コスタリカが、“死のグループD”突破一番乗りを決めた。
ウルグアイを破った初戦に続いて、20日のイタリア戦でも金星を上げ2連勝をおさめ、'90年イタリア大会以来の決勝トーナメント進出を決めた。
グループDに集まった3つの優勝経験国にとって、コスタリカは通過争いから外れたアウトサイダーのはずだった。
「醜態だよ。1年前の(コンフェデレーションズ杯)日本戦のようだった。暑さのツケを払わされた」
0-1で敗れた試合の後、イタリア代表監督プランデッリは、苦々しい表情で振り返った。
イタリアに油断があったとは考えにくい。ウルグアイ相手に波乱を起こしたことで、かえってコスタリカへの警戒は強まっていた。
パスサッカーにこだわり続けたプランデッリだったが……。
4年前の代表監督就任以来、プランデッリには“スペイン流のパスワークとイタリア流の縦への速攻”というテーマで、新世代のイタリア代表を作り上げてきた自負がある。スペインの大会敗退にも「彼らはCLで疲労したツケを払っただけ」と、パスサッカーの優位性をなおも訴えた。
ただし、プランデッリは“パスをつないで勝つ”という理想にこだわる一方で、それを実現させるべき選手のチョイスと采配を誤った。
彼はコスタリカ戦の先発を組むにあたり、イングランド戦で採用した「4‐1-4-1」こそ変えなかったものの、スタメン3人を入れ替え、さらに2人のポジションを入れ替えた。
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