*

フェラーリがF1から撤退するかも

公開日: : エクスマ思考

イタリアってカッコいいよね

ワールドカップが盛り上がっていますよね。
昨日も、午前3時まで、イタリア対コスタリカを見てしまいました。
面白かった。
コスタリカが強かった。
前々回優勝のイタリアに勝った。
こういう番狂わせも、面白いですよね。

でも、イタリアの選手がみんなカッコいい。
そのままメンズファッション雑誌のモデルになれるくらいだよね。
イタリアってカッコいい国ですよね。
イタリアデザインって面白くて遊び心があるし、プロダクトもおしゃれなものが多いです。
クルマだったら、フェラーリとかね。

ボクはF1が好きです。
ずっと、フェラーリチームを応援しています。
だって、速くて、迫力があって、カッコいいから。
(自分で乗るクルマでは、フェラーリには乗りたくないけど)

2012年のクルマはよかったな <ウィキペディアより>

2012年のクルマはよかったな
<ウィキペディアより>

そのフェラーリがF1から撤退するかも。
先日、YAHOOニュースで、そういう記事が流れてきて、衝撃でした。
でも内心「それもしょうがないかな」って思った。
それほど、今シーズンのF1はよくない。

本質を忘れると衰退していく

ボクがよく言っているように【「本質」は何か?】
それを忘れたしまった感じです。

F1グランプリは、今シーズンから大きなレギュレーションの変更をしました。
ルールが変わったってことです。
大きな変更はエンジンが変わったこと。

V6ターボハイブリッドエンジン導入で騒音と環境汚染を抑える。
FIA(F1を主催している団体ね)の新しいルールはモータースポーツを環境に優しく、コストを低減する。

そんな感じ。
これが面白くない。
環境に優しいレースって、なんだ?
そんなの見たいわけじゃない。
轟音がなくなった。
音がエンジン音ではなく、モーター音みたいな感じです。
意味ないだろうって思う。
F1体験は、あの音が重要な役割を担っているんです。
それがない。

あのフェラーリも面白くないって思っているんだな。
このままだと、本気でフェラーリが撤退するかもな。
フェラーリのモンテゼーモロ会長が、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルにインタビューで言っていたんです。

「F1は機能していない」
「最近の規制はグランプリでできる体験において重要な要素であるエンジンのごう音を消し去ってしまう」
「人々は、わくわくするためにレースを見ているのだということをFIAは忘れている。効率性見ているわけじゃないだろう?」

とモンテゼーモロ会長は不満たらたら。
でも、ハゲシク同感!
最初にF1の音を体感したときの感動は、今も忘れられません。
あの音が半減してしまったら、F1の存在意味があるのって感じ。

「人々はレースを娯楽のために見ているのだ。ドライバーが燃料やタイヤをセーブするところを見たいわけじゃない。あちらこちらで行われる競り合いを見たいのだ。F1はスポーツであるのはもちろんだが、同時にショーなのだ」

とモンテゼーモロ会長は述べた。
これもハゲシク同感です!

モンテゼーモロ会長はさらに、シーズン中のエンジン開発禁止に対してかみついた。
「その上、私たちはエンジンに触れることもできない」
これも禿道(ハゲシク同感!)

もし、フェラーリがF1から撤退したら、F1の存続そのものも、危うくなる可能性がある。
だって、フェラーリは1950年第1回目から今まで参戦している唯一のチームですよ。

過去221回のグランプリ優勝、ドライバーズタイトル15回、コンストラクターズタイトル16回を獲得している名門。
F1のファンには、フェラーリが好きっていうボクみたいな人がかなり多いから。
本質を忘れてしまった。

これは、マクドナルドが世の中の風潮に合わせて、サラダをメイン商品にするようなもの。(あ、ちょっとちがうか?)
JT(日本たばこ産業)が、世間に合わせて、禁煙運動をするようなもの。(ちょっとちがうか?)

ともかく、本質を忘れてしまったってこと。
本質を忘れたら、なんでも衰退するんです。
真理は何かをつねに考えることです。

あなたの仕事や商売だって同じだってこと。
何のために仕事をしているのか?
誰のために商売しているのか?
誰のおかげで、今があるのか?

それを忘れてしまったら、世の中から必要されなくなります。

フェラーリ撤退したら、もっと面白くなくなるな・・・
「はぁ・・・」(溜息)
最近溜息をついて、やれやれ、って思うことが多いです。

でも、新しいコトを創造するように、がんばるよ。

The following two tabs change content below.
藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

関連記事

電話の枕コトバって知ってた?

「電話の枕コトバ」仕事が増えたきっかけはささいなことから

いいアイデアの出る会議、会議の名称を変えてみる おはようございます。 今日は、カメラのキタムラさ

記事を読む

水面に散る桜のはなびら

日本人の感性はハイコンテクスト

桜は散り際が美しい 桜が散り始めている東京です。 桜の時期で一番好きなのが、この散る時期。 本

記事を読む

安いから、品揃えが多いから繁盛しているわけではない
店で過ごす時間を売っている
<那覇のドンキホーテ>

「名詞の経済」から「形容詞の経済」そして現代は?

人々はモノにしあわせを感じていない ここ数年、ビジネスを取り巻く環境が大きく変わりました。 それ

記事を読む

このキャッチコピーでは反応が薄いだろうな
春の洋菓子フェアはきっと興味ないと思う

BtoBの営業は普通の営業よりカンタン

BtoB営業(法人営業)で外せないたった1つの大切な視点 誤解をおそれずに言うと、 BtoBの営

記事を読む

従業員数も売場面積も商品も変えずに売上が3億円から5億円になった

「買う理由」がわからないから、買わない ボクの長年のクライアント、北海道の鶴雅リゾートの事例です。

記事を読む

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ
  • twitter
  • facebook
  • google
  • instagram
  • pinterest
  • feedly
  • livedoor
  • rss
2012年のクルマはよかったな
<ウィキペディアより>
フェラーリがF1から撤退するかも

イタリアってカッコいいよね ワールドカップが盛り上がっていますよね。

講師陣
たくさんの人に読んでもらえるブログの記事を書く方法

 ブログで専門情報を発信し続けることは大変 長野県白馬にある「ホテル

商品を売るのはなく情報提供
安売りしなくても売れる!10のやり方 

安売りしてはいけない 安売りはしてはいけません。 厳しい価格競争に

スマホはインターネットをインフラにした
個店でもインターネット活用がしやすくなった

スマートホンの普及でインターネットが一般的になった インターネットが

こんな感じのサラダでした
イラスト描いてみました
料理の名前と盛りつけをなんとなく決めないように

店の名前だけでなく、料理の名前も価値を伝える媒体 昨日の、記事で店の

→もっと見る

PAGE TOP ↑