアングラ劇団員のグリーン（有村）…。同世代での女子トークも微妙に噛み合わない。しかし、５人がそろわないと強敵を倒すワザは使えないのだ。

　松本人志監督の「大日本人」を見たときは、物語が進むにつれワクワク感が萎えていったが、「女子ーズ」はその逆。ヤル気が無さそうな彼女たちを見終わるころには応援していた。

　戦闘現場に通勤電車で向かう彼女たちが、なぜか車中で夕刊フジを開く場面にも、ぜひご注目を。　（中本裕己）