トップページ社会ニュース一覧鳥取城跡 球面状の珍しい石垣 一部破損
ニュース詳細

鳥取城跡 球面状の珍しい石垣 一部破損
6月20日 22時21分

国内では、鳥取市の鳥取城跡にしかないとされる球面状の珍しい石垣が一部、壊れているのが見つかり、市の教育委員会は今月17日に石垣に登っている複数の若者が目撃されていることから、このときに壊された可能性があるとみています。

石垣の一部が壊れているのが見つかったのは、国の史跡に指定されている鳥取城跡にある「天球丸巻石垣」です。
鳥取市教育委員会によりますと、19日、周囲を巡回していた市の職員が球面状になっているこの石垣のうち、上の部分の長さ1メートル20センチ、幅30センチの範囲にわたって、石が抜き取られて、近くの地面に落ちているのを見つけました。
近くにある石の水路でも壊された部分が見つかり、修復には合わせて20万円から30万円ほどかかるということです。
現場では今月17日、数人の若者が立ち入り禁止の石垣に登ったり、石を落としたりしているのを、複数の県の職員が目撃していて、市の教育委員会はこのときの若者たちが壊した可能性があるとみています。
江戸時代後期に造られたとみられている球面状のこの石垣は国内では鳥取城跡にしかないとされ、鳥取市が3年前に復元していました。鳥取市教育委員会の佐々木孝文課長補佐は、「同じような被害が起きないよう再発防止に取り組んでいきたい」と話していました。

[関連ニュース]
k10015389881000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