本気で日本代表を応援していた多くの方々にとっては、正直もう何とも言葉がない状態だと思います。「これでも勝てなかったのか…」と、ただただ残念。
元気なのは、こんな試合でも渋谷でハイタッチして騒ぎたいだけの人と日本憎しの国に連なる人たち、あとは日本を disってメシを食ってる、日本を disすることでネタになって美味しい人々だけでしょう。あ、意外と多いかもしれません。声の大きな人たちばかりですし :-)
テレビとネットでしかサッカーを見ないサカヲタな人たちも「日本はW杯出場国で最も弱いことが明らかに!」とかあたりに反応して便乗煽りしたり、一見データー分析っぽく煽ってアクセス数伸ばして、今日はご飯が美味しくいただけているようです。
こちとら凹むよりやるせなさが過ぎて、昼から自宅作業のつもりが、思わず気がついたら、神戸の端にある須磨浦公園の山の上まで逃避してしまいました。下界よりちょい高いだけでしたが、風が涼しくて非常に気持ち良かったです :-D

ま、そういうこともあって、今日のことは明朝には記憶から消去されている可能性もありますので、NHK が実施した 8K スーパーハイビジョン・パブリックビューイングの感想、そして初めて 8K スーパーハイビジョンを見てみた感想を少し記しておきたいと思います。
元気なのは、こんな試合でも渋谷でハイタッチして騒ぎたいだけの人と日本憎しの国に連なる人たち、あとは日本を disってメシを食ってる、日本を disすることでネタになって美味しい人々だけでしょう。あ、意外と多いかもしれません。声の大きな人たちばかりですし :-)
テレビとネットでしかサッカーを見ないサカヲタな人たちも「日本はW杯出場国で最も弱いことが明らかに!」とかあたりに反応して便乗煽りしたり、一見データー分析っぽく煽ってアクセス数伸ばして、今日はご飯が美味しくいただけているようです。
こちとら凹むよりやるせなさが過ぎて、昼から自宅作業のつもりが、思わず気がついたら、神戸の端にある須磨浦公園の山の上まで逃避してしまいました。下界よりちょい高いだけでしたが、風が涼しくて非常に気持ち良かったです :-D
ま、そういうこともあって、今日のことは明朝には記憶から消去されている可能性もありますので、NHK が実施した 8K スーパーハイビジョン・パブリックビューイングの感想、そして初めて 8K スーパーハイビジョンを見てみた感想を少し記しておきたいと思います。
現行の地上デジタル放送、Blu-ray を始めとする「現世代」のテレビは通称「ハイビジョン」と呼ばれ、解像度は、横1920×縦1080ドット(または1440×1080ドット)となっています(厳密な定義は少々異なるが大まかに)。ドット(ピクセル)というのは画像の粒一つの単位です。
そして昨今テレビ売り場でキーワードになっているのが「4K」と呼ばれるモノがありますが、これは縦横の解像度が現行ハイビジョンの倍、3840×2160ドットになっています。
この「4K」が昨年から量販店で売られるようになり、最近になって一部放送で 4K 対応放送もなされるようになってきました。まだまだ広い普及は遠いというか、普及するのか?3D テレビみたいにならない?という状況です。
世界的に見ても、これからようやく徐々に 4K というところですが、「4K なんか繋ぎの技術、本命は 8K なんだよ!」と一人息巻いているのが NHK(と、それに乗せられた日本政府)。
現行ハイビジョン(2K)の縦横解像度が倍になったのが 4K だったように、4K の倍が 8K。縦横の解像度が 7680×4320ドット。8K の解像度は、カメラで言うところの 3,300万画素。
■ 8Kスーパーハイビジョン|NHK
デジタル一眼レフの中でも解像度番長の D800/D800E に匹敵する解像度のまま(静止画ではなく)動画というのが、この 8K スーパーハイビジョン。現状はかなり NHK 孤高の存在的な状況ですが、日本政府は
「2020年の東京五輪の時には 8K テレビをコンシューマー相手に販売して、8K スーパーハイビジョンで東京五輪を放送するぞ!」
というのが目標のようです。
