仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

妄想の翼

小3なのにひとりでお風呂に入るのを嫌がる四男。いつも三男と一緒に入ってるんですが、昨夜は三男は塾で帰宅は9時過ぎ。いつもなら翌日は土曜日で学校が休みなので遅く入っても問題ないんですが、この土曜日は参観日で登校しなくてはならない。早く寝ないと翌日起きてくれないしなあということで「お父さんと一緒に入る?」と尋ねたら「お父さん嫌いだから一緒に入りたくない!」と言うのです。ああ、いつも余計なちょっかいかけるからだろうなと思いつつ「一体お父さんのどこが嫌いなん?」と尋ねたら意外な答えが返ってきました。

「お父さんの頭光って眩しいから」

そこ!?そこなの!?www確かに夫の頭髪は後退が激しくておでこの面積が年々広がっておりますが…w四男よ、ハゲは遺伝するのだよ。じいちゃんもじいちゃんの弟さん達もおじさんも全員ハゲてるんだよ。そんなこと言ってるお前も将来ハゲるのは目に見えてるぞと笑いながら思ったさっこさんですこんにちは。夫にバラしたら「マ、マジックで黒く塗っとくわ!」とやけくそで言われました。いや、早く絶大な効果のある育毛剤が発明されるといいですなw

さて、今日は四男の発言同様、私からすると意外な展開を見せた記事の感想を書こうと思います。これのことなんですが。

【話題】男性の「一人暮らしは不便」という意識に異を唱えたい : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

田房永子さんの「一人暮らしは不便」という話を受けての記事なんですが…。私、正直なところ田房さんの話は面白いネタとして読んでました。いやー盛ってるにしても妄想力たくましいなと。ところがどうやらこの記事はこれをマジに受け取ってるみたいで…。

元々の発端となったマダムの会話はこれなんですが。

マダムA「うちの息子、今、京都で働いてるのよね。自分で出て行ったくせに、『一人暮らしは不便だ』って言うのよ。こないだも見に行ったけど、洗濯物がたまっちゃってた」
マダムB「家政婦雇うしかないんじゃない」
マダムA「そうなの、それも考えたんだけどね。でもそれはそれでやっぱり大変だからねえ」

Love Piece Club - 「一人暮らしは不便」 / 田房永子

紹介した記事ではこれを受けてこう書かれてます。

電車の中で、二人連れの年配女性から聞こえてきた会話に田房さんは釘づけになる。片方の女性の息子が一人暮らしを始めたらしいのだが、その息子は家事をするのが大変だから「一人暮らしは不便だ」と主張しているという。それに対してもう片方の女性は「家政婦雇うしかないんじゃない」とアドバイスする。

【話題】男性の「一人暮らしは不便」という意識に異を唱えたい : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

ふぁっ!?会話の中に「家事をするのが大変だから」なんて箇所は全くないんですが…。こ、これが行間を読むというやつ!?

もし私がこの会話を耳にしたらどう思うかといいますと。

「あー、一人暮らしだと実家にあってないものってあるものね。ハイソなお宅みたいだから当然食洗機あるだろうけど、一人暮らしじゃあ食洗機なんて準備してないだろうから一々手洗いしないといけないし。最初のうちは不便に思うかもね。洗濯物は寮生活してる次男も一週間に一度しかしないし、多分それで溜まってるんだろうな。その程度のことで家政婦とか過保護な親だなあ…。こんなこと真顔で言われたら息子さん困惑するだろうな」

大体こんな感じですね。だって本当に家事をするのが大変なら、ストレートに「家事をするのは大変」と表現すると思うんですよ。不便なんて言葉はあまり使わないかと…。

しかし記事は妄想を暴走させてこんな結論に至ります。

女は男の世話をしなきゃいけない、という幼い頃からの刷り込みから抜け出すのは、男性はもちろん、女性でも難しい。負担が大きい女性の方がおかしさに早く気付くということなのだから、できれば積極的に、「これはおかしいことなんだ」と主張していくのが望ましいと思う。 そしてこのおかしい風潮を次世代に引き継がせないことが、私たち子育て世代の使命なのではないだろうか。

【話題】男性の「一人暮らしは不便」という意識に異を唱えたい : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

ひいいい…。ちょっと待って息子さんが家政婦頼んだのならともかく、どうしてこういう結論に至るの?立派なこと言ってるとは思うけどなんか違うんじゃないのか…。ダシに使われた息子さんが可哀想…。

つか、これ結論ありきで妄想を広げまくってるような気もする。朝ドラ「花子とアン」ではヒロインのはなが「想像の翼」という言葉を頻繁に使ってますが、想像の翼じゃなくて妄想の翼だよこれ…。

そうか、私が女性の会話に割ってはいるのがあまり得意じゃないのって、こういう妄想の翼を羽ばたかせる人達の繰り広げてる妄想を読み切れないところにあるんだな…と思いました。誰か彼女達の妄想を読み切れる装置を発明してくれませんかね…いや本当に。