2013年11月14日

刑訴の流儀Σ(・ω・ノ)ノ

1本試験の成績


刑事系133.78点/200点(上位約1~2%


2学習方法
 刑法と全く同様に、①最初は、ベースとなる問題集を使って、事例とセットで、問題を解くための知識をインプットし、次に、②そこで得た知識を使う意識で、網羅型問題集に取り組む。
 もっとも、刑訴の場合は、ベースとなる問題集が2冊あるので、その点には、注意。

 

3学習フロー

 

★①古江刑訴(ベース問題集)15回+★事例研究刑訴(ベース問題集)16回
 ↓

★②受験新報4年分~最新号(網羅型問題集)→19回

※主に、中島連載部分を読むべし。

また、最新号から、ロースクール亀に収録されている問題の部分まで遡ってやるとよい。

 

新司法試験を意識した本格的な長文の事例問題(主に、最近の地裁判例を下敷きにしている)を素材に、「充実した」解説を施し、かつ、問題数が約50問以上あるため、「網羅性」も抜群の問題集。

 何がいいかって、まず、扱っている事例のチョイスが素晴らしい。
 最近の地裁判例は、従前の判例を前提に、その射程が問われるものであることが多いため、司法試験でよく問われる問題意識に自ずから触れることが出来る点で、GOOD。 
 今年の本試験に出た、最寄りの場所に連行する途中での差押えが、逮捕の現場での差押えといえるか、という論点も、実は、しっかりと扱っています。
 この問題集をやっておけば、司法試験委員が、「未知の問題」として解いてほしい問題も、「既知の問題」にすることができる、いわば、チート的問題集なのである。
 また、解説の中で、明確に、①規範、②「具体的」あてはめ、の部分を書き分けているため、読みやすいし、しつこく解説してくれているので、大変理解しやすい。
 もっとも、解説の中には、ベースとなる問題集の解説部分を読めば足りる部分も結構あるので、その点については、記憶の定着がしやすくなるように、逐一ベースとなる問題集の解説部分を確認する、という作業をしよう。
 また、この連載の8割は、中島先生が書いているのですが、ちょこちょこ亀井先生の連載が出てきます。

亀井先生の部分も、例えば、GPSの強制処分性の問題なんかは、非常に使えるのですが、難しすぎてわけわからない、あるいは、細かすぎる論点つまり、出題可能性が低いと思われる論点を扱っていることが多いため、あまり、深入りしない方がよい。

中島先生が書いたものの方が、断トツで使えるため、中島先生のをメインに解きましょう。

                  
        ↓以下は、順不同です。


※①+①´→②を何度もやれば、司法試験に十二分に対応できるため、③以下のフローは、原則として、やらなくても大丈夫だと思います。

ただし、例外として、旧司の過去問を解いたことがない人は、④の補強法則に関する論点と、共同被告人の証人適格に関する論点を解説した部分を読んで欲しいです。出題可能性が高いのに、他の問題種では、あまり扱っていないからです。

★③捜査法演習(刑訴マイスター専用) 主に接見、逮捕、捜索の部分を10回

これでもかっ!!という程に捜査の分野を、「具体的に」解説している。
これをやりとげた暁には、刑訴マイスターを名乗っていいと思うぐらい、内容が濃い問題集。これをやりきると事案を粉々に分析できるようになるので、司法試験合格を超えて、刑訴マイスターになりたい人は、是非、挑戦して欲しいです。
 もっとも、この本は、事案に関係しない一般論の部分も多く掲載されているため、普通に読んでいたのでは、到底読み終わらない。

そこで、論文の流儀のところで述べた、「③→②→③メソッド」を駆使して読んでいただけると、一つ平均して30分ぐらいで読み終えることができるようになると思います。

④事例演習刑訴 法学教室(酒巻先生や大澤先生らが解説している本)
 補強法則、共同被告人の証人適格等、①旧司の問題には出ているのに、②旧司の過去問以外の本で解説していない部分を重点的に解きました。
 解説はわかりやすく、仮に古江刑訴が出ていなかったら、メインの本にしていたと思いますが、今は古江先生の本があるので、上記論点以外に、読む必要はあまりないと思います。