まあ、そのあたりをアピールするために今回行われたのが、この 8K スーパーハイビジョンでのパブリックビューイング・イベント。
■ イベント詳細・申込(「2014 FIFA ワールドカップ ブラジル」 8Kスーパーハイビジョンパブリックビューイング) | イベント・インフォメーション | NHK(日本放送協会)
現在 NHK が所有する(決して多くない)8K 対応の放送機材を全部ブラジルへ持ち込み、撮影/収録して(ハイビジョンの 16倍の情報量なのに)ブラジルからリアルタイムで飛ばしてきてパブリックビューイング会場で放映する、ということをやったわけです。
有無を言わせず集金する NHK 税がこんな風に使われているのかと思うと複雑な思いをする人は少なからずいると思いますし、私も決して前向きな印象ばかりではありませんが、とりあえず抽選に当たりましたので、NHK ご自慢の 8K スーパーハイビジョンを見てきました。

(シアター内は撮影禁止だったので、場内の雰囲気は撮影できず)
ま、当たり前のことですが、メチャクチャ綺麗です。ギリシャ戦放送前に椎名林檎のW杯放送テーマ曲の PV が流れている時点で、その綺麗さは実感できました。
今回の NHK 8K スーパーハイビジョンパブリックビューイング大阪会場では 350インチの巨大プロジェクターに映し出されていたのですが、
がありました。テレビ映像を巨大スクリーンへ投影するとどうしても拡大されて甘い感じがありますが、全くそれがない。
“引き”の画面でも細かいところがよく解像されているのが判るのですが、アップになるとその精細感はちょっと凄いな、と思います。髪の毛や靴の素材感なんてのは、巨大スクリーンに映し出しているとは思えないリアリティさ。
あまり期待も何もしてない私でも、ほほぉ〜と思ってしまうくらいで、まぁなんというか、8K スーパーハイビジョンでウッチーがアップになると、オッサンのおいらでも惚れてしまいそうです X-)

ただ、はっきり言ってしまうと
という印象も持ったのも事実。はっきり言えば、自宅のテレビで 8K なんて、こだわりの AV マニア以外要らないのでは?と思いましたね。
4K ですら一定以上の大画面テレビ向きと言われているのに、8K と言われても…って感じ。確かに巨大スクリーンで見る限りは必要だと思いますし、70〜80インチ以上のブルジョアなテレビならともかく、40インチ前後の庶民テレビに 8K 入れても、どこまで差を感じるか。
もっといえば、そういった庶民テレビを買う層(私含む)にとって、8K にお金を出す、高付加価値・高価格なモノを買う動機ができるかといえば、今日見る限りは否という感じですね……
また、音響も 8K スーパーハイビジョンでは 5.1ch ドルビーサラウンドが子供に見える 22.2チャンネル音声。もう何が何だか。開催前でも臨場感をお楽しみ下さい!と言い、たしかに迫力はありました。物凄いクリアですし(そのあたりは設備の良さもある)。
ただ、試合中の音響はバランスとかを色々駆使していたようですが、後述するように今回のパブリックビューイングではちょっと微妙だったかなぁ、という印象でした。
いずれにしても、
なのも率直な印象。
先端技術開発というのは大事なことですので、NHK税を使って 8K 開発なんてしやがって!とまでは思いませんが、政府が積極的に推進していくとしても正直1ユーザーとしては
「凄いけど、割とどうでも良い」
という感じですね。そう言うと、身も蓋もありませんが :-)

(肩を落として帰る PV 帰りの人々…orz)
さて、8K スーパーハイビジョンについては以上ですが、今回のパブリックビューイング全般について率直な印象を以下に。
こんな感じでしたかねぇ。
見やすさは断然本日の NHK 8K スーパーハイビジョン PV でしたが、個人的には映像は多少見づらくてもスタジアムで大勢の人と喜怒哀楽をともに盛り上がりながら過ごせる方が楽しかったです。やっぱり、フットボールはスタジアムで見ないとね。
NHK 8K スーパーハイビジョン PV は NHK の世間アピール的イベントですから、パブリックビューイングとしては多くを求めてはいけないのかもしれません。特に悪かった、ダメだったというわけではありませんが、これが有料 PV だったら評価は辛かったと思います。
ちなみに、今日のギリシャ戦の NHK 8K スーパーハイビジョン PV 大阪会場の抽選競争率は 13倍だったそうです。日曜日のコートジボワール戦は 50倍を超えてたらしいですが、それでもラッキーでした。
色々と書きましたが、抽選を引き当ててくれた NHK にはとりあえず感謝です。まあ、ワールドカップ放送も含め、NHK税から少しは元を取った程度な気もしますが……
そして昨今テレビ売り場でキーワードになっているのが「4K」と呼ばれるモノがありますが、これは縦横の解像度が現行ハイビジョンの倍、3840×2160ドットになっています。
この「4K」が昨年から量販店で売られるようになり、最近になって一部放送で 4K 対応放送もなされるようになってきました。まだまだ広い普及は遠いというか、普及するのか?3D テレビみたいにならない?という状況です。
世界的に見ても、これからようやく徐々に 4K というところですが、「4K なんか繋ぎの技術、本命は 8K なんだよ!」と一人息巻いているのが NHK(と、それに乗せられた日本政府)。
現行ハイビジョン(2K)の縦横解像度が倍になったのが 4K だったように、4K の倍が 8K。縦横の解像度が 7680×4320ドット。8K の解像度は、カメラで言うところの 3,300万画素。
■ 8Kスーパーハイビジョン|NHK
デジタル一眼レフの中でも解像度番長の D800/D800E に匹敵する解像度のまま(静止画ではなく)動画というのが、この 8K スーパーハイビジョン。現状はかなり NHK 孤高の存在的な状況ですが、日本政府は
「2020年の東京五輪の時には 8K テレビをコンシューマー相手に販売して、8K スーパーハイビジョンで東京五輪を放送するぞ!」
というのが目標のようです。
まあ、そのあたりをアピールするために今回行われたのが、この 8K スーパーハイビジョンでのパブリックビューイング・イベント。
■ イベント詳細・申込(「2014 FIFA ワールドカップ ブラジル」 8Kスーパーハイビジョンパブリックビューイング) | イベント・インフォメーション | NHK(日本放送協会)
現在 NHK が所有する(決して多くない)8K 対応の放送機材を全部ブラジルへ持ち込み、撮影/収録して(ハイビジョンの 16倍の情報量なのに)ブラジルからリアルタイムで飛ばしてきてパブリックビューイング会場で放映する、ということをやったわけです。
有無を言わせず集金する NHK 税がこんな風に使われているのかと思うと複雑な思いをする人は少なからずいると思いますし、私も決して前向きな印象ばかりではありませんが、とりあえず抽選に当たりましたので、NHK ご自慢の 8K スーパーハイビジョンを見てきました。
(シアター内は撮影禁止だったので、場内の雰囲気は撮影できず)
ま、当たり前のことですが、メチャクチャ綺麗です。ギリシャ戦放送前に椎名林檎のW杯放送テーマ曲の PV が流れている時点で、その綺麗さは実感できました。
今回の NHK 8K スーパーハイビジョンパブリックビューイング大阪会場では 350インチの巨大プロジェクターに映し出されていたのですが、
350インチのスクリーンでも全く拡大された感、甘い感じがなく
巨大スクリーンでも自宅のハイビジョンテレビ同等以上の精細感
巨大スクリーンでも自宅のハイビジョンテレビ同等以上の精細感
がありました。テレビ映像を巨大スクリーンへ投影するとどうしても拡大されて甘い感じがありますが、全くそれがない。
“引き”の画面でも細かいところがよく解像されているのが判るのですが、アップになるとその精細感はちょっと凄いな、と思います。髪の毛や靴の素材感なんてのは、巨大スクリーンに映し出しているとは思えないリアリティさ。
あまり期待も何もしてない私でも、ほほぉ〜と思ってしまうくらいで、まぁなんというか、8K スーパーハイビジョンでウッチーがアップになると、オッサンのおいらでも惚れてしまいそうです X-)
ただ、はっきり言ってしまうと
巨大スクリーンで見るなら 8K は欲しいと思えるけど、自宅のテレビで要るかなぁ?