⑤川出連載法学教室 6回

 訴因の特定に関する詳らかに出来ない特殊事情の具体的なあてはめを唯一やっている問題集。
 解説も具体的だし、最新の論点も扱っているため、すごくよい。

 ただし、やはり古江刑訴+受験新報で、すでにカバー済みの問題がほとんどであるため、やらなくても大丈夫。

※なお、刑訴に限らず、すべての科目について、法学教室の演習欄は、毎月コピーして解いておくと、重要判例解説などを一切読む必要がなくなるため、おすすめです。

⑥田口法学教室連載 6回

大変わかりやすい。しかし、事例研究刑訴+古江が出てからはもはや、不要になりました。これはロー再受験のときぐらいまでに使っていたものにすぎません。

⑦渡辺法学教室連載 5回

 これも同様。

 

⑧ロースクール亀 9回

※公判前整理手続きに関する論点を除く
 何回も取り組んだが、振りかえってみると、やらなくてもよかったといえる問題集。
出題可能性のある問題は、すべて中島連載でカバーしているし、特に解説がわかりやすいわけでもない。 

 よって、やらなくてよし。

⑨他大学の定期テスト約15問 6回
 入手可能性に乏しいだけでなく、難しすぎるものがほとんど。
やらない方がよい。


以上をやり遂げた暁には、努力に裏打ちされた実力と、偏差値が君を待っている

(´∀`*)




i_pan at 04:05│Comments(6)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ur   2013年11月15日 20:15
とても参考になりました。
有益な情報をどうもありがとうございます!

古江先生と事例研究を中心に据えていたので安心しました。引き続き、この2冊を信じていこうと思います。
亀井先生のLS演習、手を出そうか迷っていたのですが、むしろ受験新報のバックナンバーをチェックしてみることにしました。

ところで、i_panさんは過去問(新司、旧司)の位置づけはどのようになさっていましたか?
2. Posted by i_pan   2013年11月15日 21:44
urさん。
 是非、中島先生の受験新報に取り組んでみてください
 新たなステージに行けるはずです。


 ①旧司について
 問題それ自体は、1行問題だろうと、短いながらも事例問題となっているものであろうと、非常に有益です。
 例えば、旧司の過去問を解説した、ハダマ100問は、僕のバイブル的演習書として、かなり重宝しました。 
 しかし、問題はよいものの、ハダマ100問のように、信頼のできる「解説」を施した問題集が非常に少ないため、
ハダマのほか、解析民訴以外は、旧司の問題を積極的に解くことはありませんでした。
 また、旧司の問題意識を吸収しつつ、それをさらに発展させ、かつ、解説も充実している問題集は、ほかにもたくさんあるので、旧司にこだわる必要はないと思います。
    
   ※次のコメントへ続く↓

3. Posted by i_pan   2013年11月15日 21:46
②新司の過去問について
 これについては、
①出題されるだろう論点の範囲の確定、②求められる理解の程度、③未知の問題があるのか否か、あるとしたら、その対処法の習得をするためにはどうすればよいのかの検討の、3つの意義を有していると考えていました。
 この3つを行うに当たっては、ある程度繰り返して検証する必要があります
(※もっとも、覚えるという意識で取り組む必要はなく、あくまでも、上記3つの検討をするつもりで解くだけ)
 しかし、その方法として、起案をすることまでの必要はないと考え、憲法と民法を少し起案した以外は、一切紙に書くことはしませんでした。
 
4. Posted by ur   2013年11月16日 20:31
i_panさん

お返事どうもありがとうございます。
過去問の扱い(特に旧司)に悩んでいたのでとても参考になりました。

ところで、大塚先生のLS演習購入しました。早速、解き始めているのですが、予想以上に解説が実践的でわかりやすく感動しました。
最初からコレを使っていれば…、とも思いましたが、気を取り直して今からこの本で早急に基礎固めをし直します。
やはり、問題集にも当たり外れがあることを改めて痛感しました。

ご多忙中と思いますが、引き続き、他の科目の流儀についても伝授を、お願いできれば最高です。

もし、時間的に難しければ、問題集の簡単な書評だけでも大変助かります。i_panさんよりも、実体験に基づいた的確な書評ができる人はいないと思います。
5. Posted by i_pan   2013年11月17日 03:45
urさん。
 自分にあう問題集に出会えた感動は、何物にも代えがたいもの。
 それに巡り合えてとのことで、僕もうれしく思います。
 
 さて、urさんの様な受験生の方が少数ながらおられるということで、
「流儀」の記事を頑張って書いていこうと思います。
 ただ、刑事系以外の科目は、頑張りまりしたが、
 本番の手痛いミスにより、あまり良い点数を採れていません。
 そのため、あまり参考にならないと思いますので、その点は気を付けてください。
6. Posted by ロースクール生   2013年11月22日 22:38
具体的には中島連載は706号からでしょうか?

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