という印象も持ったのも事実。はっきり言えば、自宅のテレビで 8K なんて、こだわりの AV マニア以外要らないのでは?と思いましたね。
4K ですら一定以上の大画面テレビ向きと言われているのに、8K と言われても…って感じ。確かに巨大スクリーンで見る限りは必要だと思いますし、70〜80インチ以上のブルジョアなテレビならともかく、40インチ前後の庶民テレビに 8K 入れても、どこまで差を感じるか。
もっといえば、そういった庶民テレビを買う層(私含む)にとって、8K にお金を出す、高付加価値・高価格なモノを買う動機ができるかといえば、今日見る限りは否という感じですね……
また、音響も 8K スーパーハイビジョンでは 5.1ch ドルビーサラウンドが子供に見える 22.2チャンネル音声。もう何が何だか。開催前でも臨場感をお楽しみ下さい!と言い、たしかに迫力はありました。物凄いクリアですし(そのあたりは設備の良さもある)。
ただ、試合中の音響はバランスとかを色々駆使していたようですが、後述するように今回のパブリックビューイングではちょっと微妙だったかなぁ、という印象でした。
いずれにしても、
350インチ巨大スクリーンゆえ、8K スーパーハイビジョンの凄さは実感できるが
果たしてウサギ小屋のウチのテレビに必要かというと微妙
果たしてウサギ小屋のウチのテレビに必要かというと微妙
なのも率直な印象。
先端技術開発というのは大事なことですので、NHK税を使って 8K 開発なんてしやがって!とまでは思いませんが、政府が積極的に推進していくとしても正直1ユーザーとしては
「凄いけど、割とどうでも良い」
という感じですね。そう言うと、身も蓋もありませんが :-)
(肩を落として帰る PV 帰りの人々…orz)
さて、8K スーパーハイビジョンについては以上ですが、今回のパブリックビューイング全般について率直な印象を以下に。
- 会場のナレッジシアターは「シアター」と呼ばれるように、座席列が階段状に後方が高くなっていくセッティングが基本なのに今回の PV ではフラット配置になっていたので、前の人の頭が画面下部にかぶるので、手前タッチライン際は見づらかった。
(この点は納得いかず) - はっきり言って、公式放送と比べるとカメラワークもスイッチングも下手だし、空気が読めてないスイッチングが多発していた。
(テレビ観戦としての見やすさは通常放送よりかなり落ちる状況だった) - 8K という高精細放送のせいか、カメラのピントの甘さがちょくちょく感じるシーンがあった。
- 8K スーパーハイビジョンの 22.2ch 音声による臨場感を感じてもらうために実況中継の音声はなし、というのは良いけれど、時々会場に来た NHK アナウンサーによる交代やイエローカードの説明があったが、ぶっちゃけあれは臨場感、没頭感を削ぐので要らなかったと思う
- 現地にいるような臨場感をお楽しみ下さい、というわりには、現地で拾った音声を頻繁にバランス変えて出してくるので、音については迫力はあるものの自然さとか臨場感というよりは少々違和感あり。
(盛り上げようと日本ゴール裏のコール、スタジアムのブーイングを急に大きくしたり、下げてみたり、色々やっていたが、ああいう人為的操作が加われば加わるほど臨場感は下がる。選手の声はさほどでもないのに、超指向性マイクで拾ってるでだろうボールの蹴る音だけが妙に強調されていたりとかは正直好きになれない) - 正直なところ、映画館で見る感覚になるし、色々と制約もあるので、PV としては若干盛り上がりに欠ける
こんな感じでしたかねぇ。
見やすさは断然本日の NHK 8K スーパーハイビジョン PV でしたが、個人的には映像は多少見づらくてもスタジアムで大勢の人と喜怒哀楽をともに盛り上がりながら過ごせる方が楽しかったです。やっぱり、フットボールはスタジアムで見ないとね。
NHK 8K スーパーハイビジョン PV は NHK の世間アピール的イベントですから、パブリックビューイングとしては多くを求めてはいけないのかもしれません。特に悪かった、ダメだったというわけではありませんが、これが有料 PV だったら評価は辛かったと思います。
ちなみに、今日のギリシャ戦の NHK 8K スーパーハイビジョン PV 大阪会場の抽選競争率は 13倍だったそうです。日曜日のコートジボワール戦は 50倍を超えてたらしいですが、それでもラッキーでした。
色々と書きましたが、抽選を引き当ててくれた NHK にはとりあえず感謝です。まあ、ワールドカップ放送も含め、NHK税から少しは元を取った程度な気もしますが……
須磨の山側からの写真は淡路もくっきり、こちらmで気持ちいいです。